都市デザイン横浜展 会場内

画像1 2022年3月5日〜29日にBANKART KAIKOにて開催された都市デザイン横浜展。会期はのちに4月24日まで延長された。横浜市都市デザイン室の50年の歴史を振り返り、横浜における都市デザインとは何かを体感させるもの。
画像2 会場入口のキャンドルなどの由来は不明。
画像3 会場内はいくつかのエリアに分かれており、街角にある矢羽根風の案内表示が取り付けられている。001プロローグ/都市 横浜
画像4 裏には次エリアへの方向とエリア名が。菱形のマークは実はカタカナのハマ。道路際のL字溝でもよく見かける。
画像5 来場者が一番食いついてるのがおそらくこの1000分の1の横浜都心部模型。横浜駅、みなとみらい、関内、中華街付近を収めた大模型。これはみなとみらいの海側から新港地区、関内方面を望む。
画像6 関内の横浜スタジアム付近から日本大通り、みなとみらい方面。ベースはグーグルマップの衛星画像から細かな建物まで個々に側面も画像の直方体にしてびっしり並べている。特定勢によると最近の建物が加えられている一方でなくなったものも残っていて時期は混在しているらしい。
画像7 野毛上空から桜木町駅越しにみなとみらいを望む。ランドマークタワーがあべのハルカスに抜かれて日本一の高さでなくなったのは悔しいところだが、文豪ストレイドッグスの世界ではそれより遥かに高いビルが背後に建っているから多分日本一の座を奪還してるに違いない。
画像8 一家に一冊、の触れ込みの図録。図録というと展示会場の展示とそのデータが掲載されているものだが、この図録はそれよりずっと情報量が多く、会場の展示が横浜の都市デザイン50年のダイジェストとすると、図録は50年の歩みの全記録といった趣き。
画像9 そしてこの図録は3000円するがそこに入場料が含まれる。つまり図録を先に買えばチケット代はかからない。 さらにこの入場券は会期内何回も再入場可能というサブスク的というか年パス的なもの。しかも先着でこのハーバーテイルのレンガくんデザインのマシュマロが貰えた。ハーバーテイルは横浜らしき街が舞台のクレイアニメ。歴史的建造物のイラストもレンガくんの生みの親のイトウユウイチ氏によるもの。
画像10 002「都市デザイン 横浜」の誕生。ここでは絵本「ある都市のれきし」のイラストを並べて地形的に、横に延びる砂浜だった横浜村が開港の地に選ばれて、外国人居留地の中が関内、外が関外として分けられ、震災戦災で灰燼と帰し、そこからまた港湾都市として発展してきた歴史が振り返られる。
画像11 1859横浜開港、1866慶應の大火などに続き、鉄道開業や近代水道など都市横浜の歴史をビジュアル中心の年表で概観。続いて港北ニュータウンやベイブリッジなどの6大事業が紹介される。
画像12 キングこと神奈川県庁、クイーンこと横浜税関、ジャックこと開港記念会館の3つの歴史的建造物を一望できるいくつかの箇所にビューポイントとしてプレートが付けられている。それを会場内に再現。でも年表ビュー、と思いきや…
画像13 実はこの三塔ポイントに立つと三塔のアイコンが見えるようになっていた。しかし動線に近いクイーンはともかく、年表パネルの上に潜むジャックや、そこそこ離れた上に暗い時間帯の多い壁のキングにはなかなか気がつかず
画像14 003 都市デザイン50年の実践。このコーナーは三面の大きなスクリーンに数々の写真を組み合わせた10分程の動画として投影。
画像15 関内の内陸部から山下公園の海際へと誘導する絵タイルを会場床に再現してこのコーナーへの導線としている。
画像16 from1971
画像17 to2022
画像18 歴史的建造物として横浜三塔が並び映る瞬間も。会場内の床に三塔スポットも貼られているが、年表のボードに遮られてスクリーンは見えない。
画像19 個人的にはこのコーナーが一番好きなエリアだった。文字通り浴びるように横浜の都市デザインの歴史を感じられる。会場内の写真は横浜を撮り続けている写真家森日出夫による写真などが使われている。
画像20 三面スクリーンのエリアからは開港の道の案内表示に従って右へ。
画像21 004 都市デザイン手法の展開。歩いて楽しい街というコンセプトは今聞くと珍しくはないが、それを50年前から提唱していた先見の明には感嘆せざるをえない。
画像22 市内の歴史的建造物の前の歩道植え込みによく立っているこのオール型の案内は2002年のワールドカップのタイミングで整備されたものらしい。
画像23 002とも004とも言える中間にある日本大通りの一部を再現した模型。
画像24 歩道の植栽の柵や車止め、タイルまで再現された精密さ。特撮怪獣映画に使えそう、と思ってしまう。
画像25 005 横浜・風景の解剖。
画像26 日本大通りや象の鼻、さらには金沢八景駅や金沢区庁舎などを写真にハッシュタグを重ねて都市デザインの小ネタばらし。見始めると感心させられるネタ満載。
画像27 横浜市庁舎の模型。議会棟が船を、行政棟が灯台をイメージしてるのだったか。
画像28 民間企業のビルなら会社のロゴが建物上部に付けられて何のビルか分かるところ。現にみなとみらいに建ち並ぶビルも京急だったり日産だったりとそれと分かる。役所の建物はあまりそういうのを付けない。それこそハマのマークでも付けたら良さそうなものだが。
画像29 好評につき会期延長。3/29までだったのが4/24までに。
画像30 ポスターにも赤丸白抜きで延長表示が追加された。

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