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#つながり
【すっぱいチェリーたち🍒】宇利盛男 すっぱいよ、永遠なれ🍒〜最終回〜
「なんで急に
文化祭の話なんか
聴いてくるんや?」
長男に問いかけた。
今は妻と娘が買い物に出かけていて、
私と長男の2人。
リビングでくつろいでいた。
「おとんって、
モテてたん?」
続けて質問をしてくる長男。
「も、もちろんやんっ、
お父さんは、
たまに家に遊びに来る
阿久たちと、
バンドやってたんやで!」
父である私の高校の卒業アルバムを開けて、
興味深そうに
【すっぱいチェリーたち🍒】宇利盛男 SEKAINOCHIGAI
「フィーリングカップルに出ることで、
不安にさせてしまうのではないか?」
田梨木高校の伝統のクリリスマ会で、
やりたいと思ったフィーリングカップル企画。
でも、
もしオレがフィーリングカップル企画に出て、
違う誰かとカップルになってしまったら、
あの子はどう思うんやろうか‥。
急に不安が高まった。
考え込んでいたら、
いつの間にか校門の前に立っていた。
教室ではよく目が合う。
【すっぱいチェリーたち🍒】宇利盛男 「PAIN」
「先生、お腹なのか胸なのか、
痛い部分がどこなのか、
わからなくなってきました‥」
確かにお腹はぴちぴちだった。
できれば大きな声で言わないでほしかったが、
それを止める強いツッコミもできないほど
痛みに耐えられず、
文化祭の演劇の主役を
まさかの垣野先生に代わってもらったオレ。
無事に演劇が行われたどころか、
垣野先生のパフォーマンスの凄さに引っ張られ、
みんなが普段よりイ
【すっぱいチェリーたち🍒】宇利盛男 仲間の存在
「キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪」
「・・・・・、んっ?」
ベルの音で目が覚めたオレ。
自分が机にうつ伏せていることに気付く。
「えっ、ナナちゃん?あれっ」
どうやら授業中に妄想をしていたら、
そのまま眠ってしまっていたらしい。
オレはナナコの夢を見ていたようだった。
「はっ、そうだっ、
圭子に告白しないとっ」
と慌てて圭子が座っている後方の座席を見ると、
たちまち女子生徒達が圭
【すっぱいチェリーたち🍒】宇利盛男 恋のベルが鳴り響く
「キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪」
学校のベルが鳴った。
まるでオレたちを祝福するかのように。
バイクに跨り、
2人で1つになって風を感じた圭子との
運命のスタートライン。
その恋の始まりを告げる時がきた。
燃え上がったこの気持ちを
すぐにでも伝えたいのに、
転校してきたばかりの圭子を
周りの女子生徒たちが囲み、
挨拶をしたりトイレの場所を教えたりしている。
なかなか2人になる
【すっぱいチェリーたち🍒】宇利盛男 夢で逢えたら
「昨日の夜ね、ラジオを聴いてたの。
そのラジオの声が宇利君に似てたの。
そのまま聴いてたら寝てしまって。
そしたらね、
宇利君の夢を見たの!」
最近、
絶対イケると思っていた彩子に2度もフラれ、
世の中に絶対という文字はないということを
身をもって知ったオレだったが、
意外にも真実というものは
すぐそばにあるということにも
気付かされたのであった。
オレの夢を見たと
#クリスマスまでの創作活動「つながり創作活動🍒第2弾始まりま〜す!」
「次は、
学園モノかな〜」
前回の秋の創作活動
「ウーリーと黒い獣たち」
が無事にラストを迎え、
打ち上げスタエフも配信した。
(打ち上げライブのアーカイブです)
そのライブの最後に、
「次は学園モノとかなら
描きやすいんじゃ
ないですか?」
など、
次作のアイデアまで飛び出していた。
それほど、
共作による創作活動は、
参加者の妄想を溢れさせるようだ。
少し