makeの熟語完全マスター!コアイメージで一気に理解する vol.5
みなさん、こんにちは!オンライン英語家庭教師のだいき先生です。大好評のmakeの熟語シリーズ、第5弾をお届けします!
今回は、「状況活用」と「構成」に関する熟語を中心に見ていきましょう。でも、その前に...
makeのコアイメージの復習
makeには「こねこね→形作る→固める」という基本イメージがあります。粘土細工を思い浮かべてください:
粘土をこねこね
形を作る
形を固めて完成!
このイメージを持って、今回も新しい熟語に挑戦していきましょう!
1. make the best of / make the most of(最大限活用する)
これらはほぼ同じ意味で使われる表現です。
bestとmostはどちらも「最高・最大」を表します。
mostは、円グラフの中の80~90%程度、みたいなイメージです。山積みされたりんごのうち、大部分(80~90%)が赤いりんご、みたいな感じで「全体の中で大部分を占める」というニュアンスですね
make(形にする)+ the best/most of(~の最大限)
→「最大限を形にする=最大限活用する」
例文:
Let's make the best of this rainy day.(この雨の日を最大限活用しよう)
She always makes the most of every opportunity.(彼女はいつもあらゆる機会を最大限活用する)
We should make the best of what we have.(私たちは持っているもので最善を尽くすべきだ)
2. be made up of(~から成り立つ)
upのコアイメージは「上向き→完成」です。
詳しくは以下の記事で詳しく語っているので、ぜひ読んでください!
be made(作られている)+ up of(~で完成している)
→「~によって作られ上げられている=~から成り立つ」
例文:
Water is made up of hydrogen and oxygen.(水は水素と酸素から成り立っている)
The team is made up of experts from different fields.(そのチームは様々な分野の専門家から成り立っている)
3. make use of(~を利用する)
useのコアイメージは「使う・役立てる」です。
make(形にする)+ use of(~の使用)
→「使用を形にする=利用する」
例文:
We should make use of natural resources wisely.(私たちは自然資源を賢く利用すべきだ)
She makes good use of her free time.(彼女は自由時間を有効に活用している)
4. make allowance for(~を考慮する)
allowanceのコアイメージは「許容・配慮」です。
ごちゃごちゃした中に、何かを受け入れる余地やスペースがあるイメージがあります。ただ、物理的なスペースというよりは、「心の余裕」という方が正確ですね。スケジュール通りには何事もなかなかうまくいかないものです。だからこそ、そういうイレギュラーも「受け入れて計算、調整する」という「考慮」みたいなイメージがあります。
make(作る)+ allowance for(~への許容)
→「許容範囲を作る=考慮する」
例文:
We must make allowance for possible delays.(起こりうる遅延を考慮しなければならない)
The teacher makes allowance for students with different learning styles.(教師は異なる学習スタイルの生徒に配慮している)
5. make as if(~のふりをする)
asのコアイメージは「ぴったりと重なり合う・一致する」です。
イラスト的に考えると、円が重なり合うようなイメージを持ってください。
そこから派生して、「時」「役割」「程度」の3つが「一致」するような感じです。
時の一致:As I entered...
役割の一致:as a teacher
程度の一致:as fast as
as if自体は「まるで~であるかのように」という意味があります。大学受験では超必須の知識なので、絶対に覚えておいてくださいね!
make(作る)+ as if(まるで~のように)
→「~であるかのように作る=ふりをする」
例文:
He made as if to leave, but then sat down again.(彼は去るふりをしたが、また座った)
She made as if she hadn't heard me.(彼女は私の声が聞こえなかったふりをした)
6. make do without(~なしで済ます)
これは前回学んだ「make do with(~で間に合わせる)」の派生表現です。
make(形にする)+ do without(~なしでやる)
→「~なしでなんとかする=~なしで済ます」
例文:
We'll have to make do without sugar in our coffee.(コーヒーに砂糖なしで済ませないといけない)
I can make do without a car in the city.(都会では車なしでも済ませられる)
まとめ:今回の熟語のポイント
今回学んだ熟語は、大きく3つのグループに分けられます:
最大活用に関する表現
make the best/most of(最大限活用する)
make use of(利用する)
構成・考慮に関する表現
be made up of(~から成り立つ)
make allowance for(考慮する)
状況対応の表現
make as if(ふりをする)
make do without(なしで済ます)
最後に:この記事を読んでくださったあなたへ
いかがでしたか?
makeの熟語が「なるほど!」と腑に落ちた方も多いのではないでしょうか。
実は、英語学習には「このような解き方」がたくさんあります。
なぜその表現を使うのか?
どうしてその意味になるのか?
どんな場面で使えるのか?
私が提供しているオンライン英語レッスンでは、
このような「なぜ?」を大切にした指導を行っています。
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