Tomoko Fujii

のびのび子育て、日々の暮らし、滋賀 主婦のつぶやきの記録

Tomoko Fujii

のびのび子育て、日々の暮らし、滋賀 主婦のつぶやきの記録

最近の記事

学ぶのが楽しいねんというご褒美〜diary week8

2024/09/30 Mon 9月も終わり。この日は、古民家に住む友人が、手付かずだった部分を改装し、民泊とコミュニティスペースをオープンしたというので、見に行くことに。 ここんちは、酒屋を営んでいた近江商人の邸宅だったそうで、母屋も広く、土間には5口ものおくどさんがあり、女中部屋や納屋、蔵もある本物の古民家。立派な梁も、カウンターにしている水屋も、女中部屋のハシゴを登って中2階に上がっていく構造も、どこを切りとっても、時間にしか作り出せない味わいがある。古い物が大好物な私は

    • 秋がやってきて〜diary week7

      2024/09/23 Mon 2週連続の3連休。昨日の雨が、一気に秋を連れてきた。 陽が差すとまだ暑いが、湿気が少なく爽やかな風が吹く。 夫は子どもたち3人を連れて、近くの山歩きに行って。思いがけず訪れた一人時間。洗濯、掃除を済ませながら、製作を進める小冊子に掲載するコラムを書く。書くことで、過去の体験の中ぼんやりとしか手にできていなかったものが、くっきりとした輪郭を帯びてくる。 この私のおぼろげな実感は、人に伝わるだろうか。伝わってほしいと願いながら、言葉を連ねる。形を成す

      • リフレッシュ、後また下ごしらえ〜diary week6

        2024/09/16 Mon キャンプ3日目。10時撤収の緊張感に押され、朝ごはんしながらもお片付け。なんとかテントもたたみ終え、時間の制約から解放されて、もう少し川で遊んでいこうということに。友人がやや疲れた表情でいるのが気にかかり、聞くと職場のパワハラ上司に悩まされているという。自分の身の回りにも似たような人、いるいると言いたくなるような。理不尽なのは相手だとわかっていながら、感情が巻き込まれて、つい頭の中でその人とのやり取りをリフレインしてしまう。私も攻撃性の強い人への

        • 楽しい時間への下ごしらえ〜diary week5

          2024/09/09 Mon この日は、11月に予定している、子どもの居場所でのワークショップの打ち合わせ。依頼する友人は、絵描きからマルシェの主催、米づくり農家、DIY熱が高じて大工さんになって古民家の改修に取り組んだりしている、とっても自由な人。 居場所スペースとなる納屋の土壁がだいぶ脆くなっているので、そこの漆喰塗りを、ワークショップ形式で地域の子どもたちと一緒にやる予定だ。懸案事項もいくつか解消できて、あとは着々準備を進めるのみ。 いつも新たな刺激をくれる彼。次は金属

        学ぶのが楽しいねんというご褒美〜diary week8

          通常運転の日常へ〜diary week4

          2024/09/02 Mon 長い夏休みが終わり、今日から子どもたちは学校が始まる。 久しぶりに友達に会える、と嬉しそうに支度をして、それぞれに出発していく子どもたち。溢れ落ちそうな嬉しさを、口の中に含んで堪えているような笑顔の末娘を園に送り出すと、家の中は静かすぎて戸惑うくらい。 PCに向かい、夏休み中できなかった、事務仕事をいくつか片付ける。 とはいえ、短縮授業で昼には皆帰宅。とってもご機嫌な様子から、楽しかったんだなということが伝わってくる。子どもたちにとって園や学校が

          通常運転の日常へ〜diary week4

          Diary week3

          2024/08/26 Mon 夏休み最終週。 次男は今年も、前半はやりたいことをたっぷりして過ごし、後半やり残した宿題に猛ダッシュをかける。 大物の自由研究に取り掛かるが、これがなかなかに進まない。 実験はとっても楽しくやって、たくさんの気づきをぽろぽろと口にしているにも関わらず、それをレポートの中にまとめていく作業が難しい。 私の宿題じゃないんだけど…と言いながら、自分でスケジュール管理をしようとしない次男につい苛立ってしまう私。 でも怒られながらやる宿題なんて、さらにつま

