巻角蹄(まきづのひづめ)

長命の他種族に「人の子」と呼ばれたい映画好きの人間。 好きなこと: 自由 嫌なこと: 選択肢が無いこと 「日本以外にも住める国を見付けたい」とコツコツ準備→30歳で初パスポート取得&退職。海外旅行をすっ飛ばし、1年間の期限付きで現在オーストラリアにお邪魔させてもらっている身。

巻角蹄(まきづのひづめ)

長命の他種族に「人の子」と呼ばれたい映画好きの人間。 好きなこと: 自由 嫌なこと: 選択肢が無いこと 「日本以外にも住める国を見付けたい」とコツコツ準備→30歳で初パスポート取得&退職。海外旅行をすっ飛ばし、1年間の期限付きで現在オーストラリアにお邪魔させてもらっている身。

最近の記事

🇦🇺30歳成人女性、海外でアルバイト探しの巻-無限無職編-🇦🇺その④〈無職によるストレスでおしっこを漏らしてしまった話〉

状況の悪さに私の「気難しい性格」が組み合わさり、アルバイト探しはドツボに嵌って行く感覚がありました。履歴書を送っても良くて1/10の確率の返信、数少ないチャンスなのに最後の最後で面接を突破出来ない自分への情けなさ。 気晴らしに外出する時間はいくらでもあるのに「無職のくせに電車賃使うて外出ら出来へんわ」といじけた気持ちになってしまい「どうせ外に出ることもないんやから」と風呂にも入らずテカテカの頭で引きこもる日々。もうこんなの役◯広司主演で「送れども送れども」という映画を作って

    • 🇦🇺30歳成人女性、海外でアルバイト探しの巻-無限無職編-🇦🇺その③〈不器用な自分に出来る仕事はあるのか&面接でのあれこれ〉

      日本の母は言いました。 「ひづめちゃん。折角海外行くんやから、ひづめちゃんのしたいこと何でもしたらええんよ。ひづめちゃんが楽しく生活してくれたら、お母さんもこんな嬉しいことないわ」 「でもねぇ、他人様にご迷惑をお掛けするようなことだけはしたらあかんよ。例えば飲食店のホールスタッフとか」 そう、私はとんでもない不器用なのです。 母は洋裁、ビーズ刺繍、編み物その他何でもござれなとても器用な人。一方で私はボタン付けが精一杯、刺繍なんかやった日にゃ肩凝りで湿布代の方が高く付くタ

      • 🇦🇺30歳成人女性、海外でアルバイト探しの巻-無限無職編-🇦🇺その②〈職種について〉

        あとは「どんなお仕事があるの?」と日本の友人知人によく聞かれるのですが、一番多いのは飲食関係。ジャパニーズレストラン、略してジャパレスというやつですね。他には日本食材店や食品加工場のスタッフ、商品のパッキングや清掃なども良く聞きます。こちらにも無印良品やUNIQLO、紀伊國屋書店など日本の有名メーカーが出店していますが、これらのお店に採用してもらうのは中々の狭き門。運と実力両方を備えていたとしても難関かと思います。 ここで声を大にして言いたいことがあります。 「これからワ

        • 🇦🇺30歳成人女性、海外でアルバイト探しの巻-無限無職編-🇦🇺その①

          本日7/23🇦🇺生活158日目です。日本は窓ガラスが勝手に割れるほどの猛烈な暑さだとニュースで見ました。どうか熱中症には気を付けて、くれぐれもご自愛くださいませ。 あぁ、やっと!やっとこれを書ける日が来ました...!約1ヶ月、こんなに長く感じる1ヶ月は本当に久し振りでした!31歳成人女性に進化する直前で何とか仕事見付かりました〜〜〜!!!(31歳を超えた場合は鬼◯の刃無限無職編と劇場版-無限無職延長編-に分けるつもりでした。ただでは起きぬぞ) ほんと今日まで大変でした..

          🇦🇺30歳成人女性、オーストラリアの映画館に行くの巻🇦🇺

          本日7/14🇦🇺生活149日目です。 どうも、鬼◯の刃-無限無職編-に突入してそろそろ1ヶ月の私です(ヤケクソ) 「映画館に映画観に行くのはアルバイト先が決まってから!」などと言っている内に、絶対に劇場で観たかった作品が上映終了しそうになってしまったので慌てて観に行って来ました!ほんっととんでもない就職難ですよ… ということで今回は、オーストラリアの映画館についてレポートしていきたいと思います♪ ヒュー・ジャックマンやケイト・ブランシェットなど数多くの名優を輩出し、映画

          🇦🇺30歳成人女性、オーストラリアの映画館に行くの巻🇦🇺

          🇦🇺30歳成人女性、激ヤバ大家からrun awayの巻🇦🇺最終話

          〈登場人物のおさらい〉 私: かたことの英語で何とか細々とオーストラリアで生活している無職。今回の件で、クラスメイトのコロンビアーナに「You’re a Japanese worrier.」とお褒めの言葉を頂いた。 ルームメイト③: 英語ネイティブのバイリンガル。 剥き出しの狂気: 私の元大家。被害妄想がすごい。 大家の妻: 日本人。 安心安全快適な住まいを手に入れて改めて振り返り、ふと思い出す人物がいました。映画「哀れなるものたち」の主人公・ベラに近付き、勝手に傷付

