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trunk_chiyo
ユングは、「心」と「こころ」を分けてみた
(引用はじめ)
ユングは、われわれが漠然と心と呼んでいるものを、もう少し明確に定義づける必要を感じ、psycheという言葉とsoulという言葉を概念的に区別して用いるようになった。
psycheとは、意識的なものも無意識的なものも含めて、すべての心的過程の全体を指しているものであり、これを一応、「心」という日本語に置き換えて、今まで用いてきた。これに対して今はsoulが問題となるが、この意味は後に述べることにして、これを「こころ」と訳することにする。
(河合隼雄、ユング心理学入門)
プシュケーだよね。でも、英語読みはサイキらしい。
ところで、河合隼雄さんは、のちに、「こころ」とは別に「たましい」という言葉を使うようになったみたいだ。「たましい」とは、こころともからだとも区別がつかない領域にあるエネルギーの源泉を指している。そうだとしたら、たましいとはハイヤーセルフとも異なるよね?