何十年も前に知り合った青年。映画や文学をこよなく愛し自らも小説を書いた。放浪の旅に出たり耳の聞こえない人々の為の援助をしたと聞く。全て作家になる為、見聞を広めたそうだ。三島由紀夫論を書き上げ原稿を見せて戴く恩恵を最近得た。文学にに惚れ込んだ青年の命日は三島のそれと同じである。