人生のタイムリミット
突然だが下の画像を見てほしい。
Lumitという「自分の人生のタイムリミットを可視化できるアプリ」で表示された、自分に残された時間だ。
これは平均寿命をもとに算出されているから、実際はもっと長い可能性もあるし、格段に短くなる可能性もある。
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こんなものをなんで突然上げたかというと、ファンである日食なつこのツイートで知ったからだ。
日食なつこ知らない人は、日本弾き語りシーンにおける金字塔的存在だからぜひ曲を聞いてみてくだされ。
常に新しいことにチャレンジし、高いクオリティの作品を生み出し続ける彼女が、「自分が日々ちゃんと生きているかを自覚するために、人生のタイムリミットをたまに確認する」というのだから頭が下がる。
いやいや、日食さんは死ぬほどちゃんと生きてますよ……。
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むしろタイムリミットをイタズラに貪っている自分が利用すべきものだ!
と思い立ちインストールしたこのLumit。
たまに見てみるのだが、すこーしづつではあるが確実に時間のメモリが減っていくこの感じがとてもリアルで、たしかに何もしていない自堕落な午後とかに見ると「なんかやらなきゃな……。」という気になる。
ただ厄介なのは、考え方が逃げ腰になっているときは「まだこんなに時間あるじゃん」と自分に言い訳するためのツールにもなってしまうこと。
人間なんてのはいい加減なもので、同じ情報でもその時々の気分によって解釈を変えてしまうものだし、その解釈も今の自分をかばうために捻じ曲げてしまうことが多い。
そうなってしまうのは避けたい。
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人生を大局的に見た上でタイムリミットを意識することは価値があることだと思う。
だが、自分を奮い立たせたいときは、それ以上にやはり
「明日死んでも後悔がないか。」
を意識したい。今日が人生の終端だって考えないと、本当の意味でお尻に火がつかない。
それで、今日一日を目一杯生き抜いて、
「明日もやりたいことがあるからやっぱり明日死ぬのは嫌だ。」
と思える人生が最高じゃないですか?
今の所そういう人生への道のりはまだ遠いけれど、目指す価値はあると本気で思う。