【HSP】悩みの鮮度をおとすな。
悩みには「タイムリミット」がある。
それは抜栓後、ワインが酸化し劣化するのとすこし似ている。
朝おきた直後、ある程度おぼえている夢を数分後には忘れている感覚。あれにも近い。
要するに、悩みには鮮度があるのだ。
鮮度が落ちると悩みはより濃い悩みとなり、こころにそばかすのような跡を点々と、しかし確実に残していく。
悩みの先送りのいちばん悪いところはここにあると思う。
それは「悩みAが悩みBを産む」ということだ。
はじめはシンプルだった悩みAが、時間が経てばたつほど複雑化していく。
最初はささいな体調の変化「大丈夫かな?」が、休みをともない「迷惑をかけてしまう」を呼ぶ。「迷惑をかけてしまった自分はダメだ情けない」も呼ぶ。
これの繰り返し。
そして、行き着くところまでは案外あっさりと到達してしまう。
そうならないで欲しい。
悩みの先送りはなにも産まないから、自分でタイムリミットを設けてはやく対処してほしい。
対処方法が分からないひとは、だれかに話すだけでいい。そしてそれは、なるべく早くがいい。
「考えすぎる」の行き着く先は、決まっててそれは「何も考えられなくなる」だから。
こうなると再起が遅くなる。
ぼくの身近な人には、ぼくのようになってほしくない。
今思えば、いい経験だったと感じることもある。
あるけど「何も考えられなくなる」の隣人には「死」という明確な存在がひかえていることも知っていてほしい。
アパートの隣人のように、薄い壁越しにその「死」の息遣いを感じるようになる。
そうならないで欲しい。
悩みの鮮度を落とさないように、考えがまとまってなくてもいいから人に話す。
これだけでもだいぶ違う。
騙されたとおもって、やってみて欲しい。