現役タクシードライバー

乗務歴11年目の現役タクシードライバーです。 新人指導も担当しています。 今は主にJapanTaxiの運転をしています。

現役タクシードライバー

乗務歴11年目の現役タクシードライバーです。 新人指導も担当しています。 今は主にJapanTaxiの運転をしています。

最近の記事

  • 固定された記事

私のプロフィール

現役タクシードライバーです。 私のプロフィールを簡単に説明させていただきます。 タクシードライバーとなって、およそ11年目。 現在は、新人指導や乗務員指導なども担当しております。 前職は介護、福祉関係。 社会福祉士と介護福祉士の国家資格を所持しています。 今は、主にJapanTaxiに乗務しています。 営業地域は、人口40万人ほどの都市です。 この人口規模ですが、車庫待ち営業スタイルです。 24時間営業の法人タクシー会社に勤めており、シフト制の勤務です。 朝からの

    • タクシーはペットと一緒に乗れるの???

      現役タクシードライバーです。 今日は、お客様からもお問い合わせの多い「タクシーにペットと一緒に乗れるのか?」について書いていきます。 まず、盲導犬、聴導犬、介助犬などは、身体障害者補助犬法に基づいて認められていますので、乗車を断られることはありません。 ここで書いていくものは、ペットとして飼われている動物のことになります。 基本的には「小型の動物」であれば、乗車できると思っていただいて大丈夫でしょう。 ただし、会社によってさまざまな決まりが有ることもありますので、乗車

      • タクシーで忘れ物をしたらどうする???

        ご覧いただきありがとうございます。 現役タクシードライバーです。 今回は、「タクシーで忘れ物をした時に、どのように対処すればよいか?」を書いていきます。 まず、タクシーでの忘れ物は、とっても多いです。 スマホ、鍵、財布、診察券、お薬などなど、毎日たくさんの忘れ物に遭遇します。 お客様の降車時にはドライバーが目視で確認しますが、運転席から後部座席を確認しても、死角が多数あるために見逃してしまう事は多々あります。 お客様へ「忘れ物が無いように確認して下さいね。」とお声がけもし

        • 日本版ライドシェアが始まって半年・・・

          2024年4月に始まった「日本版ライドシェア」。 およそ半年たって、現役タクシードライバー的にどう考えているのかを書いていきます。 ※私の営業地域ではライドシェアは解禁されていません。様々な報道や私がお乗せするお客様の声、実際にライドシェアをやっている会社の幹部さんに聞いたお話などから考察します。 まずは、各種報道について。 ライドシェア解禁日には、それぞれの地域でテレビや新聞で大々的に報道されました。 ライドシェアの使い方、ライドシェアドライバーになるための方法、ライ

        • 固定された記事

          ユニバーサルデザインタクシーを広めるためには・・・

          現役タクシードライバーである私が、日本に広がりつつあるユニバーサルデザインタクシーの問題点と解決策を考えていきます。 私自身、元福祉職であり、社会福祉士と介護福祉士という二つの福祉系国家資格を所持しております。 また、大学でも福祉を学び、20年以上前から公共交通や地域福祉を考えてきました。 当時、路線バスに低床で車いすのまま乗れるバスが導入され始めた時期でした。 そしてようやく、タクシーも車いすのまま乗れる時代になってきました。 でも、課題はとても多い。 それらを少し書いてい

          ユニバーサルデザインタクシーを広めるためには・・・

          ジャパンタクシーの改善点(UD)

          タクシー車両として、現在の導入メイン車種であるトヨタのジャパンタクシー。 セダン系と比べて車内が広く、お客様からは好評な車両です。 一方で、全てがユニバーサルデザインであるために、車いす対応車両としては未熟な部分が多く、タクシー会社からもタクシードライバーからも批判されるという残念な事態。 現役タクシードライバーとして、また元福祉施設勤務で多くの福祉車両の運転を経験&社会福祉士&介護福祉士として、UD部分の問題点や改善点を書いてみたいと思います。 端的に言えば、車いす

          ジャパンタクシーの改善点(UD)

          ジャパンタクシーの改善してほしいトコロ

          ジャパンタクシー乗務歴5年20万kmの現役タクシードライバーが、「ココを改善してほしい」という点を書いていこうと思います。 (なお、車いすの乗降に関する部分は別記事にしたいと思います。) まずは、窓に関する事。 右後席の窓が「はめ込み」なのは問題外。 何度クレームを言われたことか。 左後席も半分程度しか下がらないし、運転席と助手席も一番下まで下がらない。 安全対策なんでしょうか? 次に、トランク(荷室)の形状。 ハッチバックが干渉して、荷物が入りません。 なんでノア等の

          ジャパンタクシーの改善してほしいトコロ

          ジャパンタクシーの良いトコロ

          ジャパンタクシーに乗務して20万キロ走った現役タクシードライバーが感じる、「ジャパンタクシー(以下JPN)の良いトコロ」を書いていきます。 (あくまでも私の所感です。感じ方は人それぞれですのでご了承ください。) まずは、何と言っても頑丈な事。 これは、コンフォートやクラウンタクシーと同じですが、日本のタクシーとして使用することを前提とした設計がされているため、とにかく頑丈です。 当初、ハイブリットという事で「電池は大丈夫か?」と言われていましたが、5年20万キロ走った私の

