余計なことを言ってしまう心理と対策【後悔】つい言わなくていいことを言ってしまう
僕はよく職場などで余計なことを言ってしまい、後で後悔することがありました。つい言わなくていいことを言ってしまうということです。
ネットやSNSの世界ではズバズバとものを言うのが普通ですが、これをリアル社会の人間関係で同じようにやってしまうと、途端に人が離れていくのです。
僕は工夫をすることで克服することができましたが、昔の僕と同じようなタイプの方は多いのではないかと思います。
そこで、本記事では、言わなくていいことをつい言ってしまう僕が、余計なことを言わないために工夫したことをまとめました。
言わなくていいことを言ってしまう心理とは?
なぜ人は言わなくていいことを口にしてしまうのでしょうか?
まず、人が余計なことを口にしてしまう心理にはさまざまな原因が考えられますが、その一つが自己表現の欲求です。人は他者とのコミュニケーションを通じて自己をアピールしたり、対話を楽しんだりすることが好きです。そのため、ついつい言わなくてもいいことを言ってしまうことがあります。
また、過剰な気遣いや不安からくる行動も言わなくていいことを口にしてしまう原因の一つとして考えられます。他者に対して気を使いすぎたり、相手が自分をどう思っているのか不安になったりすることで、つい余計なことを口にしてしまうことがあるのです。
このような無意識の原因からくる心理を改善するためには、まず自己認識を深めることが重要です。自分がなぜ余計なことを言ってしまうのかを客観的に見つめ直し、自己理解を深めることで、言葉を選ぶ意識が高まることが期待できます。
日常的な会話ややり取りを録音して聞き返したり、周囲の人の反応を注意深く観察することで、自分がどのような言動をしているのかを理解することができます。その上で、自分の癖や傾向を把握し、「言わなくていいことを言ってしまう」という場面やパターンを特定しましょう。
さらに、自己肯定感を高めることも有効です。自分自身をよりポジティブに捉えることで、自信を持って適切な言葉を選び、言わなくていいことを言ってしまう心理を抑えることができるでしょう。
とにかく最初のうちは自己肯定感を高め、感情のコントロールを学ぶことが大切です。最初のうちは、自己認識を強く意識して口をつぐむことに努め、家に帰宅後に誰も見ていないノートやSNSに「言いたかったこと」を書いて鬱憤を晴らすのも良いでしょう。
また、他者とのコミュニケーションを大切にすることも意識する必要があります。相手の気持ちや状況を考えながら言葉を選び、相手との関係性を損なうことなく円滑なコミュニケーションを心がけることが必要です。
コミュニケーションスキルを向上させるためには、相手の状況や感情に配慮した言葉遣いや行動が重要です。相手が興味を持っているトピックや、その場の雰囲気に合った会話の展開を意識することで、無駄な言葉を省き、相手とのコミュニケーションを円滑に進めることができます。
さらに、情報や感情を適切に伝えるためには、要点を絞って表現することも大切です。冗長な説明や余計な付随情報を省くことで、相手に対して明確なメッセージを伝えることができます。
また、言葉だけでなく、非言語コミュニケーションも意識してみると効果的です。姿勢や表情、声のトーンなど、相手に適切なサインを送ることで、言葉だけでないコミュニケーションも円滑になります。 このように、自己認識とコミュニケーションスキルの両面からアプローチすることで、「言わなくていいことを言ってしまう」という癖を断つことができます。
余計なことを言ってしまって後悔したときに取るべき行動
ただし、注意をしても誰しもが、時には思わぬ言葉を口にしてしまうことがあります。その時、大切なのは冷静な自己観察と反省です。失言をいち早く認め、謝罪の言葉を伝えることが重要です。その際、自分を責め過ぎないように心掛けましょう。
次に、相手の立場に立って考えることも大切です。失言が相手を傷つけた場合、その理由や背景をよく考え、相手の気持ちを理解することが必要です。謝罪だけでなく、相手がどのように受け止めたのかを確認し、二度と同じ過ちを繰り返さないように心がけましょう。
また、失言後には自己管理を徹底することが重要です。そのためには、自分の言葉のコントロールを強化し、感情的にならずに冷静に考える習慣を身につけることが必要です。例えば、失言を防ぐためには、話す前に一呼吸おいてから考える習慣をつけると良いでしょう。
さらに、失言後の心理ケアには自己肯定感を高めることも効果的です。失言が自己否定感を生むことがあるため、自分を受け入れ、認めることが重要です。他人と自分を比べず、自分自身を大切にすることで、自己肯定感を高めることができます。 失言後の心理ケアは、自己成長の機会でもあります。失敗や過ちから学び、成長することができるのです。自分を責めずに、冷静に事実を受け止め、次に活かすための学びとして捉えることが大切です。
