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リフレッシュ、後また下ごしらえ〜diary week6

2024/09/16 Mon
キャンプ3日目。10時撤収の緊張感に押され、朝ごはんしながらもお片付け。なんとかテントもたたみ終え、時間の制約から解放されて、もう少し川で遊んでいこうということに。友人がやや疲れた表情でいるのが気にかかり、聞くと職場のパワハラ上司に悩まされているという。自分の身の回りにも似たような人、いるいると言いたくなるような。理不尽なのは相手だとわかっていながら、感情が巻き込まれて、つい頭の中でその人とのやり取りをリフレインしてしまう。私も攻撃性の強い人への応対は得意ではないから、彼女の苦しさが想像できる。
そんな話を聞いている間も、子どもたちは飽きずに何度も何度も飛び込みを繰り返す。遠くに飛んでみたり、回転を加えてみたり。体が冷えたらドッジボールをしたり、石積みしたり。
残り物でお昼ごはん、そして「もう十分遊んだ!」と大満足で帰路へ。
山中で過ごしたのはわずか3日間、でもものすごく長い時間、日常と離れられた感覚があって、最高のリフレッシュに。

09/17 Tue
この日は、長く関わっているフリーペーパー製作の打ち合わせへ。
思えば関わって10年以上になる。10年やっていれば、ほんと色々ある。楽しいことばかりじゃないし、チーム内最年少の私はほんと迷惑もかけまくってるし、苦々しい気持ちを抱くこともたくさん。でも、たくさんのことを教わって、気づかせてもらって、成長させてもらう活動で、なんだかんだ離れられない。
何より文章を書いたり、整えたり、時にピリッとした緊張感にも包まれながら、あーだこーだ言って紙面を作って、世に送り出す楽しさを経験させてもらっている。
このチームで出産の体験談を集めた、小さな小冊子の発行を企画している。今、出産場所がどんどん減ってしまっていて、産科医師の高齢化などでどこもクリニックは逼迫しているし、かといって少子化で、リスクも高く、3K現場の産科には若い担い手がやってこない。このチームのメンバーは、助産師さんにお世話になって自宅や助産院での出産を経験した人も多く、信頼する助産師さんとマンツーマンで出産を迎える良さを、もっと伝えたいという共通の思いがある。
いいものを作りたいから、打ち合わせは真剣勝負。そんな時間に美味しいものは欠かせない。

09/18 Wed
キャンプ以後、順番にお休みしている小学生ず。
昨日は三男、今日は次男。
親的には正直、学校に行ってくれた方が、お昼ごはんの世話も要らず、手が掛からなくて助かるんだけど、うちでは「無理せず、疲れたら休む」ということにしている。
自分の思いを押し殺して、我慢して、「〜ねばならぬ」にばかり自分を押し込めていても、あまりいいことがない。
今日は自分はこうしたい、ということをきちんと言葉にして主張できる、
今日一日を自分がどう過ごすかは自分で決める、ということに、よっぽど価値があると思っている。
自分の自由を大切にしていれば、人の選択、人の自由にも寛容でいられる気がする。無理して自分に我慢ばかりを強いていたら、我慢していないように見える他人が許せない気持ちにもなってくる。大人にもそう見える人がたくさんいる。
「1日休んだくらいで、ちっとも困らないよ」と言う次男。のびのび過ごす彼を横目に、私は事務仕事。

09/20 Fri
この日は一日フリーデイ、草刈りしたり、11月に再オープンする納屋の掃除をしたり、再オープンを知らせるチラシを作成したり。
この子どもの居場所、一旦うちの納屋と庭を活用してスタートすることを決めたが、難点は夏の暑さと草と蚊。とてもおいでとは言えない環境になるので、夏の間はクローズしている。その間も、開催できる場所、例えば安価で貸してもらえる空き家などがないかなとアンテナを立てていたら、同じ小学校区内のお隣の町で、空き家活用の公募が始まることを知った。
計画を進める自治会の皆さんのイメージは、商用での利用のようだが、夕方の時間、一部利用させてもらえないかと思い、公募への申請書を作成して、提出する。
私たちの思いを詰め込んで、届け!と念を込め、送信アイコンを押す。
動き始めるまでは、反発や批判があるかもってネガティブな想像ばかりが膨らんで不安に駆られてもいた。もちろんそういった反応がないわけじゃないけど、思った以上に肯定的な反応もたくさんあって、新たな出会いや機会に巡りあう。頭の中で構想しているだけの状態と、実践の質量の大きな違い。予想外のこともたくさんあるけど、それはそれでまた学びがあるもの。

09/21 Sat
9月下旬になっても暑い。道路脇の気温表記39℃とかを見ると、一体いつ夏が終わるんだとげっそりする。こんなに暑いならせっかくだからと、いつもの友人たちとSUPボード持って、びわ湖へ行くことに。
夏休み中は人でぎゅうぎゅうになる近場の水泳場。でもシーズンを終えたこの時期、見渡す範囲に10組いない程度で貸切状態の浜。売店の営業はないが、駐車場もタダだし、退場時間に急かされることもなく、のんびりと過ごすことができた。
琵琶湖大橋の下までSUPに乗って行ってみたり、私は石と貝殻拾って、あとはお昼寝、おやつ、おしゃべり。子どもたちは水さえあれば延々遊べる。またいい場所見つけたね、と喜ぶ。夕暮れから夜景も眺めて、満足の一日。

09/22 Sun
夫の会社決算がひと段落ついて、ようやく週末子どもたちとゆっくり遊べる、ということで、この日はボルダリングジムへ。
最近は一人で家に居たがる長男も、中間テスト前のこの日は行くというから、笑える。でも、プレイできるのは小学生以上なので、末娘が遊べるキッズパークのあるボルダリングジムが定番。私は、彼女が遊ぶのを見守りながらの読書タイム。
『光のとこにいてね 一穂ミチ』2022年
選書眼において信頼を置く友人がお勧めしていた作家さん。
400ページ以上の大作、読み切れるかなと思いながら手に取ったものの、もうぐいぐいと物語に惹き込まれてしまった。本から目を離そうとしない私に、末娘は「ママ見てて!」と何度も怒ってたけど、「ごめん!この本面白すぎて」と言いながらまた吸い込まれていく。
四半世紀を経て、友情を超えた関係性を結び合っていく2人の物語。訪れる別離の度、胸が引き裂かれるように苦しい。人との距離感は自分で決めていいい、その言葉が心に沁みる。


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