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【"まちづくり"】

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"まちづくり" に関するNote
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誰のための"まちづくり"

誰のための"まちづくり"


【誰のための"まちづくり"】

その時代々々の最先端技術を駆使して行われている"まちづくり"

現代の主流の"まちづくり"とは
デジタル技術を活用して都市のインフラや施設を最適化し、市民の生活やサービスの質を向上させる「スマートシティ」です。

「人と車の共存」   
街中にセンサーが張り巡らされ、データ収集が為される。
「人間は、テクノロジーを駆使すしたいけど、それに取り囲まれたくない。テク

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「山の稜線」を考える

「山の稜線」を考える

【"まちづくり"は住民の参加が鍵】

"ふるさと"を思う時「山の稜線」の存在は、大きい。

そこに、墓石のような高層ビルが建ち、山の稜線を遮るような事があったら・・・

景観は、そこに住む人達が作り上げるもの。 

また、そこに住む人達の共有財産だと思います。

「だから、この "まち"が好き。」とは、その地域の歴史・文化、 風土的特徴、街並みや建造物、産業、そしてそ の地で得られる独特の眺望や展

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松江の"景観"を考える

松江の"景観"を考える


【はじめに】

現在、松江市では「景観条例」見直しのためのパブリックコメントが募集されています。
応募締め切り:2025年(令和7年)1月10日(金)まで。

【松江市公式サイト】

松江城からの眺望基準の見直し案
(松江市景観計画の一部改正案)に対するパブリックコメントを募集。

現在、松江市の「景観計画」では、松江城を主要な展望地の1つに指定し、松江城天守からの眺望に関する基準として「松江城

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地方都市における公共交通を考える

地方都市における公共交通を考える


【はじめに】

地方都市では、自家用車への高い依存や公共交通の担い手不足などにより、これまでの交通体系が維持出来なくなっています。
これからの少子化・高齢化社会に向かい「地方都市における交通とは」を自分なりに考えてみました。

【地域の公共交通】

地方圏の交通手段は圧倒的に自動車です。
人口密度が小さく、自動車依存型の地域構造になっている地方圏にあって、地域公共交通は極めて採算がとりにくい状況

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地方都市の"まちづくり"を考える

地方都市の"まちづくり"を考える


はじめに

松江駅前にあった「一畑百貨店」が閉店した。
地方百貨店が閉店していった理由に、消費動向の変化に対応しきれなかった。と云う理由が上げられています。
思うに、個人が買う商品の量は知れています。
やはり、建装部門の売り上げは、大きい。 

例えば、新装のビル施工・内装什器・緞帳をはじめ、新築住宅。  
庭つき一戸建てなら、造園工事。

これらに伴う、地鎮祭・修祓式。
また、落慶法要など。

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松江の"まち"の景観

松江の"まち"の景観


はじめに

島根県松江市の殿町に建設中のタワーマンションの建設が進んでいます。
皆んなに聞くと、反対だと云う意見。
しかし、アクションを起こす人は少ない。

"まち"の景観を考える

「だから、この "まち"が好き。」とは、その地域の歴史・文化、 風土的特徴、街並みや建造物、産業、そしてそ の地で得られる独特の眺望や「展望(vista)」があるから言えると思います。

景観は、そこに住む人達が作

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都市の再生を考える

都市の再生を考える

〈第1巻〉都市とは何か都市内のダイナミズムは、経済的・社会的・文化的・政治的ダイナミクス間のバランスのとれた相互作用により維持される。都市間のダイナミズムは、ネットワーク型都市システムにより増殖する。グローバル化に呼応して、都市力アップが求められる今、わが国の都市や地域の戦力においてもそれなりに意識されている視点である。市民と協働や官民連携の導入は前者の例であり、都市や地域のブランディング、シティ

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読書百遍『都市の魅力学』

読書百遍『都市の魅力学』


【初めて読んだ日】

戦前まで日本の地方都市は輝いていた。それが衰退し東京一極集中という事態が生じたのは、シャウプ税制のせいだとの主張です。.

『ソトコト 2023 /1月号』のサステナブルブックガイドに紹介されていました。p.75

出生率の低下や過疎化が進む中、なぜそうなったか!?については言及されない。

【時代などにより論点が違う】

読んでいて面白かったのは、東京と地方との格差の問題

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『都市の魅力学』を読む

『都市の魅力学』を読む

『ソトコト 2023 /1月号』のサステナブルブックガイドに紹介されていました。p.75
出生率の低下や過疎化が進む中、なぜそうなったか!?については言及されない。
経済産業論の立場から書かれた本。

問題提起

地方が衰退した要因は、地方が「努力と工夫」を忘れ、都市の金太郎飴的な“まちづくり“を、行なってきた。

但し、これには理由があった。(本文)
これからは、東京 vs. 地方と云う図式では

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松江のタワーマンションを考える

松江のタワーマンションを考える


【はじめに】

島根県松江市の殿町に建設中のタワーマンション。
タワーマンション問題は、松江市に限らず今や全国的な問題になりました。
今年(2024)1月には、NHKスペシャル「まちづくりの未来」で放送され、その後 新書になり発刊されました。

【松江のマンション問題】

今週の(11/16•23)『週刊現代』に、松江の問題が掲載されていますpp.100〜121
【現地ルポ】
松江市 pp.11

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夢や希望のある"まち"とは?

夢や希望のある"まち"とは?


【はじめに】

その "まち" らしい「愛着」など、「何がある街なのか」ではなく「どのような街なのか」が大切だと思います。

小・中学生の描く夢と希望の"まち"

小学生が描く夢と希望の"まち"とは?
ある小学校の作文からキーワードを探してみました。
「みんなが楽しく元気になれる"まち"」
「歳を取っても安心して暮らせる"まち"」
 「おじいちゃん・おばあちゃんが優しい」
「気軽に声を掛けてくれ

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"まちづくり"の、あるべき姿とは。

"まちづくり"の、あるべき姿とは。


【はじめに】

今年(2024)1月に放送されたNHKスペシャル「まちづくりの未来」が新書になり発刊されました。
その中から、終章の特別寄稿:野澤千恵教授(明治大学)の「"まちづくり" のあるべき姿」を、じっくり読むことにする。
pp.211〜236

【特別寄稿】"まちづくり" のあるべき姿

1) 都市圏ごとに、容積率などの規制緩和による「ゴール」を設定。

2) 計画段階からの実効性のある

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【考察】良質な建築、美しい"まちづくり"を考える

【考察】良質な建築、美しい"まちづくり"を考える


【都市計画から"まちづくり"へ】

"まちづくり"について(wikipediaより)

まちづくり"とは、街の建物を発展させることですが、一般的にこの言葉が使われる場合は、既存の「まち」をより良いものに「つくり」変えていく、人々の暮らしの向上のために、持続的な活動を示すために用いられることが多いようです。

【良質な建築、美しい"まちづくり"のためには?】

良質な、美しい、といった「定性的判断

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"まちづくり"って何だろう

"まちづくり"って何だろう


【はじめに】

景観は、そこに住む人達が作り上げるもの。
当たり前だけど、自分たちの住む街の "景観づくり" ってどこでどうやって決められているのだろう?

「現代の "まち" は市民が主役と言われながら、各自にとってその実感は薄い」

しかし、先ずは 関わろうとする気持ちが大切。
たとえ すぐに大きなことに取り組めなくても。

【序章 】"まちづくり"って何だろう

都市計画からまちづくりへ

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