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就農のスタートラインに立つまでの長ーーい道のり。

柑橘農家を目指して、4月に家族で移住した我が家。自治体の研修が、受け入れ農家の都合(今年の収量が少ないため給料が出せなくなった等の理由)で頓挫しました。その後の自治体からのサポートがなく宙ぶらりんになったため、近隣市町村での就農を視野に入れて動いています。

ここまでの経緯はこちらの記事に書き綴りました。
うまく就農できなかった原因は土地と支援制度〜新規就農の最低条件〜|りゃんず@愛媛へ移住した一家

解雇が言い渡されたのが9月末。一時は呆然と立ち尽くした状態からなんとか立ち直り、10月上旬には、隣町の市役所を訪れ、就農支援についての話を聞きました。職員さんは親身に話を聞いてくれ、就農研修を受けるための面接をする運びになりました。

しかしその後、就農面接の日程の連絡が来ず

何度か確認すると、「地域のお祭りの準備で忙しいので、それが終わってからになります」とのこと。

年に一度の大きなお祭り。たしかに、市役所総出も仕方ない。

と、お祭りが終わるまで待って、そのお祭りが終わり、2週間……

音沙汰なし。

再度、こちらから連絡を取ると、「調整中です。11月中には面接ができるようにします」とのこと。結果、11月下旬になりました。(「お待たせして申し訳ありません」の一言もないのも、いかがなものかと思いますが、そこは目をつむりましょう……)

就農のための面接まででも、申し込みから1か月半かかるなんて!そのあとの面接がどう転ぶかも分からず、不安だらけです。

昨年の12月に移住を決めて、もうすぐ1年が経とうとしています。

「就農したい」という気持ちがあっても、研修で農作業を学ぶスタートラインに立つことさえ、こんなにも難しいとは思いもしませんでした。

今、妻の立場から見て、実家の農家を継ぐならまだしも、新規就農は全くお勧めしません。そのうえ子供がいたら、学校などの都合で簡単に引っ越しができるわけではないので、リスクが高すぎる。

どうにかならない訳ではありません。失業給付もどうにかしたら受けられるし、タイミーやメルカリハロで短期のバイトもできます。1日単位でスケジュール調整して、何もない日も楽しめる人は大丈夫。

でも、こんなことのために貯金を削られるのは本望ではありません。就農のためのハウス整備や機械の購入、収穫ができるまでの生活費に充てるために準備した貯金なのです。

私は在宅ワークを担っているので、子供が習い事をしている待ち間や、子供を寝かしつけた後など、すきま時間に少しでも仕事を増やしています。(ちなみに在宅ワークだと市内での雇用ではないので移住支援金は受けられません。とほほ……)

とにかく主人の就農希望が叶いますように。どうにか事態が好転しますようにと願うばかりです。

いただいたサポートは、新規就農にかかる事業費と、田舎での暮らしや子育てを充実させるための地域貢献活動に使わせていただきます!