🐈"儀式の途中"のその後🐱 (いがらしみきお•不幸装置•田舎とニュータウン)
2月1日に気づいた儀式的な光景。画伯ちゃんなりの推察と、ファンタジーな空想によって猫の仕業だと決めつけた。
じゃないと、意味がわからなさすぎて不安で眠れなくなるからね。
近くにある公園の中で唯一、そしてその公園の中でもたった一つのベンチにこんなに大量の石たちが存在しているとね...
前回のnote↓↓↓
あの日からこのベンチの横を通り過ぎるたびに、チラッと様子を伺うようになっていた。
一日経っても変わらず、一週間経っても変わらない。
かと思えば1ヶ月経つと、石の量が妙に減っていることがあるようにも思えた。
その近くには猫。
決まって二匹の猫。
ははーん。
やっぱり君たちだな?
そうだろ、そりゃそうだろ〜!
画伯ちゃんの顔は笑っていたけど、どこか不信げ。
5月になって躁鬱の波が激しくなって
ここ五年のなかで一番楽しい上半期だった。
いいことばかり起きて多幸感に包まれていた。
あぁ...このまま絶頂的なピークでやっていけそうだ...
やっと幸せになってもいい時間が来てくれたんだ...
今年こそは毎年五月にやってくる、謎の大鬱みたいなものとは縁遠く過ごせそうだと思っていた。
思い込んでいた。
躁状態なだけだったのかもしれない。
五月も半ばになって、何かが変化していくのを感じていた。
それは近くのベンチに乗った石たちもそう。
どんどん増えていくのが見て取れた。
枝や人工物のカケラのような物が置かれていく不穏感。
夜に眠れなくなり運動不足も兼ねて深夜散歩したときも、酩酊しながら通り過ぎたときも、女の子と話しながら様子を伺ったときも。
増えに増えていた。
『いがらしみきおのsink』をリアルタイムで味わっているかのような気分。
不幸装置•よびしろ
いがらしみきおは漫画sinkの中で、不幸が始まるキッカケとして"よびしろ"というものに出会うと描いていた。
その不幸装置とも呼べる"よびしろ"によって始まる、不幸な時間のことを"わげじいり"とも描いていた。
画伯ちゃんは、よびしろを2月1日に初めて見て、違和感(少なくなったり大量に増えたり)を目の当たりにして、二回目のよびしろを体験していた。
これによりわげじいりに突入。
精神も肉体も壊れていく感覚を肌で味わっていた。
世界が作った何かを、本当に信じて生きていっていいのか?
形のない、この手に持てないものを持たされているような感覚のまま。
騙されて生きていっていないか?
死ぬ時にその手に残るものはなんなんだろう。
画伯ちゃんの手には石。
田舎とニュータウン
僕らは日々の生活の中で絶え間なく儀式を通過していく。
その儀式がどういった目的と結果をもたらすのか、はっきり掴めないままの場合もあるだろう。
呪術もそういった側面があるように思う。
人の流れが少なくなった田舎の一部だったり、今まで誰も住んでこなかった場所を切り開いて新しい町を形成したり。
過去に仕込んだ儀式や、不幸な装置が作動したままだったり、切り開くことで思いがけない装置を生み出すこともあるだろう。
君がそれについて復讐心、そして疑心暗鬼を持つのは、本当に君の問題なのか。
君の関係した町の人間のせいなのか。家のせいか。環境のせいか。時代のせいか。解決できるものなのか。
そして精神が自分でコントロールできていないとする病気や障害等は、単に脳の問題なのか。血の問題なのか。
どう思う?どう思う?
あの時ベンチに置かれた石たちを見て、脳に伝わった不穏さや衝撃は本当に画伯ちゃんが感じたものなのか。
猫が感じていたものなのか。
画伯ちゃんが石を置いたのか?
深夜に散歩に出かけて石を置いたのか?
猫は何を見ていたのか?
画伯ちゃんはどれくらいの量の石たちを置いたのか?
装置に出会ったのか?
装置を作ったのか?
"君がずっと幸せでいれますように"
石には小さくそう書かれていた。
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