山川宗一郎

明日はきっと楽しい。今はのんびりプ〜太郎!その他の履歴書はこちらの記事を→https://note.com/sobaso/n/n489345aaf9c4

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レイラインツアー2024

《 おもしろや 今年の秋も 旅の空 》  誰のためでもなく、この旅路そのものを楽しみ、あるがままに生きよう。 はじめに  2023年に、西の出雲大社から東の玉前神社まで、レイライン上の7つのパワースポットを繋ぐ1120kmの自転車旅にチャレンジした。  計画を始めた2022年の春はコロナ禍真っ只中。閉塞した社会の空気感の中、『僕に何が出来るのだろう?!』と、皆の代わりに勝手に一人で背負って走る、そんな挑戦がレイラインツアー2023だった。  そんなツアーの最終日。玉前

¥3,000
    • 深夜の大食いと死霊(ゾンビ)

       ただいま人生3度目のプ〜太郎、山川宗一郎です。  一週間前の、起き掛けのことだった。  カーテンから漏れた朝日が眩しく感じて目が覚めたつもりでいた。『つもりでいた』というのは本当に起きていたのか、まだ寝ていたのかがハッキリ分からないからで、悪夢めいたビジョンと異臭を伴う起床だった。  その夢、明らかに覚えのある知人がゾンビのように両手を前にぶら下げて、ベット上を近づいてくる。顔はひどいアトピーのようにただれ、やつれ切っている。僕は『気持ち悪っ』って思いながらむくりと起き

      • チャリのインプレは、たい焼きと共に

         ただいま人生3度目のプー太郎、山川宗一郎です。  たまにはマニアックな自転車のネタを。  2024年の9月14日〜9月22日にかけて挑戦した1100kmの自転車旅レイラインツアー。その際、かねてより発注していた*クランクセットとホイールの納入が間に合わず、メカニックを担当してくれていた浜松の老舗自転車店《ミソノイ》さんのご厚意で、私物を無償にてお借りして走ってきた。トモさんありがとうございました。 それらパーツがようやく納品され、インストールも済んだとの連絡が入ったので

        • 俺の好きにさせろ!〜庭木を巡る父子の争い

           早や11月。ようやく暑さも和らいで、朝晩は秋めいて来た。蕎麦宗を閉店してレイラインツアーから帰って来た後も、まだまだ真夏のような暑さだったので、手を付けられずにいた店の前庭の木々達。ようやく扱いで運び、自宅の庭へと植え替えた。  蕎麦宗に取って代わってあの場所はNAVIGAZIONEとなった。経営者のユウスケ(弟)としては、蕎麦宗の庭は手が係り過ぎるのと、店の雰囲気もあって前庭を縮小するけれど、幾つかの観葉植物を置きたいようだ。しばらくはプランターで試して上手くいけば地植

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        レイラインツアー2024

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        マガジン

        • 真・聖スピリチュアル
          11本
        • 自転車に乗って
          62本
        • 暮らしをデザイン
          31本
        • 星色・空色・心色
          19本
        • 蕎麦宗
          38本
        • コロナ禍日記
          36本

        記事

          にわか大工に棚ぼた仕事依頼〜DIYで塀作り

           ただいま人生3度目のプー太郎、山川宗一郎です。  普段気にならないことでも暇になると目につくモノで、縁側へと出て庭を眺めると、デッキが随分と古びて朽ち果てかけている。  以前から頼まれてはいたが、気が乗らずに放って置いたのだが、暇つぶしにDIYで修繕することにした。なに、時間はある。そしてついでに目隠し用のラティスも交換してキチンとした塀を作ることにした。  *隈研吾の設計した木造建築が崩れそうで問題になっている通り、雨ざらしの木材は弱い。日本の高温多湿な気候は《雨仕舞い

