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#読書日記

上間陽子/海をあげる

上間陽子/海をあげる

貧困、若年層のシングルマザー、沖縄米軍基地近隣にて起こる性犯罪、基地の返還問題を描いたノンフィクション作品だが、筆致はエッセイ風で各章のタイトルも可愛らしく、筆者自身の子供との日常生活や仕事などの日常の延長線上にある問題として淡々と書かれている。しかし、その筆致がいくら柔らかいからといって、その内容が、ずしりと重いことには変わりない。この書籍はバトンである。タイトルの「海をあげる」、この言葉を確か

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有栖川有栖/虹果て村の秘密

有栖川有栖/虹果て村の秘密

純文学以外に好きなジャンルが2つある。

1つは、"青春ミステリ(ジュブナイル・ミステリ)"
もう1つは、"百鬼夜行(日本の昔話のようで少し不思議な小説)"
だ。
特に2つめが曖昧な表現になったので、具体的に好きな作家や作品を例として挙げさせていただくと、
"青春ミステリ(ジュブナイル・ミステリ)"
恩田陸
『六番目の小夜子』
『ネバーランド』
『黄昏の百合の骨』
『麦の海に沈む果実』
辻村深月

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銀色夏生/散リユク夕ベ

銀色夏生/散リユク夕ベ

銀色夏生、私の小中学生時代のカリスマ(死語)だ。
当時はそれはもう、ぐさぐさ刺さり大好きだった。
今読み返すと青くて、当時のようにはもう感動は出来なくて、汚れっちまった悲しみに打ちひしがれたが、それでも冒頭の詩には、はっとさせられた。

一つの家庭は、一つの宇宙だと思うパートナーと長い期間二人きりで過ごすと、なんだか世界から取り残されたような気持ちになることはないだろうか。
子供が居ない夫婦
同棲

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