間（はざま）のひと 〜だからそれが、できないんだってばよ。〜
どうもどうもおこんばんは、シルキーミルキーでございます。
昨日放ちましたわたくしの問いにお応えくださいましたお優しい世界の皆さま、どうもありがとうございました。
私は今、実を申しますとギリギリのギリギリなところでこの人生の大転換期に立ち向かっておりますため、口惜しくもなかなか皆さま方のページに訪問をしてご作品を熟読させていただくということがすぐには難しく、全ての方々へのご挨拶も叶いませんこと、今はただ、申し訳ございません。
しかしながら、もしも本当に今、何らかの精神的な問題で苦しんでおられる方々がこれをご覧になることがあり、少しでもの有益な情報なり体験談なりをこちらからご提供できるようでしたなら、この場をお借りして、やはり発信に努めてみたいと心より思うものでございます。
さて。とはいえ前回の記事にて既述のとおり、私という者は兎にも角にも筆をとらば文が長くなる悪癖を持ち合わせておりますため、まずは今回は手始めに、ついさっきYouTubeにてキャッチした「あるある情報」に対します私の率直な見解およびほぼほぼ真実であると思うことの一角をさらりと提示いたしたいと存じます。（以下本稿、この声明を見事に裏切る“大作”となりましたことをここに白状。お覚悟ある方のみお進みくださいまし。）
ちなみに今回の発信者さまご本人のことは日頃よりとても尊敬しておりますし、何ら、間違ったことはおっしゃっておられないということは明確にしておきたい意向です。何とはなく認識なさっている対象の人々の中に、実はそうではない種類あるいは状態の人間が一定数存在するんだよ、苦しんでいるんだよ、ということを明らかにしたいというお話です。
できませんよ、その御業は。
とある方のYouTube内容より
【メンタルが落ち込んでいる時にすると良い対処法】
①朝に散歩をする。朝日を浴びる。
②（夜に）お風呂にしっかり入る。
③しっかり睡眠をとる。
「こうしたことができないと、いよいようつ病などの大変な状態にもなっていってしまうので、ぜひやってみてください。」
というお話でした。ありがとうございます。
まあ、ね、 そりゃね、 んーーーーー、
んーーーーーーーーーーーーーー、 っとねぇ、
ふふふふふふふふふ！ まあ、ね、 うん。w
などと、わたくしなどはもう、申し訳ない、本当に申し訳なくもですがね、ツッコミ満載な心地は天をも貫くほど…！！などと思ってしまいました。誰も悪くはございません、本当に。もちろんその通りでございます。おっしゃること、100％、正解。医学的・科学的根拠のとれる確実な方法です。
また同様な系統のお話で、例えば
④アロマオイルを活用して眠れるようにする
⑤不安や怒りなどのネガティブな思いは、紙に書くと良い
などもよく推奨されていますね。後者などは私自身、かつて知人から勧められたことなどもございました、ありがとうございます。
ええっと。これ、ね、この手のものは、つまり、
ほとんど元気な人しか実行することができない手段であることは、いったいどれくらい認知されているでしょうか？
程度による話です、「軽くメンタルが落ち込んでる」という程度の状態の方々には抜群に効くと思います。そうだと思います。
けれども、そこより先の人は、 できませんよ？
なんなら 全く、 できませんが？
私などの体感からすると、こんなのまっっっっっっっっっっっっったく、できない！！！！！明確なうつ病でももうないし境界性パーソナリティ障害は根本原因にアプローチし粉砕済みでその諸症状はもう全く微塵も無い、という状況でさえ、こんなの、難しいですよ。もちろん個人の各例によることとは思いますが。
①朝に散歩をする。朝日を浴びる。
→え、朝に？起きてませんけど？朝にようやく眠れたんで。
②（夜に）お風呂にしっかり入る。
→不安感が出る日は、入りに行けません。体が動かないので。
③しっかり睡眠をとる。
→そんな眠れたら苦労しない。w
④アロマオイルを活用して眠れるようにする
→好きですし詳しいですが、不調な時こそ効果ナシ！眠れん！
⑤不安や怒りなどのネガティブな思いは、紙に書くと良い
→これね…。本当にその通りで、元気な時には実体験としても有効な方法なのですが、しかしそもそも、紙に書く姿勢まで、たどり着けないんです。本当に落ちている時に、不安な時に、机までなんて、行けません。紙とペンを取る気力が、ありません。一時的で瞬間的な勝手な感想ながら、なんて非現実的な方法なんだ、と思ってしまいます。