どうしても余計な発言を繰り返してしまう人は、最初のうちは「言葉をシンプルにする」を意識してみましょう。
重要なのは、相手の気持ちや立場を尊重することです。相手の立場を考えた上で、必要最小限の情報や意見を伝えることが大切です。 また、冗長な表現や過剰な修飾語を避けることも肝要です。シンプルで明確な表現を心がけることで、誤解や誤解を避けられるだけでなく、相手とのコミュニケーションもスムーズになります。過度な説明や余計な付加情報は、かえって不必要な誤解を生むことがあるので、要点を絞った発言を心掛けましょう。
さらに、質問を使って相手の理解度を確認することも有効です。相手の理解度を確認することで、適切な情報を伝えることができ、誤解を防ぐことができます。適切なタイミングで質問をすることで、相手が理解しやすい形でコミュニケーションができるでしょう。
また、言葉遣いにも注意を払うことが大事です。明確で丁寧な言葉遣いを心がけることで、相手に失礼や誤解を与える可能性を減らすことができます。謙虚で丁寧な態度を心掛け、相手とのコミュニケーションを円滑に行うよう心掛けましょう。
最後に、自身の感情を抑えて客観的に意見を述べることも重要です。感情的な発言や主観的な表現は、相手との誤解を生む原因となることがあります。客観的かつ冷静な視点で物事を述べることで、相手に正確な情報を伝えることができます。
【正論】口に出してはいけないとされていることは、だいたい正しい
最後に書いておきたいことは、失言をしたからと言って卑下する必要はないということです。
〇余計なことを言ってしまう
〇つい言わなくていいことを言ってしまう
と悩んで後悔しているかもしれませんが、実は口に出してはいけないとされていることは、だいたい正しいことが多いためです。
口に出してはいけないとされていることがある理由には、人間関係や社会的な意識、そして倫理的な観点からの考慮が含まれることが多いのです。
たとえば、他人を傷つける言葉や過激な発言を行うことで、深刻な人間関係の悪化や社会問題の露呈が起こり得ます。口に出した一言が、相手を深く傷つけたり、関係に亀裂を生じさせたりすることもあるため、人間関係においては言葉を選ぶことが重要であり思慮深い態度が求められるのです。
しかし、これは見方を変えれば、ただの「お気持ち」「感情論」であり現実や事実から目を逸らして本質を突いていないとも言えます。正論ではないということです。
余計なことを言ってしまう貴方は、実は感情や世の中に流されることなく本質的で論理的な考え方ができる素晴らしい人なのです。
時代は変化しており、お気持ちや感情よりも科学的で論理的な思考が重視される時代になってきています。
その証拠に、言ってはいけない事を言う有名人の発言は、炎上での非難の声と同じくらい「よく言ってくれた!」という称賛の声が集まります。
〇現代社会の考え方
■科学技術・テクノロジー
■事実・ファクト
■統計情報・データ分析
■客観的
■論理的
■法律・明文化された規範
〇古い時代遅れの考え方
■宗教・神話・人文
■哲学・美学
■感覚・直感・雰囲気
■主観的・自己中心的
■お気持ち・感情論
■村の掟・慣習・社会規範
現代社会において、論理思考は合理的な意思決定や問題解決に不可欠な能力です。理的思考を深める上で欠かせないのは、情報を客観的かつ客観的に分析し、それを論理的な根拠に基づいて判断することです。「客観的」な情報と「客観的」な視点を持つことで、主観的なバイアスを排除し、論理的思考をより鋭くすることができます。 さらに、論理的思考を深化させるには、矛盾を排除し一貫性を持たせることも重要です。矛盾のない一貫性のある主張や論理展開は、強固な論理的根拠を構築することにつながります。
しかし、純粋に論理だけで物事を判断することは、時に冷たく無機質であると感じられることもあります。感情は、私たちの人間性や個性を表現し、他者とのつながりを深めるために重要な要素です。一方で、感情に振り回されることで冷静な判断ができなくなるリスクもあります。
そこで重要なのは、論理思考と感情のバランスをうまく取ることです。論理思考を基にした判断をする際も、自分の感情や直感に耳を傾けることが欠かせません。感情が物事を客観的に見る視点を補完し、人間関係を円滑にする手助けとなります。逆に、感情的になりすぎた時には、論理思考を取り入れて客観的に状況を判断することが重要です。
論理的で科学的な思考が身についており、つい余計なことを言ってしまう貴方は、お気持ちや感情で行動してしまう集団の中で生きづらく、悩んでいることでしょう。
しかし、現代社会で正しいのは貴方の方であると自信を持つことが大切です。今はまだ社会の方が貴方の価値を理解できていないのです。そのうえで、論理を理解できない人達向けの感情的配慮を学ぶことが大切です。
安心してください。時代はもうすぐ変わります。もう少しの我慢です。