なぜ愛媛?移住までのステップと現実とのギャップについて
愛媛を選んだ理由
地方移住しようと検討し始めた我が家。
夫の新規就農の夢を叶えることが最初のきっかけだったので、場所選びも、何を育てたいか?というところから出発しました。
夫はもともと農業の研究をしていて、『果樹をやりたい』というのは決まっていました。中でも、りんご・ぶどうが第一希望でした。しかし、
りんご→寒いところは勘弁(私)
ぶどう→初心者には難しい?
ということで、第三の候補に挙がってきたのは、みかん。みかんは農業の中でも安定しているという話を聞いたのですが、奇しくも、私の祖父母が愛媛の出身だったため、この時点で愛媛県への移住が濃厚になってきました。
つまり愛媛に決めた理由は、以下です。
今思えば、他の市町村の移住支援の比較検討を全くしていません!
我ながら実に安直な夫婦です。しかし、直感重視な我が家、そこからはトントン拍子でした。
後から知りましたが、結構「えいやッ!」と移住先を決めている移住者は多いです。大きな決断にはそのくらい「あんまり考えないこと」が重要なのかもしれません。
移住までの1年間の流れ
①6月、オンライン移住相談会に参加。
県や市のスタッフ、農協のスタッフに話を聞いてもらい、実際に現地に来てみてはどうかと提案を受けました。
②8月、移住ツアーに参加。
2023年夏、交通費・宿泊費を市が支援してくれる1泊2日の『移住ツアー』に家族で参加。子供たちの反応も上々。
③11月、農業体験に参加。
その秋、主人のみ現地の農業体験(みかんの収穫)に参加。上の子が小学校に上がるタイミングであることから、12月に、2024年春の移住を決心。
④1月、家探しへ。
1月末、主人のみ宿探しに現地へ。
⑤3月末、引っ越し。
振り返ると、なんというスピード移住でしょうか。
移住ツアーとのギャップはあったか
実際に移住して、半年が経ちました。
主人の仕事のことはさておき、田舎暮らし自体は想像以上に良いものです。
移住ツアーで得た「のんびり暮らせそう」な印象はそのままで、想定内のイヤなこと(家にムカデが出るとか)や、ビックリするような伝統文化(中学校の女子の制服がまだスカート一択とか)はあっても、新規就農の話以外では、「話が違うじゃん!」と憤ったり不安になるようなところもありません。
▼主人の仕事、新規就農の苦労話はこちら
* 「農家になりたい」が称賛されつつも、うまく就農できなかった原因〜新規就農の最低条件〜|りゃんず@愛媛へ移住した一家 (note.com)
* 新規就農は月収15万円から?実際の毎月の収支を公開。|りゃんず@愛媛へ移住した一家 (note.com)
いろんなてんやわんやがあっても、凪いだ海が視界いっぱいに入ってくると、良い意味で全部どうでも良くなるのです。そして、「死ぬときに後悔しないためにここに来たんだ」ということを思い出させてくれます。
新規就農が現地の自治体や農家に歓迎されない場所を選んでしまったことに後悔はあります。ですが、後悔が後悔のままにならないように、次の選択をしていきたいと思っています。
いただいたサポートは、新規就農にかかる事業費と、田舎での暮らしや子育てを充実させるための地域貢献活動に使わせていただきます!