かつて⑤をまさに知人から提案された私は、互いの違いを思い、虚しい気持ちにもなりました。いえ、こういったズレたやりとりは、もう高校生大学生の若い頃からたくさん、もうたくさんたくさん経験してきたように思います。「ん…？これこれこうして〜こうやるだけじゃん。なんでやらないの？（ポカーン）」あなたにとっては、朝飯前の、一般常識なのですよね。だから、それをやらない私は「怠け者」。しかしずっと後でに証明される真実はこう。私にとってそれはできないし、当時で言うと、まず私は病人。今で言うと、そういう性質（個性）の人。そういうカラクリです。
発信者の方々のありがたいご発言のごく一部を捉えて曲解の拡大解釈を行うという愚を披露するお時間はございませんので、ここでご確認ながら、
もちろんこの度の発信者の方含め多くの例で対象とされていますのは、【もう病人である人ではなく、それに近づいている状態の人】でいらっしゃいますし、本当になんらかの病名が付くような方はもうこのような方法ではなくきちんとした治療を受けてください、というお話であると思います。その通りです。今回のようなメッセージは、一定の健康状態を有している方々に向けられた提案であるに過ぎない、その通りです。
またおそらく、特に医学の知識をお持ちの方々にはこの点がお浮かびかもしれませんが、押さえておくべきこととして、上記のような反論の状態にあるならば、やはりもうすでに少なくとも「抑うつ状態」にあるのではないか、また私の境界性パーソナリティ障害関連で言うと、メインの派手な症状は無くなり「寛解」したように言っているけれど、時折の不安感の出現やメンタルの上下などが見られ、やはり総じて結局は病態にあるのでは？とのご意見もあがりそうなものであるとも感じます。
「だからあなたはこの対象の人には当てはまらないよ！」
「いろいろと混同しないで〜！」
「あまりいちいち気にしないで〜！」と、思います？
ふふふふふ。甘い。
対象に当てはまらない？ 本当にそうでしょうか。
当てはまりますね。私は病人ではありません。それでもなお、上の「3つの対処法」は、笑ってしまうくらい、できません。そうしたい、それがやりたいけれど、メンタルが落ちた時にするなんて雲の上の神業な内容。本当に難しい！！
私だって、人生の中で、早朝に起きて出勤することをします。朝の光が大好きです。
プチ潔癖ですから、通常お風呂には夜にきちんと入りますよ？
ガシガシ仕事をしている時期には布団に入れば爆睡しますし、逆に寝過ぎて体力も余っている日には寝つきが悪いですね。そうです、それ普通です。
アロマオイルの助けで副交感神経に戻しゆったりとした気持ちで眠れることもありますし、
別の感情整理の目的で紙に思いを書き殴るワークをすることもあります。
聡い方にはお分かりかもしれません、そうです、だから、
【混同】、いえ【混淆】
なのですよ、私の日常は。どれもこれも、あるのです。
その【割合・比率】が、一般的な人々とかなり異なっている、ということ。
何より、病気でない時も、そうであるということ。
「じゃあそういうYouTube番組は見なければいいじゃん。」
「ただその方法があなたに合っていなかっただけでしょ？」
ごもっとも。そして、そういうお話をしているのでは、ないのです。
難しい話をしています、私の文章力では表現しきれない恐れを顧みずに書きますが、例えば私は、今回の「3つの行動」の対象者に、入ります。おそらく双方、YouTube発信者側も受取手の私側も、「当てはまる」前提でそのお話を放っていますし聞いています。けれども、そこにズレがあるのです。そのことに発信者や多くの方は気づかないし、他方で受取手のうち私のような者は、何とも言えない生きにくさ、苦しさ、寂しさを感じます。そしてそのズレは今もどんどんと日本社会の中で拡張しているのではないですか、とすればその在り方で良いのですか、という提起を申しているのです。
「（落ち込むとか）そんなの普通じゃね？みんなそうでしょ。」
これも若い頃から本当にたくさん言われてきた言葉でした。
本当に、本当に、本当に悔しかった。
だから、普通じゃないんだってば。量が。桁が。結果あなたが当たり前で正しいと信じる「普通」と同じようには、で、き、な、い、の！わかる？？？人生の大半割いて努力をしたが、それは私の在り方ではなかった。今ならばそう、はっきりと決別できます。
空に鮮やかな薄紅の鳳凰が翔ぶ
健常者でもないし、障害者でもない
此度の例は、私がもう長年のあいだ思惟し続けているテーマをまさに浮き彫りにするものでした。
間（はざま）、そう、【間のひと】。私は間の番人なのでしょう。
■そうかもしれないし、そうではないかもしれない
■そういう時もあるし、全くそうでない時もある
