この世の男の言い訳は、ただ一つ。 「ごめん寝てた」のみです。 誰とどこで寝ていても、一晩中起きていても、必ず1人で、朝まで、すやすや だったのです。
残雪が朝日に溶けてゆくように 生きることに苦しんで苦しんで ひたすら苦しいだけの生涯を送ってきた あたしがついに苦しみから解放されたとき 待っているのはなに? 前向きさ? 輝かしい未来?? 否、病気に抵抗するのをやめて 死を受け容れた終末期の患者の心境 安らぎは死とよく似て