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この神奈川県庁本庁舎は1928年にアール・デコ様式の影響を感じさせる4代目の庁舎として完成した。一般にキングの塔って呼ばれている。茶褐色の独自で角ばったデザイン。ひとことで言えば威厳のある建物だ。なるほど人に当てはめてみるならちょっと頑固そうな王様っていうのがぴったりくる。
クイーンの愛称で親しまれるこの建造物は横浜税関庁舎の塔で、イスラム寺院風の緑青色ドーム。1934年竣工、高さ51mで今は周りの高層建築の中で目立たなくなってしまったが、完成した当時は横浜で一番高い建物として横浜港に入港してくる船の目印になっていた。やさしいお母さんのよう。