黄泉の薔薇桃子 何度目かの夏が過ぎ。もう。秋。 梨を食べてみた。本当は美味しいらしい その梨を口に含んでみても水分は感じるが 甘みを全く感じない。 半分食べる事もできずにホークを皿に置いた。 ため息も出やしない。 気がつけば息を止めていた。ごく自然に。。 この2年近くを振り返りみて 過ちがどれぐらいあっただろう。 煙草の本数も増え。2年前の気持ちなど 全くそこになかった。 振り返れば後悔と二度と元に戻れない 現実がここにある。 出会いがあれば必ず別れがある。 人
キトウ 小春日 ちゃんと生きても霧散するから 蔓延る ザックの核弾頭に蔓延る ソーニャの信仰に蔓延る habi-koru 箱ビル 屋上扉は京都加納芳崖の襖絵故 観音開き 雪の宇宙 habi-koru habi-koru habi-koru 彼女の希望
キトウ 芽立ちにパッと息が笑う ポカポカ歩くポカポカ歩く 夏は盆の薄篝かがり 線香の濃ゆい香りと高矢倉 秋はゾッと鋭い 意地っ張りの衣替えは窮屈 大晦日の駅 夜の天上は肌身に熔ける雪 (そなた私になにをお求めか? ストーカーを飼ってるわけでもあるまいに…) ふいに顕れてボクを誘う (しょっちゅうはこわいね) ボクはよわい者だから何度も何度もチラ見する (あの頃だ) まるでかがやきもないただの石ころめ! 硝子一枚割るしか
黄泉の薔薇 今日。この時に とても楽しい瞬間を感じている人もいる。 今日。この時に とても辛い瞬間を感じている人もいる。 今日。この時を 無意識の様に ただごく自然に時が過ぎる人もいる。 同じ時の中で、全く違った時が繰り広げられる。 普通過ぎて、何も考えずに 無意識に毎日を過ごす中で突然のハプニング。 驚きと悲しみと 言いようのない心の動き。 人はそれをどれだけ繰り返しながら生き続けるのか? 何もない。平和な世界の一瞬の出来事が通り過ぎる。 それを皆んなが幸
国境だべ 戦場で戦うかい? 昔、スポーツテストってあったよな あれって、健康のため? 逃げるため? 両方? 根性根性、って、やかましかったけどさ あれって、必死にあなるためのマインドセットトレーニング? 戦場の国に暮らすか? 戦場の外で暮らすか? オイラはG(地獄)線上のアリア
黙ってて。うるさいから。喋ってよ。淋しいから。
小っちゃい時に「理性」を習った。 大人になって「感情」の矛先を見た。 爺がボクに言った。 「人の性格なんてのはな、ようはそいつの『我慢』の仕方よ。」
声 閻魔様の最初の質問 「汝に子どもはいますか?」
自由:どれがいいのか選べること 平等:スタートラインが同じこと 平和:上記を認め戦争しないこと
あの路。横切った時わかった。いちばん辛いのはボクとアナタだね。ボクラを生かす武器はどこにももうひとつない。
ズラ着けて 外ズラ良いのが あんたズラ
なにもかもを見る。 いっさいなにをも見ない。 同じことだ。 欲望を果たすことも。 欲望を捨てることも。 ただそれと異なることは。 見えぬということだ。 見えるという事実から見るか見ぬかを選ぶ。 見えぬという事実に見るという選択肢は無い。 ヒトの思想遊びもホカ生命にはなにも見えぬ。
学ぶことは、気付くこと。 気付くことは、進むこと。
価値観の違い? 僕の普通と君のフツウが違うって事。
君がわからないのは織り込み済。 賢いよりカワイイのほうが大事。
ただ、考えもなく晴れていて。しかも、それは1時半くらいで。お昼で。ただ、考えもなくひまわりが咲いていて。ぼくらは空気の毛布にくるまれて。春の。ぼくの5月の香りにつつまれて。