          ジャパンタクシーの良いトコロ

          ライドシェア参入タクシー会社の思惑

          2024年4月に日本版ライドシェアが始まり、当初は8地域からスタートしましたが、徐々に全国に広がっています。 タクシー不足地域という制限があるため、ライドシェア参入が認められる地域の多くが都市部や観光地などとなっています。 今回は、ライドシェアに参入しているタクシー会社側の視点で書いてみたいと思います。 まず、ライドシェア開始前は、多くのタクシー会社に「応募予定」という求職者の問い合わせがありました。 制度設計の詳細が決まらない中で「ライドシェア解禁」という事のみが先行

          ライドシェア参入タクシー会社の思惑

          2024.6.13 日本版ライドシェア導入2か月

          2024年4月に開始された「日本版ライドシェア」ですが、導入可能地域が日本各地に広がっています。 現状、導入が許可される条件が「タクシー不足の地域と時間帯」に限られているので、導入されている地域の多くが都市部となっています。 では、導入2か月の現在、ライドシェアはどうなっているのか??? 現役タクシードライバー的に考察してみたいと思います。 (個人的見解になりますので、全ての地域の実情とは乖離しているかも知れません。その点は、読み進める上でご留意ください。) まず、ラ

          2024.6.13 日本版ライドシェア導入2か月

          タクシードライバーは低賃金なのか?

          タクシードライバーの賃金が低いという話題はよく聞かれます。 実際にそうなのか??? 現役タクシードライバー的に考察してみたいと思います。 まず、手元に2023年のタクシー乗務員の推計年収の資料がありますので、そこから抜粋して現実の数字をお見せします。 全国のタクシー乗務員の推計平均年収が「418万9900円」で、前年比57万6600円アップとなっています。 コロナ禍からの回復途上ですが、実感としてコロナが収束してタクシー需要が徐々に増え、収入も元に戻りつつあるなというの

          タクシードライバーは低賃金なのか?

          2024.4.8 日本版ライドシェア始動初日!

          いよいよ日本版ライドシェアがスタートしました。 まずは首都東京でスタート。 報道でも出ていた通り、大臣が出席してのセレモニーも行われました。 都内をはじめ、国内4区域で今月中にスタートする準備が進められています。 5月からは、更に8区域が追加されることも決まっています。 見切り発車感は否めませんが、河野大臣も「変えていく」と言っているように、利用者も事業者もドライバーも「より良いもの」にしていく必要があるでしょう。 現役タクシードライバーの私が一番に望むのは、やはり「安全

          2024.4.8 日本版ライドシェア始動初日!

          2024年4月8日・日本版ライドシェア始動!

          いよいよ日本版ライドシェアが始動します。 2024年4月1日より解禁された日本版ライドシェアですが、準備が間に合わずにスタートできないという状況でした。 しかし、4月8日より東京地区(23区など、特別区と武三)で始まり、その他の地区でも順次スタートする予定です。 ちなみに、東京地区では「月~金曜の午前7時~10時台に上限1780台、土曜の午前0時~4時に上限2540台」などの運行時間や上限台数が決められています。 国の許可を受けたタクシー会社が実施主体となりますので、

          2024年4月8日・日本版ライドシェア始動!

          2024年4月1日・日本版ライドシェア始まらず・・・

          2024年4月1日より「日本版ライドシェア」が解禁されましたが、対象となった4区域のいずれも、ライドシェアはスタートしませんでした。 東京(23区等)・京浜・名古屋・京都の4区域で、ライドシェアを行える曜日や時間や台数の制限を国交省が発表していましたが、その先の中身の詳細が示されずに停滞。 4区域のタクシー事業者の中には、解禁に向けて準備を進めているところも多数ありますが、最終的には全社がスタートの見送りという形になりました。 各地域のタクシー協会などで情報収集は進めてい

          2024年4月1日・日本版ライドシェア始まらず・・・

          日本版ライドシェア4区域で導入???

          2024年3月13日、国土交通省が「日本版ライドシェア」を4区域で4月から解禁すると正式に発表しました。 その4区域とは、「東京23区等」「京浜等」「名古屋等」「京都市等」の区域。 タクシーの場合、営業エリア区域が設定されていますので、ライドシェアのエリア設定もその区域に準じたものとなります。 そして、「運行を認める台数や、曜日や時間の設定」も発表されています。 その時間帯や台数に限り、タクシー会社が運行主体となって解禁されます。 このニュースを見て、「あれ???」っ

          日本版ライドシェア4区域で導入???

          タクシーメーターの仕組み

          分かっているようで、実はよく分からないタクシーメーター&運賃の仕組み。 タクシーで「同じ場所で乗って、同じ場所で降りてるのに、いつも運賃が違うのはなぜ?」って思う事はありませんか? ドライバーとしても、お客様からそのような疑問を聞かれたり、場合によってはクレームやトラブルになることがあります。 この記事では、なるべく分かりやすく説明させていただきます。 何故、タクシーは乗車のたびに運賃が違うのか??? その根本的な原因は、タクシー運賃は「距離」だけでなく「時間」もカ

          タクシーメーターの仕組み