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コアとビジョンのマッチング

「無意識の奥から湧き出るエネルギー・コアを捉えた私は無敵」 コアは、言葉として捉えます。 無意識層から意識層へエネルギーの流れは、一本だけではありません。したがって、コアも一つではなく、すなわち、コアとして捉えられる言葉も一つではありません。 そのコアから湧出するエネルギーとビジョンがミスマッチしていると、自分軸はエネルギーの供給を受けられません。うまくエネルギーの供給を受けられていないと感じたら、エネルギー・コアの探索を遣り直してみましょう。

    • マインドフルという感覚を味わう

      マインドフルになるのは、そんなに難しいことではないようです。 たとえば、掃除を丁寧にすると、マインドは掃除で一杯になり、集中する。 丁寧に物事をする。 それがマインでフルになるコツの一つのようです。 仕事の質が上がります。 もっとも、時間効率が下がるでしょう。 しかし、長期的には、時間効率も上がるようになるでしょうね。

      • その言葉はコアの言葉か

        こどもの頃のVOIDからこぼれ出たコアの言葉が、心のエネルギーの流れる方向を示しています。 もっとも、こぼれ出た言葉からその後の人生の展開を描こうとしても、うまく行かないことがあります。その場合には、その言葉がコアの言葉であるか、繰り返し検討してみる必要があるでしょう。言葉がこぼれ出た後に、身体の感覚はどのように変わりましたか?

        • VOIDのケア

          こどもの頃の心のVOID、そこからこぼれ出るコアの言葉、見えてくるエネルギーの流れ。自分軸を定めて、ビジョンを描く。 でもね。忘れていた心のVOID。丁寧にケアする必要もあるね。手のひらのチャクラをハートチャクラに向かい合わせて、氣のエネルギーを交流させよう。そのVOIDに氣を流し込もう。やがて、ゆっくりと癒されて行くよ。

          VOID

          (引用はじめ) 博士が”こころの旅ワーク”と呼んでいるワークがあるんだけど、これがこどもの頃のVOID(欠落感)を知るのに有効なんだって。確かにVOIDが、才能の種を芽吹かせる要素…、わかるような気がする。 (夏川立也、博士が愛する『しあわせ』の公式) VOID、心に空いた穴。このVOIDから、コアの言葉がこぼれ出す。心のエネルギーの流れる方向が見えてくる。

          怒りは、邪気となって憑依する

          (引用はじめ) 怒りは抑圧しても決して消失するわけではありません。押さえつけられた怒りは身体症状や病など、自らを表出するための「裏街道」を見出そうと、虎視眈々と狙っています。 (中略) 抑圧、排出された怒りは水で薄められ一見解消されたように思えても、実際には消失することはありません。それは消え失せることなく、比喩的に言うとある種の生命力のようなものを携えた「浮遊霊」や「邪気」のようなものとして、場に生きつづけます。 (藤見幸雄、痛みと身体の心理学) ジャパニーズ・スマイ

          怒りは、邪気となって憑依する

          身体の状態からたましいの想いを知る

          (引用はじめ) 例えば肩こりであれば、大きな石をドスンと肩の上に落とすと、たいへんな肩こりを生み出すことができるかもしれません。胃の痛みであれば、胃の中にとうがらしをたくさんつめこんだり、やりで何度も何度もつっつくといいかもしれません。この時、大きな石を肩の上に落としたり、やりでつっついたら、痛いだろうな考え、途中でやめてしまいたくなるかもしれません。また、そのように連想していると、実際に肩や胃に痛みが走るかも知れません。しかしそれでもあえて続けてください。痛みにさいなまれる

          身体の状態からたましいの想いを知る

          自分の姿勢を観察して、気持ちの流れを捉える

          (引用はじめ) 自分の気持ちは、身体のどの部分に向かっているか、ということから考えていきます。普段私たちは身体に関して無自覚ですから、身体に対して気持ちを向けるのは、容易ではありません。 (藤見幸雄、痛みと身体の心理学) 気付いてみると、背中をやや丸くして、右手で頬杖を突きながら、ディスプレイを見つめていました。その右手首を、左手が握っていました。やがて背筋を伸ばし、両手を揉み始めました。 内観しながら解釈してみますと、背中が丸かったのは、疲れか眠気があって、休みたいので

          自分の姿勢を観察して、気持ちの流れを捉える

          たましいの想いが身体の動きに表れる

          河合隼雄さんは、心の底の奥深くを探って行くと、心とも身体とも区別の付かない領域に辿り着くと言い、これを平仮名で「たましい」と呼んでいますね。 たましいと聞いて、物質的なものとして思い浮かぶのは、受精卵です。やがて脳をはじめとする諸器官に分化するのですが、受精卵のときは、人間はこころもからだも溶け合った、生命エネルギーの塊みたいなものですよね。 そんな領域が、物理的客観的にはともかく、心理的主観的には存在するというのは、なんとなく、腑に落ちる感じがしないでしょうか。それを、

