幾つもの海岸
今日は湘南の散歩屋さんのナビに助けられつつ6時間ほど歩いた。鎌倉駅から佐島まで。ざっと3万歩。夕方までは暖かくて春のような日で。歩き続けていると暑いくらいで、少し困った。ぼくは数年前に足を痛めていて(職業病のようなものらしい、よく歩くからネ)、歩くのは好きだけれど少し不安も抱えている。それが、散歩屋さんのワークショップに参加している理由のひとつでもあるのだが、月1くらいで参加する中で最近は少し不安が解消されてきた。とはいえ、今日は朝から本調子とは言えず、歩いていて少し踵が痛むことがあった。こんな日に、どれくらい歩けるか? という課題が自分の中に生まれていた。鎌倉から(あえて)山をこえて、逗子に出る。逗子海岸からは、幾つもの海岸を渡り歩くことになる。それぞれの海岸で、砂も、石も、その質感には違いがあることに気づいて、観察していると、とても面白い。浜を歩くのは飽きない。道草スポットの宝庫だ。しかし今日のワークショップの真骨頂はその後にあった。美術館のあるところの浜をこえ、さらに南下して、どこまでゆこうか? という話になる(ちゃんとは決まってなかった)。5時間歩き通していると、さすがの健脚にも少々疲れが出始める。散歩屋さんのワークショップではいつもは、もっと短い距離を歩くのだけれど、今日は「もっと歩ける人向け」だった。もう1時間ほど歩いて、佐島まで行ってみようということに今日はなった。
たぶんひとりでは歩けない。誰かと一緒に歩くから歩けるという道があり、「歩く人」はそういう道をあゆんでいるとぼくは思っている。