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恥の多い少年時代を送ってきました
太宰治の『人間失格』の冒頭の一文から始まる言葉がある。それとは別の意味で、「恥の多い少年時代」を送ってきた。
私は小学校時代から問題行動が多々あったことを思い返す。人を信用することができなくなった。他人を思いやる心すら無くなった。人に対して嘘をついたり、不快に思うような嫌がらせをしたこともあった。
その経験の中で私が何よりも耐えがたかったのは、性的な観察を起こしたことだ。
私は「エロ
「お兄ちゃん」と呼んでくれない
幼少期に受けた心の傷を抱えてから、私は徐々に誰にも承認されていないと思い始めた。
「私はなぜ人間関係がうまくいかないのか。」
「なぜ他人を傷つけるようなことをするのか。」
そんな思いに囚われていた。
そのトラウマを家族に話しても理解してくれず。どつぼのように悩んでいった。
私には妹がいる。だが、これまで一回も彼女から「お兄ちゃん」と呼んでくれたことがない。一体どうしてなの
言葉の意味が分からない
学校で問題行動を起こし、家族から懐疑の目で見られるようになった私は自らの愚行を振り返る度に、鬱々とした気持ちにならざるを得なかった。性的観察を行ったこと、家族に対する下劣な行動を取ってしまったことは「世の中の恥さらしだ。」と自己批判するしかない。
最大の課題は、人とのコミュニケーションである。言葉の意味をまるで理解できていなかった。そう自覚したのは、まだ生まれてまもない頃のことだ。
3歳