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秋がやってきて〜diary week7

2024/09/23 Mon
2週連続の3連休。昨日の雨が、一気に秋を連れてきた。
陽が差すとまだ暑いが、湿気が少なく爽やかな風が吹く。
夫は子どもたち3人を連れて、近くの山歩きに行って。思いがけず訪れた一人時間。洗濯、掃除を済ませながら、製作を進める小冊子に掲載するコラムを書く。書くことで、過去の体験の中ぼんやりとしか手にできていなかったものが、くっきりとした輪郭を帯びてくる。
この私のおぼろげな実感は、人に伝わるだろうか。伝わってほしいと願いながら、言葉を連ねる。形を成すまでは苦しくもあるけど、そこに至るまでの過程、言葉を探して、置いて、一旦形になったものを読み直し、さらに言葉を推敲する。その道程がとても楽しい。

09/24 Tue
久しぶりにぽっかりと空いた見事に予定のない今週。
とはいえやりたいこと・やるべきことはたくさんあって、それをどう組み立てようかと考える。まず、やるべきことからということで、夫会社の事務仕事から。情報セキュリティ対策という、私が疎い分野の社内方針やルールの文面を整備するという作業にあたる。
実際に実効性ある手立てが取られるかということは次の課題としてあるが、社内ルールが明文化され、共有されていることが、会社として情報セキュリティ対策に取り組んでいることを対外的に示す、最低ラインになるみたい。
この分野の専門組織があって、ルールの雛形を提供してくれていることがありがたい。社会勉強という言葉と、ブルシット・ジョブという言葉が、交互に脳裏をよぎりながら。

09/25 Wed
この日は、子どもの居場所スペースとなる納屋の掃除をば。
天井や柱にこびりついた土汚れを雑巾で拭いて落としていく。黙々と手を動かし続けると、成果がはっきりと見える作業で気持ちがいい。
この場所での楽しい時間を想像しながら、チラシを作り、11月に開催するWSの内容を文書化する。それを、この場所の運営を一緒に進める友人2人に共有すると、まもなく改善意見が返ってきた。私が「やりたい!」と言い出して、このお金も生まないボランティア仕事に2人を巻き込んでしまっているのだが、彼女たちもまた私と同じくらいの熱量で、この取り組みをいいものにしたいと関わってくれていることがとても嬉しい。
私一人なら、批判を受けたり失敗することがあったら、すぐに気持ちが萎えてしまいそうな所、2人の存在に本当に支えられている。
だからこそ、大切にいろんな声を聞き、私にはない力を持つ他のメンバーの存在を活かしながら、この場所を作っていきたいと思っている。
チームを作る、というのは、私はこれまであまりタッチすることがなかった部分。学びながらやってみたい。

09/28 Sat
のんびりの休日。朝から買い物に行ったり、図書館に行ったり。
放置していた畑のミニトマトを抜き、最終のバジル収穫。紫蘇の実も採って、ジェノベーゼソースと紫蘇の実の醤油づけを仕込む。
週末の夜は、夫が夕食づくりを担当することも多い我が家。コスト無視で、盛り盛りのメニューになりがちなのが家計的には気になるが、外食ほどの支出ではないし、何より、私が夕方の時間の緊張感から解放されて、好きなことしていられるのが嬉しい。
夫が台所に立つ間、子どもの居場所スペースに、子どもたちが荷物を置くことができる可動棚をDIYで設置しようと、施工方法を練る。
今日の夕食は秋の味覚、秋刀魚にキノコの炊き込みご飯、紫蘇の実の醤油づけを使って、ベーコンと水菜とマカロニを炒めた一品も。先日漬けた紫蘇の実はまだ若かったのか、ややプチプチ感に欠けて物足りなかった。やっぱり収穫する時に、状態をもっとよく見ないとなと思う。
でも、吹き込む夜風の涼しさを感じながらの夕食に、和む休日の夜。

09/29 Sun
この日は午後から市の市民懇談会へ。
市主催のこの取り組み。無作為抽出で選ばれた市民が集まって、10年後の市の姿を想像してみようというもので、
幸運にも通知が来たので、興味津々で参加する。
30人が6グループに分かれてグループワークをしていく。
前半は「今の市のイメージは?思うこと自由に話してみよう」を、
後半は「10年後、どんな市になっていてほしい?」をテーマに、自由にディスカッションをし、出た意見を付箋に書いて貼り付けていく。
参加者は多様。私たちのグループは、子育て世代、少し先輩のお母さん、そして高校生もいて、自分の暮らす街について、不満含め色々と出し合っていく。特産・名物がない、駅周辺の道路渋滞、大阪・京都へのアクセスがいいのは利点だが市内の移動はマイカーがあることを前提にしていて、車がない人には不便、駅近くに中高生がしゃべってられるような場所がない、などなど。自分が気づかないような立場からの意見もあって本当に面白い。
最後のグループ発表、高校生の女の子が率先して「私やります!」って手を挙げてくれた。いわく「学校でもプレゼンテーション、散々やらされるので」と。大人は思わず下を向いて目を逸らしてしまう場面。今の子、すごいなって皆で感心する。でも、全部任せるのも気が引けて、半分こで発表することに。
この取り組みは、もう10年も続けられているそうだ。希望すればあと2回参加できて、市のこの先10年の長期計画を立てる上での参考意見になるという。せっかくの機会なので、次も参加してみたい。で、「過去にこの懇談会の意見が施策に反映された、具体例ってありますか?」って聞いてみようと思う。

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