          たましいの想いが身体の動きに表れる

          意識下と無意識下の二つのリアリティ

          何かに傷ついたとき、母親がハグしてくれることによって癒されることがありますね。もしそれが夢の中の出来事であっても、癒しは起こりますね。母親に、現実にハグされても、夢の中でハグされても、いずれも癒しは起こる。すなわち、夢の中のことも、主観的にはとてもリアルなものなのですね。むしろ、現実のものよりも夢の中のものの方が、よりリアルであることもある。ミンデルは、この二つのリアリティをたいせつにします。 マズローの欲求説に基づいて将来を考える場合には、その欲求は意識下にあるものを対象

          意識下と無意識下の二つのリアリティ

          夢を身体に嵌め込んで、その部位に訊く

          (引用はじめ) 思い出した夢を身体像のどこかにあてはめます。(中略)セラピーやワークショップの経験などから、身体図に夢をあてがった部分と、身体症状を患っている部分が重なることが、かなりの頻度で見られます。 (藤見幸雄、痛みと身体の心理学) 抱え込んでいる仕事を処理する夢をみることは、しばしばあるでしょう。うまく行かない仕事の夢を見たら、目が覚めたその場で、その夢を身体のどこかに当て嵌めてみてはどうでしょうか?その場でそのままでもいいですが、瞑想やマインドフルネスの際に、身体

          夢を身体に嵌め込んで、その部位に訊く

          こころとからだと四角い水槽の中の金魚

          (引用はじめ) 透明な四角い水槽の中に金行が一匹泳いでいるとします。それを正面からと、真横からと、二枚の写真を撮り、その二枚を並べると、ある種の相関関係が成立していることが分かります。それぞれは独立した存在を表しているのではなく、ある活動している何か(金魚)の側面をそれぞれ写し出しています。 この活動する何かは、二次元の二枚の写真内容よりも「高次元の存在」です。そしてこの二枚をそれぞれ高次元の存在の一ファクターとして考えてみるのです。「ここで心と身体がファクターであるという

          こころとからだと四角い水槽の中の金魚

          Aiが置き換わることのできない領域

          フロイトが言うように性的欲求がリビドーとして無意識の領域から意識の領域に湧き上がってくるだけでなく、リベットの実験によれば全ての行動を促すエネルギーが無意識から湧き上がって来る。フロイトから分かれて目的論を展開したアドラーも、目的は意識の深いところから湧き上がって来ると考えていた。 無意識を探索する対象として、フロイトは夢を選び、ユングも、ミンデルも、それに倣った。さらに、ミンデルやジェンドリンは、身体感覚を対象とした。微かな身体感覚を言語に表現することは難しい。このような

          Aiが置き換わることのできない領域

          脳内の電位を測ってわかったこと

          ミンデルの量子力学的研究は、心理学に比喩的に応用する範囲であったようです。これに対して、ペンローズの量子力学的研究は、神経細胞内の微小管内で量子力学的演算が行われることによって意識が形成されるというもので、物理学的な仮説として捉えられているようです。 いずれの場合にしても、意識や心理現象についての量子論的な説明は、自然科学として認められたものには至っていないと捉えていいでしょう。 量子論を用いなくとも、自由意思について興味深い実験をした脳科学者にベンジャミン・リベットがい

          脳内の電位を測ってわかったこと

          身体的感覚を捉える方法

          身体の痛みや違和感を丁寧になぞって、それが意味するものを捉えることにより、自己理解を深めて行くことができます。では、そのような痛みや違和感がない場合、疾患のない健康体の場合には、どのような方法があるでしょうか。 ダンスが一つの方法かもしれません。好きな音楽を掛けて、好きなようにダンスする。その時の自分のからだの動きや、からだの感覚、これを丁寧に観察して、自己理解を深める。 ストレスの本体が何かを捉えたい場合などに有効でしょう。また、慢性疾患のように自覚症状が無い疾患の場合

          身体的感覚を捉える方法

          心理現象の量子論的解釈

          物理学の博士号を持つミンデルは、ユング心理学の基礎の上で、心理学的な現象について量子論的な解釈を加えたけれども、それは心理現象を理解する上での比喩のようなものだったと捉えておくことが妥当なように思います。 例えば、量子力学の初期の段階では、陽子の周りを電子が回るという、古典力学的な天体の運動のモデルを用いて、原子の構造や性質を理解していました。心理学と量子力学の関係も、原子論と古典力学の関係に似ているでしょう。 古典力学を用いて原子論の研究を進めるうちに量子力学が生まれた

          心理現象の量子論的解釈