"The tree is known by his fruit." あれは何の木?と尋ねる私に、オーストラリアの乗馬ガイドが呟いた。 へえ、そこは花じゃなくて、実を見るんだ。 その時は、聖書からの引用だとは気づかなかった。 花よりも、果実を。現世と後世を満たすものを。感謝。
「ギリシャ人が人類史上もっとも輝かしい文化の基礎を築き得たのも、かれらにすぐれた問題作成の力があり、"なぜ"を問うことができたからだといわれる」 なぜ = Why ≒ Cause ≒ Principles 原因と結果。コトバなら、語源と語釈。 語釈は結果で現象なんだと思う。
「忘れるのは価値観にもとづいて忘れる」外山滋比古『思考の整理学』 おもしろいことはいつまでも覚えているし、おもしろくないことはすぐに忘れる。 それが人間の<心理>であり<摂理>であり<真理>。 それから……意外に忘れているんじゃなくて、思い出せないだけだったりもする。感謝。
<抽象語>ってなんだろう。 言葉はデジタル。単なる識別コードにすぎない。 りんごだって、ブドウだって、具体のようで、実はカテゴリでしかない。 どの個体もそれぞれ違う個性をもっている。 逆説的だけど、抽象語とされる言葉も語源を見れば意外と具体的に想像できる。 言葉って不思議。
"I have tried a million schemes that will not work ── I know everything that is no good." Thomas Edison このやり方はダメなんだな、とわかるだけでも一歩前進。明日もイイ日に。
本のお片付け。 段ボール4箱、2百冊近く手放す感じかな。 サヨナラするもの、残ったもの。 どちらも眺めてクスッとなる。 手元に残すもの。 英語とか、歴史とか、辞書事典とか。 小説は少なめかな。 本棚はヒトと一緒に生まれ変わり続けるんだと思う。 感謝。明日もイイ日に。
Optimism ≠ 楽観主義 どちらかと言えば<最善主義> デモ ニホンゴ ニ ナイ Pessimism ≠ 悲観主義 どちらかと言えば<最悪主義> デモ ニホンゴ ニ ナイ <楽しい>とか<悲しい>とかじゃないんだけどねぇ。 ちょっとヘン。だからオモシロイ。
ひさびさに感動。いい本だなあ。 山本芳久さんの新刊『キリスト教の核心を読む』。 <宗教>の捉え方。 <人生>の捉え方。 <引用>の捉え方。 西洋の人たちと日本の人たちの<大きな違い>だと思う。 子どものころは、まさに<豚に真珠>だったんだけど。 感謝。今日もイイ日に。
"It's the time you spent on your rose." <一期一会>と<諸行無常>は似ている。 Panta rhei 祇園精舎と、地中海と、地平線の砂漠と、京都のあたり。 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」 万物は流転する。
真実のカタチは、ヒトの数だけ。 美術室のデッサンで、 こんなに見えかたってちがうの? とか こんなに見せかたってちがうの? とか 思ったもの。 みんな同じものをみてるのに。 アレハ タノシカッタ いまもおなじなんだって気づいた。 それだけで幸せ。 感謝。おやすみ宇宙。
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」J. W. ヤング 日本語でも、英語でも、ラテン語でも、ギリシア語でも。 漢字ひとつ、単語ひとつ、文字ひとつ、どれをとっても必ず先人の知恵がある。 数千年の時空の旅── そう思うと楽しい。感謝。明日もイイ日に。
「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。 (しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない)」 『星の王子さま』サン=テグジュペリ mēlonははじめ、arnionだった、とも読めるんだよなあ。 「かんじんなことは、目に見えないんだよ」(同) 感謝。今日もイイ日に
"No man can find out the work that God maketh from the beginning to the end." (Eccl. 3:11) 俯瞰の難易度は高い。 "Only principles endure." O. Mandino
刈り込んだ青草を吹く風。時折ふわりと甘い。黄金のキンモクセイ。 軒先に届く秋。空は青く高く遠く、雲は白くたなびく。 季節がかわった。
「そこに行かなくては見えないものがあるのでしょうね」城山三郎 旅の価値。 リモートじゃ伝わらないことって、あるよね。たくさん足を運びたいな。 コロナ明けの夢。 感謝。明日もイイ日に。
"I will open my mouth in parables; I will utter things which have been kept secret from the foundation of the world." (Matthew 13:35) 感謝。
「全体は部分の総和にあらず、ということばを思い出す」外山滋比古 "The whole is greater than the sum of its parts." に似てるよね。 でも、ちょっと違うヨネ。量→質へ。 「Synergy」ってムズカシイ。きっとそれがオモシロイ。
チャンスの神様には前髪しかない、なんていうけど、私はちがうと思ってる。 チャンスなんてものは、何度でも、何度でも、カタチを変えてめぐってくる。 ただ「必要なとき」につかめるようになっているだけだ。 「時」はコントロールできない。 その「時」をつかめるようにただガンバルだけだ。
本は旅をする。 わたしにとっての『蜜蜂と遠雷』は、夏と秋のさかい目のひだまりで、千駄ヶ谷のロンハーマンカフェのコーヒーと、坂道と、鳥にエサをやるおじいちゃんを眺めた公園だ。 「あたしは戻ってきた。帰ってきた」 そのときちょうど降り出した雨と涙のニオイと、稲妻と雷鳴の記憶だ。