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#映画

【イベント開催レポート】こども自身が考え歩む姿!ドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」上映&海外上映の様子〜前編〜

【イベント開催レポート】こども自身が考え歩む姿!ドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」上映&海外上映の様子〜前編〜


【最初に】

こんにちは。サイボウズのもっちーです😊

以前、noteでご紹介したTOKYO PLAYさんとサイボウズでイベントしました!
今回のイベントは、川崎市高津区にある子どものための遊び場
「川崎市子ども夢パーク」、通称「ゆめパ」を舞台にした、
悩みながらも自身が考えて歩もうとする子どもの力が描かれている、
ドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」の上映会&トーク会です。
今回は、当日の

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ボクサーのプロライセンスを取得した横浜流星。「演技」の領域を超えた規格外の進化を1本の映画から紐解く

文=SYO @SyoCinema

 僕は独立して4年弱になるが、この仕事の一番の財産はやはり人との出会いだと感じる。恩人であり、この人と巡り合えなければ自分の人生はまったく違ったものになったであろう確信――僕にとって、そのひとりが俳優・横浜流星だ。

 初めて彼について書く機会を得たのは、まだ独立前の2019年。この連載の前身となる「WOWOWシネピック」だったかと思う。盟友・藤井道人監督との初

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心の殻を破りたい人に観てほしい映画 「グッドウィル・ハンティング」

心の殻を破りたい人に観てほしい映画 「グッドウィル・ハンティング」

個人的オールタイムベスト映画

孤児の上、養父から虐待を受け、愛情を与えられなかった主人公のウィル。
人に傷つけられるのが怖くて、自分から傷つけてしまう。
捨てられるのが怖くて、自分からそっと離れてしまう。

誰もがうらやむ天賦の才で、難しい問題もいとも簡単に解けてしまうし、人から意見をぶつけられれば、知識武装で本から引用。
けれども、「君自身は何がしたいんだ」という簡単な質問には何一つ答えられな

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映画鑑賞の記録その15(ネタバレほぼなし!おススメ度付き!)

映画鑑賞の記録その15(ネタバレほぼなし!おススメ度付き!)

5つ映画を観る度にnoteでまとめよう!という企画です!
今回で15回目。2-3月に観た分をまとてみます。
映画鑑賞のチョイスの手助けにもなるよう、おススメ度も付けます!
タイトルクリックで視聴リンクまたは公式サイトに飛びます。

前置き(前回以前と同様)プロフィール:
・香港映画にハマった以外はこれまで映画鑑賞の習慣なし
・これまでは映画館、レンタル、TV放映を足して月に1本観るかな?程度
・特

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【結果発表】「#映画にまつわる思い出」、今年の受賞5作品を発表します!

【結果発表】「#映画にまつわる思い出」、今年の受賞5作品を発表します!

 こんにちは!WOWOW公式noteの担当者Nです。
2月16日から3月17日にかけて募集いたしました「#映画にまつわる思い出」投稿企画の、結果を発表させていただきます!

 昨年と同じお題で、1年ぶり2度目の開催となった本企画ですが、最終的に皆さまから届いた作品の投稿数は、なんと1,990件でした! 大成功に終わった昨年の投稿数をさらに超えるほどのたくさんのご参加、本当にありがとうございました…

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綾瀬はるかに宿る、観る者を惹き付ける“エンタメ性”を1本のアクション作品から紐解く

文=SYO @SyoCinema

 国民的女優、綾瀬はるか。
 彼女には、どの作品で出会うかで、こちらのイメージが変わるところがある。映画『ハッピーフライト』(’08)、『おっぱいバレー』(’09)、ドラマ「ホタルノヒカリ」(’07)、「義母と娘のブルース」(’18)などだったらコメディエンヌだろうし、「八重の桜」(’13)、「JIN-仁-」(’09)、『レジェンド&バタフライ』(’23)ほか時

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映画【TENET テネット】攻略-文系にもやさしい徹底解説・考察

映画【TENET テネット】攻略-文系にもやさしい徹底解説・考察

クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』(以下TENET)を観ました。ノーラン監督はこれまで『メメント』や『インセプション』、『インターステラー』で時系列の入れ替えや時間の拡張や超越を描いており、いわば時間をテーマとした映画のエキスパートです。
今作『TENET』も時間を扱う作品な訳ですが、今作ではこれまでの映画に無かった【時間の逆行】が描かれています。それもただ逆行するのでは

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鳥のうんこまみれの世界で『君たちはどう生きるか』

鳥のうんこまみれの世界で『君たちはどう生きるか』

※作品のネタバレを含むので鑑賞後にどうぞ!

初日初回に見てきたわけですが。

見に行く前は、尊敬してるけど最近ちょっと偏屈さが増してきて絡みづらいな〜と思ってるおじいちゃんが、『お前らに言っておきたいことがある』というので、まあ行くけどちょっと長めのお説教されそうだな…」という気持ちが7割、
「俺を育ててくれた偉大なおじいさんが打ち上げるラスト花火を見逃すわけにいくか」という気持ち3割だったんで

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美術史で読むミッドサマー/「さかさまの世界」



こんにちは。

拙記事「ミッドサマー/アリ・アスター監督の手のひらで踊ろう! (元「ホルガ村は『ヤバい』のか)」を読んでくださった方、ありがとうございます。

最初の記事の加筆修正も済んでいないのですが、ホルガ村に取り残されているのでこの期に及んでまた考察記事です。

「『ミッドサマー』と『ヘレディタリー』の深い繋がり―「絶望の叫び」と「疎ましさ」からアリ・アスター作品を読み解く」という記事を

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「多様性」という問題に正面から向き合った実写版「リトル・マーメイド」がアニメ版とは別物である理由

「多様性」という問題に正面から向き合った実写版「リトル・マーメイド」がアニメ版とは別物である理由

 1989年の末頃、当時日本でもレギュラーで放送されていたCNNの「ショウビズ・トゥデイ」は、忖度ない映画評が話題で、どんな大作やヒット作でもコテンパンにこき下ろしていて、
その理由も極めて明快で分かりやすいものだったので、最新作の動向と出来映えを判断する上で非常に参考になる番組だった。で、その番組で自分が見ていた限り、初めて絶賛された映画が「リトル・マーメイド」だった。

 とにかく非の打ち所が

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