🇦🇺30歳成人女性、オーストラリアの映画館に行くの巻🇦🇺

本日7/14🇦🇺生活149日目です。

どうも、鬼◯の刃-無限無職編-に突入してそろそろ1ヶ月の私です(ヤケクソ) 「映画館に映画観に行くのはアルバイト先が決まってから！」などと言っている内に、絶対に劇場で観たかった作品が上映終了しそうになってしまったので慌てて観に行って来ました！ほんっととんでもない就職難ですよ…

ということで今回は、オーストラリアの映画館についてレポートしていきたいと思います♪

ヒュー・ジャックマンやケイト・ブランシェットなど数多くの名優を輩出し、映画のロケ地としても有名なオーストラリア。もちろんあっちこっちに映画館があります。料金は一般(大人)が$24と日本のIMAXシアターに匹敵する金額ですが、この7月からオーストラリアの最低賃金は$24.10になったので、1時間働けば映画館で映画が1本観られるという感じ。日本の一般料金が2,000円なことを考えると、オーストラリアの方がまだ映画好きに優しいですよね。ちなみにこちらのIMAX料金は$40です。

もちろん会員割引や曜日別割引もあるのですが「そんな何回も観に行くか分からへんしなぁ...」ということで、今回は大人一般料金でお邪魔して来た次第です。料金表が無く恐る恐るで購入したドリンクSサイズは$6でした。良かった$10超えなくて...

今回観に行ったのは「Furiosa/ Mad Max Saga」
そう、当時大学生だった私を衝撃の渦へと叩き込んだ「Mad Max 怒りのデスロード」の前日譚が8年の時を経て完成&公開されたのです。ジョージ・ミラー監督は御年79歳と中々のご高齢なので、私と友人たちは失礼ながら「間に合うんか...ジョージほんまに間に合うんか」という気持ちで首を長くして待っていたわけです。

核戦争後の荒廃した世界。過去の幻影に取り憑かれ荒れた大地を彷徨っていたマックスは何者かの襲撃に遭う。拉致された先はシタデルと呼ばれる巨大な砦。そこでは貴重な水資源と緑を独占する主領イモータン・ジョーによる独裁社会が築かれていた。時を同じくしてシタデル内部。ジョーとその息子たちの子供を産ませる目的で監禁されていた5人の妻(ワイブス)と共に砦を発つ隻腕の女性が1人。大隊長フュリオサはワイブスを連れて生まれ故郷である「緑の地」への逃走を開始する。

というのが怒りのデスロードのあらすじ。この後「WE ARE NOT THINGS(私たちは物じゃない)」と書かれた壁を見たジョーは、妻たちが連れ去られたことを知り激怒。命を賭けたカーチェイスが始まります。

独裁者ジョーの信任厚く、大隊長の地位にまで上り詰めたフュリオサには母を殺され自身はワイブスの1人してジョー一族に囲われた過去があり、ずっと自由になるための勝機を窺っていたというわけです。

彼女の名である「Furiosa」はFurious(激怒)を表し、自らの力で未来を切り拓き自由を勝ち取るその姿は世界中を熱狂させました。血湧き肉躍るカーチェイスとアクション、それにフェミニズムを合体させたのが「Mad Max 怒りのデスロード」なのです。

はぁ...大好き過ぎてつい熱く語ってしまいました...だって私の「All time best 10 movies」の1つなんですもの...今、日本のアマプラで見放題なので...ぜひぜひ...

憧れのフュリオサの前日譚！？そんなん観るしかないやろ！！ということで、無事観賞してきたわけですが...

え！？もうぜんっっっぜん分からへんかったんやけど！！！？？？

リスニングスキルが貧弱過ぎて台詞の8割が分からず、前作の知識と映像で何とか大筋を追うのが精一杯という有様でした。

何を言っているのか理解できなさ過ぎて、膀胱の残容量と色んなカットで存在を主張してくる人食い男爵(ジョーの仲間)の弄られ過ぎる乳首ばかりが気になってしまう3時間でしたが、オーストラリアが舞台の映画をオーストラリアで観られる機会なんてそうそう無いでしょう。
(※人食い男爵は両乳首部分に穴を開けたスーツを着用しており、両乳首に付けたピアスをチェーンで繋げ、常に左側の乳首を弄り倒している人物です。今回の前日譚で、彼が少なくとも20年はこのファッションを貫き通していることが分かり戦慄しました)

「いやいや、何はともあれとても良い思い出になった」と喜びを噛み締めつつ、エンドロールに突入して数分後。

！？

「え！！？？もう照明付いた！？まだエンドロール始まったばっかりやのに！？」

ガチャ

清掃スタッフ入って来てるぅ〜〜〜！！！
ほんで「もう掃除してもええ？」って顔でこっち見てるぅ〜〜〜！！！

これってオーストラリアスタンダードなんでしょうか...！？私はエンドロールが終わるまで必ず観る派なのですが「これが普通なんやったら、いつまでもおるんは迷惑よな」と慌ててスクリーンを後にした次第です。海外の映画館事情に詳しい方がいらしたらぜひ教えてくださいませ。

あともう１つのびっくりポイントが「オーストラリアでは映画パンフレットの販売は無い！」ということ！！

全く無いとは言い切れませんが、一般的ではない様子。作品のイメージに合わせた拘りの装丁に監督、俳優へのインタビュー、そして有識者の評論に場面カット等ファン垂涎の情報が満載のパンフレットを作るのはどうやら日本特有の文化らしく。なるほど「推し活」という言葉・文化が根付く国ならではのサービスだったのかとかなり驚き、そしてこちらに来て初めて日本が恋しくなりました。

あぁ...母国語で映画が観たい...パンフレットが読みたい...お気に入りの劇場に通いたい...

日本はオタク気質の人間にとても優しい国だと思います。

ということで今回はここまで！怒りのデスロードはアマプラ会員無料なので！見てね！！