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自己効力感と、自己肯定感と。

採用は、セルフ・エフィカシー、高めでね。
おはようございます。クリエイティブディレクターの矢野まさつぐです。

皆さんの会社は採用活動をしていますか。ボクの会社は今、絶讃採用活動中です。今期は、すでにキャリア人材を2名採用していますが、全然人が足りないので、もしかしたらあと1〜2名キャリ人材を採用しつつ、25卒の新卒を数名採用しようかな、という感じです。いや、そんなに採用できないかなw

こんな感じで、採用に関して自社でも取り組んでいますし、クライアント様の採用課題に対するブランディング支援も数多くやってきているので、この辺りの経験から、今日は、皆さんの採用活動にすこし役に立つ話をしたいと思います。

ただ、今回は「採用する側」からの話が中心になりますので、「求職者側」「従業員側」の方は、すこし耳の痛い話もあるかと思いますが、自身の学びだと思って頑張って読み進めてください。

早速、結論からいきますが、我々は、「自己効力感が高い人」を採用するべきです。

自己効力感が低い人を採用してしまうと、上司が新人の「自己効力感を高めるための働きかけ」に育成の全てを投下することになり、会社全体の生産性が落ち、最悪の場合、上司の方の自己効力感も低くなってしまいます。

では、そもそも「自己効力感」とはなんでしょうか。「自己肯定感」という言葉は聞いたことがあるけと、「自己効力感」は聞いたことがない、という方も多いと思いますので、まずは、「自己効力感と自己肯定感の違い」についてお話します。

自己効力感(セルフ・エフィカシー)とは
カナダの心理学者アルバート・バンデューラによって提唱された概念で、人が行動や成果を求められる状況下で、「自分ならできる」「自分は結果を出せる」と考えられる力を「自己効力感(セルフ・エフィカシー)」と言います。自己効力感が高い人は、遂行や結果に対して信じる気持ちが強いので、行動することに恐れることなく、どんどんチャレンジすることができます。そして仮にチャレンジが失敗に終わっても、すぐにリセットして、また新たなチャレンジに向かって行動を始めます。例え苦手なタイプの人がチームにいてもなんとか克服し、知らないことが目の前に現れても積極的に勉強し、経験したことのないジャンルの仕事にも怯む事なく立ち向かって、それらを乗り越えていきます。

自己肯定感(セルフ・エスティーム)とは
一方、自分自身の存在を肯定できる・認められる力を「自己肯定感」といいます。「できるか、できないか」は関係なく、「できても、できなくても自分を受け入れる」という考え方。アメリカの心理学者ウィル・シュッツは、これを「自分を誇りに思い、他者からも十分に認められるであろうという自負心・自尊心」という言い方をしています。自己肯定感が高い人は、チャレンジが失敗した時に、「自分には生きる価値がないのでは...」と落ち込むことはなく、「そんな自分でも大丈夫」「自分には価値がある」と思えることで心を平穏に保つことができます。

つまり、自己効力感とは「『自分ならできる』と自分を信じられる力」で、自己肯定感は「できても、できなくても、ありのままの自分を受け入れる力」で、チャレンジが失敗した時に、その違いが大きく現れます。前者は、すぐに立ち上がり「次こそは!」と行動し、後者は、その場に立ち止まり「私は充分がんばった」と自分を慰める。

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