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ジャパンタクシーの良いトコロ

ジャパンタクシーに乗務して20万キロ走った現役タクシードライバーが感じる、「ジャパンタクシー(以下JPN)の良いトコロ」を書いていきます。
(あくまでも私の所感です。感じ方は人それぞれですのでご了承ください。)


まずは、何と言っても頑丈な事。

これは、コンフォートやクラウンタクシーと同じですが、日本のタクシーとして使用することを前提とした設計がされているため、とにかく頑丈です。
当初、ハイブリットという事で「電池は大丈夫か?」と言われていましたが、5年20万キロ走った私の相棒は全く問題ありません。
整備士さんとも話をしますが、そのあたりは「タクシー用に設計されてるから」というお墨付きを頂いています。
これまで、大きな故障は一度もありません。

次に、ハイブリッドシステムについて。
一般車のハイブリットシステムは燃費を伸ばすためだと思いますが、JPNの燃費はカタログ値で19.4km。
プリウスなどと比べれば、お世辞にも良い数字とは言えません。
私の実測では、夏場は8~9km前後、それ以外の季節は13~15kmというところでしょうか。
ざっと、コンフォートの倍にはなっています。

私の営業エリアは「車庫待ち営業」なので、どうしても待機時間が長くなります。
実は、JPNのハイブリッドシステムで私が感心しているのは、この「待機時間」に合わせたハイブリッドシステムだという点。
走行中に電気を貯めて、待機時間にその電気を使う。
コンフォートは待機時間中もずっと燃料を消費しますが、JPNは待機時間のほとんどを燃料(LPG)を消費せずに済むのですから、このセッティングはさすがです。
電気が不足するとアイドリングで電気を貯めますが、その時間も1分ほど。
アイドリング音がうるさいのは難点ですが、、。

また、ハイブリッドですので、走行音も静かですね。
丁寧な運転をすれば、、、ですが。

エンジンのパワーについては、1.5Lという事で不満を言う方もいますが、私は十分だと思います。
高速道路を走行することもありますが、法定速度で走行するには十分です。(むしろタクシーなので法定速度でしか走行しないと思いますし。)
コンフォート等比べても、加速性能などはそん色ないと思います。

左後席のスライドドアも、私は良いと思います。
開閉に時間がかかる点は難点ですが、ドアの開閉での事故は明らかに減ります。
運転席スイッチでの開閉がワンタッチだと、なお良いと私は思いますが、他の方はどうなのかな?
(開閉ともに、押している(引いている)時しか作動しません。手を離すと開閉が止まります。安全のためだとは思いますが。)

FFなので、後席の足元がフラットなのは、高齢者の方に好評です。
後席に3名乗車する際も、コンフォートのように真ん中の人がキツイということもありません。
また、小さなスーツケースなら足元に置けるのも地味に助かります。

私が担当しているグレードは「極」なので、夏は後席へのサーキュレーターで冷風を送れるし、冬はシートヒーターもあって、お客様には好評です。

などなど、JPNはネガティブな評価が多いですが、よい点も沢山あります。

が、私もネガティブに感じている事がたくさんあります。

それは、別記事で紹介いたします。

ご愛読、ありがとうございました。

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