          くろちゃんと三男

          (※うちの天真爛漫な三男坊とカマキリのくろちゃん、夏の記録。) 夏の始まりの大雨から数日経ったある日、玄関に干しっぱなしにしていたランドセルカバーを片付けようと持ち上げると、そこに1匹のカマキリがいた。いつからそこにいたんだろう。 ランドセルにずっとくっついてきたんだろうか。 それとも玄関に迷いこみ、カバーの作る黄色い空間が安全に見えて、入り込んだんだろうか。 まだ小さい子どものようで、みずみずしい黄緑色の体をしている。カマもまだ小さい。 せっかくだから3人の息子たちにじっ

          くろちゃんと三男

          Diary week2

          2024/08/19 Mon お盆明けの月曜日。 私は郵便局や銀行、買い物に行ったりと細々とした用事を済ませる。 子どもたちは夏休みの宿題、ラスボスの読書感想文に取りかかり始める。 昨夜寝るのが遅くなったこともあって、本を開いては寝てしまう次男。 彼は果たして、原稿用紙の前にたどり着くのか。 でももう5年生。あまり口は出すまいと彼に任せることに。 そして三男。不注意優位のADHDと診断を受けている彼、若干の読字障害もあるだろうと思っている。 選んだのは『エルマーのぼうけん ル

          diaryこと始め

          なんてことない人生ではありますが、 その日々の中にも、思うことはもちろんあって、 書くことと”私”の積み重ねを継続していくために、 毎日数行ずつでも書くことを始めてみたいと思います。 もし、これを1年、2年、さらには…と続けられたら、その先にはどんな風景が広がるのか、 その未来に少しわくわくしたものを感じながら。 2024/08/16 Thu Dairy Week.1 日々の細々と心に浮かぶものを、 もっと言葉にして取り出してみたい。 目まぐるしい日々の中でどこまで続くかわ

          diaryこと始め

          しまなみ海道サイクリングへ

          2024年のGWは、ずっと憧れていたしまなみ海道サイクリングへ。 昨夏のこと、小2の三男が「びわイチがしたいねん!」と言い出した。 ちょうど、上の兄2人が富士山登頂を成し遂げ、意気揚々帰宅した後のことだ。 その達成感に満ちた表情と土産話が、置いてけぼりを食った三男を刺激し、「僕も何か大きな挑戦をしてみたい!」という気持ちを駆り立てられたらしい。 よしじゃあやってみよう! 子どもの「やりたい!」は、その達成を支えたいという母心に火をつける魔法の言葉。 とはいえ、自転車で琵琶湖

          しまなみ海道サイクリングへ

          ジャムを作る

          いつの頃からか、毎朝のパンのお供になるジャムは、 季節ごとに、旬の果物を使って手作りするようになった。 子どもが産まれ、初めての子育てに、 何が正解かもわからず右往左往しながら、 何か自分なりの軸を形作るヒントを探し求めていた私は、 子育てと名のつくサークルや集まりを見つけては、飛び込み、 そこでこれまでは出会わなかった様々な人に出会った。 その中にいわば自然派のお母さんたちがいた。 天然素材の衣服を身につけ、 すっぴんに近いナチュラルな容姿をした彼女たちは 手をかけて作るこ

          ジャムを作る

          金木犀が運ぶもの

          ある朝、窓を開けると、澄んだ空気と共にふわりと舞い込んだ 金木犀のかおり。 「もうそんな季節か」 時の移ろいの早さに驚きながら、 吹き込んだ風に押し出されていく夜の淀みとともに、 何か遠い昔の風景が、心に蘇るような気がして。 それは日常の中のとてもとてもささやかな何か。 子どもの頃に暮らした2戸一の小さな家。 人々の生活を包む、似た外観の家が、 ぎゅうぎゅうとひしめき合うように軒を連ねる大阪の住宅地。 その家の前に、数本の木が植った小さな生垣があった。 今も花が好きな母にと

          金木犀が運ぶもの

          書くこと

          ひっそりとnote始めました。 私にとって書くことは、私を形づくること。 日記のようなものを書き始めたのは、確か20歳前後の頃。 20年近い日々を重ねてきたはずの私は、 自分の何もなさ、空っぽさに悶えて、心を焦がしていた。 自分の弱さを人に悟られまいと、 飾り立てるばかりの空虚な言葉、 何か「これが私です」と胸はって差し出せるような、 特技や熱中するものも持たない自信のなさ、 自らの足で立っていくことへの不安、孤独。 そんな感情が渦巻くばかりで、 友達と話すことすらままなら