シド

詩やショートストーリー等々書いてます

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最近の記事

愛し合う

    • 砂の城

      波が浚った俺等の城 残骸だけ残してさ 何だか刹那いんだ 気が変わりむしゃくしゃして 全てを波と一緒に流しさしてくれ

      • 底辺

        この国も滅ぶだろ 身から出た錆 政治家野郎達にツバを吐き 俺等の地位まで落としてやろうじゃねえか いきがってられるのも今のうちだ 毎日のパーティー三昧 俺等から見たら みっともねえよ くだらねぇ 尖ったナイフが見え隠れ ああ そう言えば今夜は満月だな 甘ったれた世界をブチ壊すには もってこいだな 暗闇に紛れて 俺等のパーティーしようぜ 殺しのライセンス 道で拾った 嬉しいぜ ワクワクするぜ

        • ヒロム

          広夢が覚醒

          1000年の鳥居から目覚めし 広夢 妖狐に護られ眼が醒めた 妖を自由に扱う者 妖狐はいつも広夢を護る 生霊は食べ 悪霊には青白い妖狐の火で滅せる 産まれた時に器とされ 封印の刻を刻まれ 1000年の命と引き換えに 妖魔退治に奮闘する 物語はここから始まる 刻印を刻まれ 左目は青 オッドアイ   印を結ぶと妖狐が現れ 邪悪な者達の命と引き換えに滅する 一度でも滅せられれば灰になり散りになる 広夢は普段は特殊部隊の任務に所属している 妖狐は変身し妖犬となり補佐する 部隊のア

          広夢が覚醒

          病み

          皆病んでる この国も 全てが病んでる 助っ人なんて居ないさ 救世主など居ない 世紀末は直ぐそこ 自分の中にある それが道標 旗を掲げろ 自分の旗を 生き様見せてやろうじゃねぇか 着いてこれるか? 自分に問い出す 応えは見えなくていい 自分の旗を掲げろ 心を武装せよ

          演者

          演者は脇役に徹する 主役を際出せる それが鉄則だ 観客達より目立たず 居るべし 主役を食うなんて以ての外だ 私はそう思っている 詩もそうだと思う モノ書きもそうだと思う 書き手の思考 配慮  勿論 気持ちもころころ変わるよう 書き手の考えも変わり いくつかのストーリーが生まれるだろう 実に面白いじゃないか さあ 今宵も舞台に立ち 観客の皆様にお届けしようじゃないか

          理屈じゃない僕等は

          数値価された 僕等に何の興味がある フォロー数とか 先着順何名様までとか 僕等が求めてるのは違う 数では表せない何かがあるんだ そこには 先着順? 僕はいつも一番乗り きちんと並び 長い長蛇に並ぶ 目的の為? ああ そうか 例外なく僕は並んでる 皆と一緒さ 矛盾してるな 僕等は 何を求めてる?

          理屈じゃない僕等は

          無法の城

          そこら辺に勝手に家作って混ざり合って 混沌とした廃墟の中が俺等の住処だ 無秩序 無法地帯 頼れるのは己の身ただ一つ 殺人 闇医者 恐喝 怒涛 麻薬 人身売買 貧困 イカれた奴等が最後に辿り着くのは死 死体からも奪い身包み放され 路上には死体の山 悪臭する死臭と くさりかけの肉塊 俺は此処に住んでいる 守られている 行き場なんてないさ 政府からも見放された 完全無可決の城 俺等の城 そう魔の巣窟 いつの日かここを出て 全うな日を夢見る 希望は捨てられない 見失ってなどない 俺

          無法の城

          こじかのイブちゃん

          きょうも げんきよく ぴょんぴょん はねまわる イブちゃん おかあさんしかさんに たのまれてもりまでおつかい いってきまーす ぴょんぴょんはねまわりながら イブちゃんはドアをあけました とちゅうでリスさんやアライグマさんにごあいさつ おっとあぶない! あしもとにさいていた ばらのとげが イブちゃんにささりました いたくてひとりではたちあがれません そこにおおきなからだのくまさんおやこがやってきました。 だいじょうぶかい? いまたすけてあげるよ おおきなくまさん

          こじかのイブちゃん

          おしゃれウルフ サリー

          きょうも サリーはおしゃれにむちゅう リスさんからのプレゼントしてもらった おきにいりの はなかんむりつけて もりのどうぶつたちのところへ おかあさんおおかみがいいました あんまりとおくまでいっちゃだめよ しんゆうのリスさんをあたまのうえに乗せて おでかけ りすさんはいつもどんぐりをもっている おやおや くまさんがおちこんでるよ ふたりはしんぱいそうにはなしかけた きょうはもりのおんがくかいなのにだれも さそってくれないんだ サリーとりすさんはいいました わたし

          おしゃれウルフ サリー

          月夜と朝陽

          照子が産んだ二人の子供たち 双子だった 一人は赤毛の朝陽 もう一人の赤子は黒髪の月夜と名付けられた 二人の成長は照子を癒やしてくれた 赤毛の朝陽は活発的で元気いっぱいだ 黒髪の月夜は控えめだが優しくていつも三人は 手を繋ぎながら歩いていた 朝陽は夕方になると眠くて堪らない様子だ 月夜は毛布をかけてお気に入りのぬいぐるみを 抱っこさせる 夜になると艷やかな黒髪を持つ月夜を母の照子と 遊んで絵本を読んで寝かしつけようとするが寝ない 照子にピタッと寄り添う離れない 毎晩三人はそうし

          月夜と朝陽

          創業老舗80年の幕閉じる

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          脳内伝達

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          魔法のペン

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          ちぃとチッチ

          ちぃとチッチは仲良しコンビ きょうはチッチがにわさきから こえだをちぃにプレゼント ちぃはくんくんかおって しっぽふりふり うれしくてふりふりする ちぃはおれいにチッチをせなかにのせて おにわをおさんぽ たくさんのはなたちがえがおでおでむかえ はなのなかからひょっこりかおをだす ようせいはおとなたちにはみえない にんげんのこどもにもみえない はなのようせいたちがおしえてくれた ちぃとチッチはすこしだけ ざんねんなきもちになった こんなにたのしいのにね たくさんはしりまわ

          ちぃとチッチ