          にわか大工に棚ぼた仕事依頼〜DIYで塀作り

          空が美しい〜人生3度目のプー太郎

           早いもので、20年続けた《蕎麦宗》を閉店してからひと月が過ぎた。この間、店終いの片付け、レイラインツアー2024とその旅記の執筆、その他先約をこなしてあっという間だった。ようやく何にもすることがなくなって、実家の庭や以前やっていた【しばらく芝活】の手入れに勤しんだ。  そんな合間に自転車やオートバイでほっつき歩くと、伊豆って本当に良いところだな、と再認識できる。海はキレイだし山も美しい。しかも、このところの空とくに夕方は麗しく、これでもか〜っていうほどの色彩を目に焼き付けて

          空が美しい〜人生3度目のプー太郎

          終わりに〜レイラインツアー2024

          飛行機から眺める旅路  旅を終えた帰路の手段に選んだ飛行機の窓から、2023年3月と2024年9月に往復したレイラインツアーを辿りながら、旅路の街を見下ろしていた。  日本海を眺めて中国山地を横断する。今日は雲が多い。間から覗く地形を頼りに、散々眺めた地図を頭に浮かべて比べる。たぶん福井辺りで進路を変え、岐阜や愛知の山中を抜けた。天竜川の鹿島橋の上を飛んで、航路は太平洋上へと出て清水の美保の松原の上。向こうには富士山が浮かぶ。ああ、この道を走ったんだ。  郷里の伊豆半島を横

          終わりに〜レイラインツアー2024

          【7.出雲大社(島根県)〜レイラインツアー2024

          雨の皆生温泉スタート  昨日の夕方から降り始めた雨は、朝になっても止まず、皆生温泉の街を濡らしていた。レイラインツアー2024をスタートさせた9月16日、千葉県の東浪見駅へ降り立った際の、洗礼とも言える局地的な土砂降りは、龍神の歓迎として受け取った。その時の一週間先の天気予報では出雲地方は雨。それからここまで走ってきた6日間は好天に恵まれ、昨日の到着時を除けば雨に打たれることはなかった。  しかし、よりによって最終日が雨。鳥取県米子市だけでなく、ゴールの島根県出雲市も雨模様

          【7.出雲大社(島根県)〜レイラインツアー2024

          【6.大神山神社(鳥取県)〜レイラインツアー2024】

          動かぬ脚と山陰海岸  この6日目は、全行程の中で最もリラックスしてサイクリングを楽しめた一日、と言ってていい。天気は曇り。はじめて秋めいた優しい気温。暑さがどれだけの難敵かがよく分かるライドだった。  距離はわずか157km(このキョリを僅かと言えるようになっている)で、獲得標高1000mは前半の山陰海岸沿いのアップダウン。しかも、全線を2度走った経験があり、ほぼほぼ憶えのある道。注意点は大神山神社のお札を受ける参拝時間が16:30まで、の一つだけ。それでも連日圧してしまっ

          【6.大神山神社(鳥取県)〜レイラインツアー2024】

          【5.元伊勢皇大神社(京都府)〜レイラインツアー2024】

          やべっち機関車  時刻は7:00。若狭町世久見漁港にある民宿・勇晴さんに無理を言って、早めてもらった朝食を食べ終えた玄関口で、僕と手塚は自転車から荷物を外し、チェーンオイルや空気圧などをいつも以上に入念にチェックしていた。  なぜならこの日は、あの矢部周作がやってくる。前回レイラインツアー2023を僕らと共に全区間走破した仲間であり、日本の自転車界ではその名を知られたローディーである。  初めての方に説明しておこう。彼は国内の名だたるアマチュアクライミングレースで、優勝した

          【5.元伊勢皇大神社(京都府)〜レイラインツアー2024】

          【4.琵琶湖・竹生島神社(滋賀県) …レイラインツアー2024】

          長浜港へ飛ばせ!岐阜関ヶ原越え  一宮から大垣までの県道21号は、かつて美濃街道と呼ばれた。3本の大河を跨ぐ難所だったこの区域も、今は全て立派な橋梁が造られているので、なんの不自由もなく往来ができる。しかしながらボトルネック現象と言われる、橋への通行車の局所集中によって渋滞が起こる。朝の通勤ラッシュのその激しさは想像以上だった。  やむ無くまた歩道を行くことにするが、2日目の寒川神社区間のように、今日はバンクなどのトラブルがあっては困る。長い橋を渡る時も含め慎重に走った。

