新規就農は月収15万円から?実際の毎月の収支を公開。
夫の新規就農にあたって、気になるのは最初の数年間の収入でした。
独立して自分の土地で収穫・販売し始めれば、事業としてある程度の収入が見込めます。また、果物の場合、すでに木のある土地を引き継ぐことができれば、『苗から実がなるまでの期間は収入ゼロ』ということもありません。
問題は、それまでの『研修期間』です。(研修を受けなければ、良い土地がもらえません…。)
移住前に聞かされていたのは、
新規就農のための研修は月収15万~(週休1日の時給制)
でした。
移住前、我が家の月々の支出は約36万円。
夫は月収40万円、私は月収7万円ほどで扶養内の勤務でした。
そこで立てた目標は、こうです。
独立までは貯金の切り崩しは必須と考えていたので、月々5万円のマイナスは夫婦で話し合い、納得しました。
そして、移住後。
生活費を見直し、月々の支出はだいたい30万で抑えることができています(ただし、税金・保険料を除きます)。妻である私は在宅ワークを増やし、月収12万円に達しました。
ここまでは目標通りです。
ところが、夫の月収が予定通りにいきませんでした。
夫の研修はミカン農家になる研修だったのですが、週休1日といえど、実際には休みになる日が多かったのです。
屋外の作業なので、雨天の場合は仕事が休みになる。
慣れない体力労働。怪我や熱中症で仕事を休まざるを得ないことがある。
特に梅雨時期はゴールデンウイーク並みの連休でした。しかし、時給制なので、その分、収入は減っていきます。
結果、リアルな話、この半年、月収は15万円に届いたことがありません。つまり、我が家の場合、実際のところは、新規就農者の月収は11~14万円でした。
その分、家事(買い物と晩御飯)は夫担当になってもらったり、子供の勉強を見てもらったりしました。
しかし、思ったより時間ができるので、今思えば、移住前に何かしら副業を始めてもらえば良かったと思います。
移住補助金の支給も半年~1年後なので、初年度は経済的に大変だという覚悟はしていましたが、想像以上に貯金が切り崩されています…!
今は私が保育時間内(9時~14時)までの主に在宅勤務なので、いざとなればフルで働こうと思っていますが、子供との時間を大切にしたいと思って決断した移住でもあります。その軸はぶらさずに、夫婦で生活の仕方を模索していきたいと思います。
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