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アメリカ生活note

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なにかを始めるには「もう遅すぎる」と思っている人に伝えたい話

なにかを始めるには「もう遅すぎる」と思っている人に伝えたい話

なにかを始めるのに、もう遅すぎると諦めてしまったことはありませんか。

なにごとにも、これをやるならこれくらいの歳のときに、という相場観があります。ほかの人はどうかわかりませんが、わたしは、40代に突入した頃から、いろんなことのデッドラインが迫ってきているような気がして、一人で勝手に焦っていた時期がありました。

その「もう遅すぎる」という呪縛から脱して、一歩を踏み出せたことがあります。

ブラジ

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自分の弱さが許せない

自分の弱さが許せない

弱い自分が嫌いです。

これは、むかしから存在する、わたしの課題です。



先日、娘の担任の先生との個人面談がありました。

一家族に割り当てられた時間は15分です。しかも入れ替わりの調整時間はありません。わたしは、時間に遅れないように早めに家を出て、5分前には教室前に到着しました。

中を覗くと、わたしの前の面談がまだ行われています。わたしは、ドアのそばに置いてあった椅子に腰かけて、時間がく

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異文化での失言?あるある。わたしはタトゥーで失敗しました

異文化での失言?あるある。わたしはタトゥーで失敗しました

アメリカにいると、タトゥーをしている人がわんさかいる。

以前は、体のどこかにタトゥーがある人を見るたびに、

「日本にいっても温泉に入れない…」

という一文が、いちいち頭に浮かんでいた。大きなお世話である。そもそも、赤の他人と真っ裸で空間をともにするなんて、彼らにしてみればそっちの方がよっぽどクレイジーである(と思う人も一定程度いる)。

だから、もちろん口に出しては言わない。ただ、タトゥー=

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アメリカで、アメリカ人にBonsaiをならう

アメリカで、アメリカ人にBonsaiをならう

我らが日本文化は、世界に誇る一流コンテンツの宝庫である。

そのうちの一つ、「盆栽」は、ここアメリカでも "Bonsai" として認知されている。ボンサイではなく、ボンザイと発音する人が多い。

ちまちまとした精巧なものを愛でる日本の気質に比べると、アメリカはどちらかというと、どっかんとダイナミックで、サイズと数と量を愛でたがる気質であるように思う。

そんなアメリカで、Bonsaiは、当然ながら

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風邪をひきたくない

風邪をひきたくない

やばい。風邪をひいたかもしれない。

唾やものを飲みこむときに、喉の奥にちょっとしたつっかえを感じる。これから痛くなる予兆に違いない。

我が家では、数週間前に息子に始まった風邪が、まず娘にうつった。昨日、夫が「ちょっと喉が痛いな」と言い始めたとき、わたしは「大丈夫?」といたわりつつも、このじわじわと迫りくる連鎖から逃げ切れるだろうかと考えていた。

子ども発、大人着でバトンを回す風邪の季節がやっ

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我が子がガッツポーズで喜ぶ夕飯メニューはこれ!#今日のおうちごはん

我が子がガッツポーズで喜ぶ夕飯メニューはこれ!#今日のおうちごはん

我が家には、6歳と7歳の子どもがいる。
この2人の好きな食べものと嫌いな食べものが違っていて困る。

基本的に、食事に出されたものは好きじゃなくてもちゃんと食べることが、我が家のルールである。食べるか食べないかは最終的に自分で決めていいけれど、ご飯をちゃんと食べ終わらない限り、それ以外のものは食べられない決まりだ。