          【4.琵琶湖・竹生島神社(滋賀県) …レイラインツアー2024】

          【3.富士山本宮浅間大社(静岡県) …レイラインツアー2024】

          早朝の参拝と富士山  僕は考えあぐねていた。  旅の計画を立てていたのはスタートする2ヶ月前のこと。宿や切符・飛行機チケットを押さえるためにも、ルートだけは早めに決めねばならない。  愛知県・静岡県は共に日本の大動脈となる交通の要衝で、それに沿って都市化しており人口密集地帯となっている。それゆえ信号が多く渋滞も頻発する。自転車は自らの筋力が動力。エンジンを積んだクルマ以上にストップ&ゴー、特にスタートダッシュは身体を削る。  なので、2023年のレイライツアーの*5日

          【3.富士山本宮浅間大社(静岡県) …レイラインツアー2024】

          【2.寒川神社(神奈川県寒川町) …レイラインツアー2024】

          寒川神社  2日目の出発の朝も曇り空で、秋を感じさせる清々しい気温は石井を安心させたようだ。人並外れた身体能力を持つ彼もロードバイクは初心者。実際、前回レイラインツアー4日目の【4. 琵琶湖・竹生島神社(滋賀県長浜市)】にて、初めて自転車旅をしたっきりで、それから一年半100kmを超えるようなロングライド経験は無いようだ。  そんな彼の不安を払拭するもう一つの理由が手塚で、彼等は高校時代の親友。昨日の僕と高崎同様に、同級生のよしみは道中をリラックスさせてくれるようで、手塚も

          【2.寒川神社(神奈川県寒川町) …レイラインツアー2024】

          【1.玉前神社(千葉県一宮町) …レイラインツアー2024】

          スタート地点・釣ヶ崎海岸  三島駅から始発の新幹線に乗って品川駅へと向かう。千葉行きの横須賀線に乗り換えたのは7:30頃。その際にハタと気がついた。 『今日が祝日で良かった。』 というのも、輪行(=自転車を分解した状態で袋詰め)した大荷物は、東京近郊の朝のラッシュでは大ひんしゅくで、そもそも仕事に行く他の乗客達は、スシ詰め状態の車内に乗せてくれなかっただろう。  が、祝日だったその日は千葉駅から外房線に乗り換えた時も人影まばらで、安心して自転車を運んだ。その日の朝は曇り

          【1.玉前神社(千葉県一宮町) …レイラインツアー2024】

          Ciao ciao!蕎麦宗

           旅するスーパースター、蕎麦宗です。  ついにこの日を迎えた。  約20年間営業してきた蕎麦宗を閉店した。その2024年(令和6年)9月9日は、年号で言うと昭和99年9月9日と9999のゾロ目。意味的には《終わりと始まり》。そのまんま過ぎるけれど、僕の人生にとっての新たなスタートを、偶然にもこんな日に選べて嬉しい。  教職公務員を辞め料理人の道へ入った29歳を第1ステージから第2ステージへの移行期。そして24年間の料理人と20年の蕎麦宗を閉店にて区切るのが、第2ステージか

          Ciao ciao!蕎麦宗

          スピリちゅ〜アル

           旅するスーパースター、蕎麦宗です。  いよいよ、蕎麦宗の閉店に向けてあとわずかとなり、残る日数をカウントダウンするところまできた。大人になると自ら区切りを付けない限りは、そうそう《終わり》を迎えることは少ない。と、以前【カウントダウン】に書いた。  さて、そんな20年近くやってきた店に、思わぬ来訪者、しかも困ったヤツがやってきた。それはネズミである。  雨漏り修繕がようやく終わり一安心と思いきや、それが原因で外部と中を繋げる通路ができてしまったようで、獣臭と糞害があって

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