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道草のススメ2021

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道草氏による日々の考えごと
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2021年1月の記事一覧

個人的な祝日

会社勤めを止めた後、11年前から、誕生日は個人的な祝日ということにしている。もちろん生まれ…

幾つもの海岸

今日は湘南の散歩屋さんのナビに助けられつつ6時間ほど歩いた。鎌倉駅から佐島まで。ざっと3万…

切れそうで切れない線

久しぶりに映画館へゆき、『あざみさんのこと』を観た。「あざみさん」という20代の女性の(小…

ことばを探すひと

年末年始の休みは3日間だった。1月も、あと3日でおわる。ぼくはそのさいごの日にひとつ歳をと…

海の濃淡

朝、目がさめる時と、夜、眠りにつく時に、挟まれて1日がある。そのふたつの瞬間がぼくの至福…

舞台裏のようなところに

こどもの頃、ぼくは自分の置かれている現実が「演じられているもの」のようだと感じていた。そ…

一角を空けて

悪天候が続いて、怒涛のようだった週末を経て、今朝、起きたらサラッと晴れていた。ちょっと疲れが出たのか、ぐったりした気分、体調も? 起き出して、しばらくして不調に気づいていたので、今日は外に出なければならない予定もないし、昼食のあとで久しぶりに昼寝をすることにした。まわりで息子が騒いでいるのでじっくりは眠れないが、やがて大人しくなり(何をしていたのだか)ぼくも少し眠れた。できれば1日中寝ていたいし、年中寝ていてもよかったらそうしたいような気分に陥る。夕方には、「ぼくもへやがほし

混んでないというのが

雨の日曜日、浜松町の展望台があと7日で閉まると聞いて、さいごに立ち寄ってきた。外出支援の…

思い描いていたひと

ストーブのある部屋で、2週間ぶりの「道草の家の文章教室」をやってきた。薬缶のなかであたた…

"おりてゆく"ということ

今日、朝のページを書いていて、自分には、"おりてゆく"というイメージが濃厚にあるのだという…

(喪失のプロセスも…)

昨日は「書くということは自分にとって発見のプロセス(方法)なんだということはよく知ってい…

発見のプロセス

今日は「アフリカン・スクラップ・ブック」の方に『るるるるん』vol.2の感想文を、と思って、…

災害が起こらない限りただの原っぱだ。

今日はいつもに増して風が冷たく感じられた。彼は例によって「ころながおわったら? ころなが…

コップの中の嵐

10年前にある人が「もう死んでしまおうと思う気持ちはよくわかる。でも、これまで、どんな苦しい状況になっても死ななかったのは、なぜだろう?」と話していた。すこし考えて、「本を読んでいたからかな…」 その〈本〉というのは、いま役に立つことが書いてあるというようなものではないのだ。そのとき、たまたま手元にあった〈本〉であり、ただ、どこかにある風景をことばで書いてあるだけかもしれない、とにかくそこに書いてあるものを読むのである。ぼくにはその気持ちがよくわかる。そうやってぼくは今日も