          🇦🇺30歳成人女性、激ヤバ大家からrun awayの巻🇦🇺最終話

          🇦🇺30歳成人女性、激ヤバ大家からrun awayの巻🇦🇺その④

          ここで送られてきた長文メッセージから特にイラっとした点をいくつか抜粋しましょう。 「洗濯は週2回までの約束やのに、お前が毎日、日によっては1日に数回洗濯機回してるってタレコミあったんやからな!!」 ...青のりみたいな洗濯槽汚れが付いてくる洗濯機で毎日洗濯するわけないじゃないですか... 私だって洗濯槽汚れから青のり→粉もん連想して「お好み焼き食べたいな〜」なんて思いたくなかったのに。そして虚実不明、恐らく妄想のタレコミ怖ッ! 「引っ越してきた時、君が自分で運べやんって

          🇦🇺30歳成人女性、激ヤバ大家からrun awayの巻🇦🇺その④

          🇦🇺30歳成人女性、激ヤバ大家からrun awayの巻🇦🇺その③

          「ところで、今回の件は絶対に嫁に言うなよ」 ダッサ〜〜〜〜〜〜!!!!! 思わず声に出してスマホを放り投げ、ベッドの上でばいんばいんと踊るそれを眺めて溜め息を吐くと「出たっ、あいつのお得意のヤツやん」とルームメイト①。(因みにこのノンフィクションに①が良く出て来るのは、私と彼女の生活サイクルが似ており、一緒に過ごす時間が一番長かったからです) ①はベテランの入居者なので、今までにあった色々なトラブルを知っています。今までにと言ってもたかが半年で正直こんなに問題が頻発する

          🇦🇺30歳成人女性、激ヤバ大家からrun awayの巻🇦🇺その③

          🇦🇺30歳成人女性、激ヤバ大家からrun awayの巻🇦🇺その②

          数日間の一時帰国を終え、結局寒さ対策も何もせず「お前はほんま何の為に帰ってきたん?」状態で日本🇯🇵に戻って行った大家に「どえらいカビなんやけど?」と連絡したところ「たぶん換気が出来てないんよ。それに部屋干ししたり、部屋で飲み物飲んだりしたせいじゃない?」 部屋で飲み物飲んだりしたせいじゃない?とは...? まるでエッシャーの絵の中に放り込まれたような気分でした。意味が分からなくて混乱で吐きそうです。 換気出来てないってこれ以上ない程換気出来てますがな。天井穴空いてるんや

          🇦🇺30歳成人女性、激ヤバ大家からrun awayの巻🇦🇺その②

          🇦🇺30歳成人女性、激ヤバ大家からrun awayの巻🇦🇺その①

          副題: 最初から「ヤバいな〜」とは思っていたけど諸々の事情で住まざるを得ず、住んでみたらやっぱり色々ヤバくて夜逃げのように新居へ脱出した話 今回から解決したてほやほや&私の中で今一番hotな事件の顛末について、お話していきたいと思います。 ところはシドニー北部。とある家で4人の女性が肩を寄せ合い暮らしておりました。 〈登場人物〉 大家: オーストラリア🇦🇺在住歴40年越えのベテラン。65歳前後のおじいちゃん。敷地内の家は全部自力で建てた。 大家の妻: 日本人。 私:

          🇦🇺30歳成人女性、激ヤバ大家からrun awayの巻🇦🇺その①

          🇦🇺30歳成人女性、オーストラリアの住宅事情を語るの巻🇦🇺

          初回は下拵えといきましょう。 次回からのお話に備えて、今回は「オーストラリアの住宅事情」についてお話したいと思います。一番下にちょこっと〈用語解説〉を載せましたので、ご不明点があればそちらも合わせてご覧くださいね。 まず、オーストラリアでの部屋探しの仕方なのですが 専門サイトで気になる物件をチェック ↓ オーナーにメールか電話&内見予約を取る ↓ ボンド(保証金)を支払う ↓ 入居 が一般的な流れかと思います。私は4ヶ月の語学学校+1ヶ月間だけ学生寮を契約していたので、

          🇦🇺30歳成人女性、オーストラリアの住宅事情を語るの巻🇦🇺

          自己紹介

          どうもこんにちは、初めまして。 巻角蹄(まきづのひづめ)と申します。まきづのさんでもひづめちゃんでも、何でもお好きなようにお呼び頂けると嬉しいです。名前の由来は草食動物の角やら蹄やらが私にとって、とても格好良いものだからです。もっと具体的に申しますと、ギレルモ・デル・トロ監督作品「パンズ・ラビリンス」に登場する牧神・パンの脚の造形にグッと来るタイプの人間です。 日本にいる時は映画館での映画鑑賞が趣味でした。電車で行ける範囲にお気に入りの映画館が5館ほどあり、休みの日はもちろ