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ザ・ホエール 「本の中身はカバーで判断してはならない by ダーレン監督」
すべてのケースに当てはまることではないが、過食嘔吐は自身のあらゆるコントロールを喪失してしまった状態の人々が、かろうじて制御を実感できる瞬間でもあるそうだ。必要以上に食べ自らを危機的状況に追い込んだ後、嘔吐する。かいつまんで言えば自らの制御下において危機的状況を発現し、自らの決断で回避を試みる。
つまりそれは普通に生きていくにはあまりに辛い不可抗力的な喪失の体験(トラウマ的体験)の再現でもあり、
ハダシ監督激賞!東映時代劇の傑作「十三人の刺客」を見た。
東映時代劇は自分にとって子供の頃から無意識に刷り込まれた、いわゆる「時代劇」の原型でもあり、それだけにいざ東映時代劇を見るとなると時代劇独特の「お約束」を寛容に受け入れる体制を作ってから臨まざるを得ない。
そんな私が「斜に構えてしまう」のを覚悟の上、東映時代劇の傑作の誉れ高い本作を見ようと思った理由は単純で「サマーフィルムにのって」に大感激したからに他ならない。(劇中、ハダシ達が集う秘密基地に十
「デリバリーお姉さんNEO」過去も後悔も今の自分に寄り添ってるんだ。
聞いてくれる人はいないけど「今年を象徴する単語はなに?」と聞かれたら僕は瞬間に「伊藤万理華」と答える。そしてその次に「松本壮史」「三浦直之」と続く。
1年遅れの「サマーフィルムにのって」との出会いがどうやら僕の人生を変え始めている。ここまで来たらとことん松本壮史と三浦直之に付き合ってやろうではないか!
と妙な上から目線で見始めた「デリバリーお姉さんNEO」だが共同脚本がお耳に〜にも参加されている
マイネーミズ、佐々木
大した理由もなく昨夜アカウント名を本名にした。佐々木卓宏。今後ともみなさんよろしくお願いしますね。
佐々木、イン、マイマイン
人生で最も苗字の連呼を聞いた時間だった。(2番目は「お耳に合いましたら。」)アカウントを本名にした次の日に見たのがこの映画ってちょっと出来すぎてる。
佐々木って発音しづらいんですよ。
滑舌が悪いと「鈴木」になったり「都築」になったり。
好きでこの苗字に生まれたわけでもな
コメディエンヌ伊藤万理華の真骨頂、隠れた名作「私たちも伊藤万理華ですが。」
LINE上での鑑賞という大前提を理解しつつ、率直に言えばスタンダードな横長画面で見たかった。さらに企画意図に敬意を払いつつも全4話(それぞれの世界線の伊藤万理華主演)のオムニバスドラマとしてまとまったものが見たい。
縦長画面、LINEによる1話4分×12話の構成が良くないということでは全くなく、とても良かったからだ。
公開が2020年の秋なので撮影時期はおそらく伊藤万理華さんの初主演映画「サマ
「もっと超越した所へ。」恋の無間輪廻からの解脱。
公開前の宣伝文句にも使われていた「クズ男」たちに翻弄される4人の女性の物語ですが、男連中はクズというより「男社会の落伍者」なのではないだろうか?と思った。男は集団の中で必ずしも成熟しない生き物だが、集団の中にいれば何だかんだ言っても忙しく働くものだし、貫禄なんかも出て来る。で、それを成熟だなどと勘違いできる能天気な生き物でもあると思う。
それに対して、劇中に登場する男4人は友達もいなさそうだし、
「サマーフィルムにのって」そしてハダシは「映画」になった
「サマーフィルムにのって」 この作品を観て、ハダシ役の伊藤万理華の目が眩むような輝きを放つ存在感に衝撃を受けてからかれこれ2か月以上経つが、未だに高揚した感情が私の中で渦巻いている。
ブルーレイディスクも購入し万全の体制で繰り返し作品を視聴。視聴する時間が無い時は彼女の他の出演作品「お耳に合いましたら」や舞台配信 「もっとも大いなる愛へ」乃木坂46時代の個人PV作品(「はじまりか、」は 驚異的
「サマーフィルムにのって」の絶望と光
「この作品は永遠に会うことが出来ないかもしれない最愛の存在へのはなむけを映像化した作品なのだ。」
そう考えるとこの作品がもつあまりの切なさも説明がつく。なにしろハダシは黒澤にとっての三船に匹敵する最高の主演俳優であると同時に、最愛の人でもある凛太郎、そして「自身の初監督作品」の3つを同時に失ってしまうのだから。
なんと絶望に彩られたラストシークエンスなのだろう。ここまで過酷な設定はそうそうな