翌朝までお腹が空くだろうけど、ご飯をちゃんと食べないんだからしょうがないね、とい

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アメリカに住んで良かったこと

アメリカに住んで良かったこと

わたしは、アメリカに住んでいます。

生まれ育った故郷である日本を恋しく思う気持ちは、いつも心の中にあります。あの頃の生活が戻るなら、ちょっと戻ってみたいような気もします。

でも、アメリカの方が心地よいと感じることもまたあります。

いまぱっと思いつくのは、お酒を飲まなくて済むことです。

わたしは、飲まなくていいなら飲みたくない。

体質的にあまりたくさん飲める方ではありません。すぐ酔っ払いま

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いま始めなかったら、もうチャンスは来ないと思った

いま始めなかったら、もうチャンスは来ないと思った

ブラジリアン柔術が楽しすぎる。

皆さんの周りにも、柔術をやっている人がいるでしょうか。有名人に愛好者がたくさんいて、話題になったりしています。

もともとは子どもの習い事でした。わたしは送り迎えの都合上、クラスを見学していました。でも、見ているうちに体の内側がうずいてくるのを感じました。

わたしは、子どもの頃に柔道をしていた時期があります。子どもの柔術教室を見ていたら、かつて柔道にのめり込んで

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行きついた先は、それぞれが食べたいものを食べるスタイル

行きついた先は、それぞれが食べたいものを食べるスタイル

この週末は、義兄夫婦が我が家に遊びに来ていました。

金曜の夜、仕事が終わった後に飛行機で飛んできて、日曜の昼前には我が家を後にして、空港へ向かっていきました。

夫婦ともに医者で、特に義兄は昼夜問わず働いています。そんな中、せっかくの週末に、こんな目いっぱいのスケジュールで会いにきてくれたことに、ちょっと感動すら覚えます。バイタリティに溢れた生き方にも、感心してしまいます。

子どもたちにとって

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多様性を尊重すると、こんな側面もある

多様性を尊重すると、こんな側面もある

今日10月3日は、子どもたちの通う小学校が休みだった。「Holiday」だという。

なんの祝日だっけ?

確認してみると、「ローシュ・ハッシャーナー (Rosh Hashanah)」だという。

ごめん、まだわからない。

ほう、ユダヤ系の祝日だったのか。

アメリカは、異なる文化を背景に持つ人々で構成された移民の国。うちの子どもたちが通う地域では、多様な文化を尊重する観点から、様々な文化の祝日

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子どもの急患に必死で対応したら、車を運転しないと生きていけないと悟った話

子どもの急患に必死で対応したら、車を運転しないと生きていけないと悟った話

まだアメリカに移り住んで1年くらいだった頃、文字どおり、わたしの生活を一変させる出来事が起こりました。

当時生後1か月の娘が、血便をしたのです。

おむつを替えていた手が止まりました。これ、すぐ病院に連れて行かないといけないやつじゃないか。

母子手帳に載っていた赤ちゃんのうんちの色のグラデーションが頭に浮かびました。でも、そんなもの引っ張り出してこなくても、この赤はどう見ても血だ。胸がざわめき

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日本では馴染みのあの商品が、英語圏ではヘンテコな意味になっている

日本では馴染みのあの商品が、英語圏ではヘンテコな意味になっている

みんなが普段飲んだり食べたりしているものの名前。

日本ではなんの違和感もなく使われている名前が、ところ変わると全く違う印象を与えていることがあります。

アメリカ人である夫の協力を得て、英語圏でヘンテコな意味になっている日本の商品を3つご紹介します。

カルピスうちの子どもたちが、なにかの文脈で、

「カルピスが飲みたい」

と言い始めました。この夏、日本に行ったときに何度か買って飲み、味をしめ

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なぜアメリカのお医者さんはあんなにフレンドリーなのか

なぜアメリカのお医者さんはあんなにフレンドリーなのか

アメリカに来て気づいたことの一つに、日米のお医者さんの雰囲気がかなり違う、ということがあります。

なんでこんな話を始めたかというと、らわ・ゆうきさんのこの記事を読んだからです。

らわ・ゆうきさんはイギリス在住のお医者さん。
内向的な性格とのことですが、医師の仕事に就いてから、対面で人とコミュニケーションをとる機会が非常に多くなったとか。必要に迫られ、またご本人も努力されて、コミュニケーション能

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アメリカでは、風邪をひいたらこれを食べる

アメリカでは、風邪をひいたらこれを食べる

風邪をひいて調子が悪いとき、日本だったらお粥とかおじやとかうどんなんかを食べるんじゃないでしょうか。調べてみると、玉子酒なんてのも見かけましたが、わたしにとっては馴染みがないです。

要は、温かくて消化に良いもの。

わたしが住んでいるアメリカでは、チキンヌードルスープを食べます。もちろん、風邪のときに食べるものはほかにもいろいろありますが、多くの人が口をそろえて推すのはこれです。

実は、今週の

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