■そういうふうに定めて寄せて自ら「患者」になりに行くこともできるし、
自由に捉えて困り事にはうまく付き合いながら自立し生きることもできる
例えばまさに私のような例の者では、境界性パーソナリティ障害を大きく克服後、少しつらいからといって、わざわざ病院へ受診をしに行くまでもないし、わざわざお薬を頂くまでもないし、わざわざ「抑うつ状態」などの病名を頂きに行くまでもない、必要が無いのです。行ったところで、あまり何にもならないのです。経験値から、行くまでもなく分かります。そこまで病人ではない、かといって、今回の3つの行動が難なくできるほど「健常」ではない、「普通」でもない。私が普段から掲げる好例のアレです、すなわち、「9時-5時/週5日/定刻早朝出勤の勤務はできません」、けれども、「爆発的な才能と努力でしっかりと稼ぎ社会貢献ができます」というスタイルです。このかたちを【個性】以外の何ものと呼ぶべきか、もはや問答の余地はござらぬなっ！というお話です。
では今回のYouTube放送を受けて何が引っかかるのか。
私が申し上げたいのは、お伝えしたいのは、
【このような手段をとって改善する人が普通で、大多数のマジョリティで、当然で、これこそがみんなの問題を解決する良い方法だよ！】という感じに一般化いや全般化されているように見えるところが、
【こういうやりとり、サイクル、方法で生活している人たちだけの世界がまるでこの世の代表で普通でまっとうだよ…！】とでもいうふうに感じられるところが、どうもどうにも、どうしようもなく、
それ違うのではないかな…！！！！！
と、思えるということです。いつも思います。いえそうなんですよ？そうです代表です、実質そうであるのですが、しかし、現代病の代表格さまであるような例えば「うつ病」もしくはその手前で苦しんでおられる方々に対して、特に、多数派ではなくとも通常とは異なる形態と感覚で生活している「間（はざま）」の方々に対して、こうした方法論を手放しに提示することは、少し、もう、配慮に欠けるという時代になってきているのではないでしょうか。そのことにまだまだ大衆は気づいていない。双方お互いに。
こんな方法を「皆さんへ〜！」と提示されたところで、その「皆さん」の中にはとてもとてもそんなことでは改善されない対応できない状況を抱えていらっしゃる方々がいる、病人ではなくとも、あるいは、そういう特徴を一生涯持ち続けて生活している方々がいらっしゃる、そのことがまるで社会から無視されているとさえ感じられる瞬間があることが、とても、苦しい。そんなふうに感じる方が、多数ではなくとも、一定数いらっしゃるのではないかと、私は感じずにはいられません。
以上のものの見方・感じ方は、私個人の潜在意識にいまだ眠る負の思考をそれなりに反映しているものでもあるでしょうし、とても神経質な、重箱の隅をつつくような意見であるかもしれない、私が思っているほど、世の中の人々はそこまで別に困ってはいませんよ、ということもあるかもしれません。それはまさにこれから知りたいところで、教えていただきたいと願います。ですが当然、本質はそこにありません。私も、重箱の隅はどうでもよいので、今回のこのお話を一例に、【マジョリティを「普通」に据えてつくられている社会がもたらす弊害】について、洗い直してみたらいいだろう、そのように考えております。
私の「つよつよくじ運」はこの日も発動！
平家を愛し京都に移住してきた甲斐もあったというもの
いやぁ、YouTubeなり情報なりの発信にもますます気を使わなくちゃあならん、いよいよ難しい、せせこましい社会になりますなぁ…！とも感じる思いもいたします。確かにミクロレベルでは当面そういった神経を使う作業も発生してくるでしょう、過渡期とはそういうもの。ある意味いつだって。
しかし私が思い描きますのは、もっともっとマクロな視点での、革新。そこまで来れば、いつの日か、もはやもう誰も「いちいちの配慮が面倒ですなぁ〜。」などの言葉すら考えすら浮かばないほどに、それは当たり前となります。
その日を目指して。より具体的に行動を。
私はそんなふうに、この命をつかって生きてゆきたいと思っております。
いやはやどこが「こざっっっっっっっぱりと」じゃ！！！
前言撤回！猛撤回…！！
5800字オーバーじゃっ！
わたくしの時間返しなさい！？？
もはやお風呂も冷めたころ…
いにしえの嵯峨に思いを馳せ
暮れゆく空は嵐山
おぼろおぼろに紡ぎゆく
この橋の端を結ぶ夢
渡月の流れ千年が
見守るあとの千年も
どうか豊かにみな笑え
ころん ころんと みな笑え
本日もありがとうございました。