雲を着る如月四日の細き月 風は北風 冬まだ去らず
やわらかな風ゆく午後のさよなら
青空に白の月見る午後の陽よ
さえづりも晴れればこそよ路地の昼 遅い昼を外インド。ドーサを食したく店を選択するも、メニュー縮小中で無…でも満足。不穏。他国の有事にただ乗りし、自国の危機を煽る人々…滅入る。『ウエストサイド・ストーリー』アウトローの対立も娯楽として見れず。《俺達の正義》と云う人を私は知ってる。
一言が長々育つ月おぼろ
雑音を投げ込め!何処に?コンポスト! 最早どいつが何かわからぬ
名言じゃないからそれが好きなんで 因果のとこはスクラッチですね
ち く し ょ う と 云 う と き 君 の 脳 内 の 何 処 に す が た が あ る ヌ | ト リ ア
もしかして脱皮が巧くいかない所為 眩暈にフックをあちこち掛ける
ごほうびを先にもらっておいたから 月から生える尻尾もきれいだ
はくれんが伐られてしまい夜はかたい
有限の春に願ってよいものか きみになまえをつけられたいの
説明は受け取るほうの問題で バーベキュー味何?わからない?
夜道あるくこと無くなって薄情な 月は珈琲冷ましてやがる
理由とかあるんじゃないの頭痛には 糸を引いたらひゅうっとくるやつ
そういえば覚えがないね《待つ》の札 あたしはいつもたずねるほうだ
買ったままのスカート何も似合わない ちいさなシネマ急な勾配
今日もまた四角いものに乗ってゆく 元素の集合体のやわさよ
週末のバスはゆるめに進むのだ もうそれでいいような気もする
確信が持てないきみは在るのかな? ならイエティはいなくていいや
どうせ踏む事になるならジェスチャーを おおきくしてよコントにみえる
昼間ならほんとうの事判るの? どうでもよくなるほど郁子が咲く
ああそうだ何度か気の所為にしてた 惚れた男も枠を抱えて
ひとりで情緒豊かな雨をおもう 失うならば晴天の日に
鳥なのか工具なのかの区分けせず ぼんやり部屋でその音をきく
釣りをするように引っ掛けている眠り 雨音波に変わり呑み込め
春塵やトートロジーも三周目
「干からびてみても後年誰かがさ、あたしを発掘しやしないでしょ?」
すずなりの花すずなりの見あぐ顔 人々みんなひとをわすれる
たどり着く先はちいさな部屋のはず 環状線は一周しないで
呪術とは可視化されても記録には 残りづらいと「助けて!」もそう