2023年9月の記事一覧
著…野宮真貴『赤い口紅があればいい いつでもいちばん美人に見えるテクニック』
この本のタイトルになっている「赤い口紅」が象徴するもの。
それは、「今の自分から一歩踏み出す勇気」。
使い慣れた、無難で当たり障りのない色使いから、ちょっと変えてみる勇気。
赤い口紅を引くことで、
●自信に満ち溢れている印象
●赤を使いこなせるセンス
●洗練された大人の雰囲気
を醸し出せます。
ひとことで「赤」と言っても、様々な色合いがありますよね?
たとえば、鮮
編著…ナショナルジオグラフィック『秘密の地下世界』
ミステリアスな世界観が好きな方におすすめの本。
まず、パリの地下墓所にびっしりと積み上げられた頭蓋骨、脛骨、大腿骨に圧倒されます。
ご遺体に対して「収納」という言葉を使うのは不謹慎ですが…、まさに収納と呼ぶ他ないほど沢山の遺骨が綺麗に並べられていることにびっくり。
この骨の持ち主たちは、もちろん生前は生きた人間だったわけですから、ご遺骨だって大切に扱われるべきです。
しかし、この
著…中本忠子『あんた、ご飯食うたん? 子どもの心を開く大人の向き合い方』
今でこそ、「子ども食堂」という名前は広く知られつつあります。
著者は、今から40年ほど前、保護司として活動していました。
その時お世話をしていた少年から「お腹が減っているのを忘れるためにシンナーを吸う」と言われて、自宅でご飯を振る舞いました。
それがきっかけで、お腹を空かせた子どもたちにご飯を出し続けてきたそうです。
著者がいる子ども食堂では、やって来た子どもたちに対して、「どこ
著…NHK「認知症・行方不明者1万人」取材班『認知症・行方不明者1万人の衝撃 失われた人生・家族の苦悩』
これは10年近く前に出版された本ですが、2023年現在も認知症による行方不明事件が後を絶ちません。
わたしの身近にも、ご家族による献身的な介護と介護保険サービスや訪問医療を併用しながら在宅で介護をしていたけれど、皆がほんの少し目を離した隙に親がいなくなってしまって半年以上見つからず、憔悴しきっている方たちがいます。
だから久しぶりにこの本を読み返してみました。
悲痛な内容なので、読む
文・絵…善養寺ススム 編…江戸人文研究会『絵でみる 江戸の女子図鑑 時代小説のお供に』
庶民、武家、大奥仕え、遊女まで、江戸時代の女性たちの暮らしやファッションについて可愛らしいイラスト付きで教えてくれる本。
前髪のアレンジ、髪の結い方、帯の結び方、櫛や簪の差し方ひとつひとつに、江戸時代の女性たちの年齢、職業などが表れていて、興味深いです。
今後、時代劇を観たり時代小説を読む時はそういった描写の違いにも注目したいです。
江戸中期の女性たちは願掛けのために清水の舞台から飛
TATSUMI MOOK『大好き!フレンチトースト 永久保存版 全国30店舗&料理研究家7名の美味しいとっておきレシピを公開!』
読んでいるだけで、シロップの香りが鼻をくすぐり、トーストを齧るサクッという音が耳に聞こえ、口の中いっぱいに甘さが広がるような気がして、生唾を飲み込んでしまう本です。
フレンチトーストってシンプルな料理かと思いきや、無限にレシピのバリエーションがあり、非常に奥深いんですね。
使うのは食パンなのか? バゲットなのか? その他か?
焼く時はフライパンで焼くのか? オーブンで焼くのか? 銅板
著…ヴィッキー・レーン 撮影…ティム・ホワイト 翻訳…尾原美保『ロンドンのパブねこ』
猫を飼いたいけれど様々な事情で飼えない。
でも猫と遊びたい!
出来れば、お洒落なお店で美味しいビールを飲みながら…。
そんな望みを叶えてくれるロンドンのパブと、看板ねこたちを紹介している本。
パブの雰囲気も、ねこたちも素敵。
見ているだけで、自分もロンドンのお洒落スポットに居るかのような気持ちになります。
人間も仕事をしていると活き活きするものですが、ねこたちも「わたしが
著…内田静枝『セーラー服と女学生 100年ずっと愛された、その秘密』
明治時代から現代にかけての、女学生のセーラー服姿についてまとめた本。
写真、イラストといった資料をもとに、女学生の制服が洋装へと移り変わっていった歴史を知ることが出来ます。
和装と洋装の中間にあたる、女袴をはいた、いわゆるハイカラさんスタイルにも憧れますが、セーラー服って素敵ですよね。
動きやすさと可愛らしさの両方を兼ね備えている感じで。
子どもと大人の中間にあたる少女にしか似合