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2016年2月の記事一覧
2月29日は「富士急」の日
僕は逗子に住んでいた。
逗子の何がいいかって、富士山が見えること。逗子海岸から江ノ島を探せば、その先に富士山が見える。北斗七星を見つければ、北極星が見えるように。ただし、曇っていて富士山が見えない日もある。きょうは見えるかな、見えるとしても、どれくらいクッキリ見えるかな、それが毎日の楽しみだった。
週の半分は、湘南T-SITEに行くためにバイクで134号線を走っていた。北海道のオロロン街道や新
noteは攻略するモノじゃない。
はあちゅうさんやイケダハヤトさんのnoteを覗いてみると、やはり有名人じゃないと(あるいは彼らのような実力がないと)、課金ビジネスは難しいと思う。サロンで、どんなノウハウが話し合われているのか分からないが、いわゆる情報商材ではなく、お金を払うに価するコンテンツをつくろう、という話に尽きるのではないだろうか。「攻略」という言葉がキャッチーだが、誤解を招く言葉でもあるのかもしれない。それを狙ってやって
もっとみる2月27日は「絆」の日
僕にとって絆とは、「会わなくても関係性としての距離が遠くならない人たち」との間にあるもの、である。
幼い頃から転校を繰り返して来た僕は、絆が切れる瞬間を人より多く見てきたように思う。たとえば、文通。転校してしばらくは、手紙のやりとりが続く。しかし、長くて一年というところだ。だんだんと手紙の返信が遅くなり、最後には来なくなる。そのとき、絆が切れちゃったなぁ、と感じるのであった。何回転校してもその結
2月26日は「二・二六事件」の日
誰もが名称は覚えているが、その内容は分かっていない事件ではないだろうか。
Wikipediaによると、1936年2月26日から2月29日にかけて日本の陸軍皇道派の影響を受けた青年将校らが1,483名の下士官兵を率いて起こしたクーデター未遂事件である。
こういう習い方をしているから分からないのだと思った。よくよく調べてみると、世界恐慌や関東大震災の影響で極度のデフレに陥っていた時代に、「いつまで
2月25日は「全国の国立大学で2次試験(前期)が開催される日」
僕は神戸大学に3回落ちた。
現役時代の前期・後期と、一浪時代の前期。そして、4回目の後期で合格した、なんてオチもなく、いや、落ちはしたわけで別の大学に進学した。そもそも、なぜ神戸大を受験したのか。法学部も文学部も経済学部も興味が持てないけど経営学部ならマシ。消去法で学部を選んで、あとは実家が大阪なので関西の国公立で唯一、経営学部のある神戸大を受けたわけだ。浪人してA判定までいったのに、またしても
2月24日は「フィデル・カストロ」がキューバ国家評議会議長を辞任し、弟のラウルが後任に就任した日
今すぐ行くべき国はキューバ。
そう語る旅人は多い。2008年のこの日にラウル政権が生まれて、労働者向けの低価格食堂廃止、自営業の許可業種拡大など、純粋な社会主義からの脱却を進め、食糧配給制度の廃止や、働きに応じて賃金を増減させる成果主義も広がった。そして、2015年7月にアメリカとの国交を回復。キューバはアメリカの至近距離に位置することもあり、アメリカ資本がなだれ込むのは時間の問題。これまで多く
2月23日「税理士記念日」
「税理士会」に提案するコピーを考えてみたことがある。
税理士に相談する人を増やすにはどうしたらいいのか。僕自身、税理士の仕事が何なのか、知らないことも多かったので徹底的に調べた。感情移入できるまで、徹底的に。コピーを書くには、この「感情移入」というのが、最も大切だと僕は考えている。
1942年2月23日に「税理士法」の前身である「税務代理士法」が制定されたことを記念して「日本税理士会連合会」が
2月22日は「2枚目の名刺」の日
2枚目の名刺を持っていますか?
僕の場合は「裏表」の名刺を作っていた。というか、名刺自体は会社からもらえたわけだが、表面は会社名が書かれた普通の名刺。裏面は真っ白だったので、僕は自分のキャッチコピーや個人アドレスをスタンプして、プライベートで会う人には「裏向き」で名刺交換をしていた。
そのとき、「コピーライターの志賀です」と言いながら名刺を渡すわけですが、「何者なんだコイツは?」と、どこの馬の
2月21日は「漱石」の日
「坊っちゃん文学賞」という公募がある。
その募集広告のキャッチコピーが好きだった。ターゲット別のアプローチを可能にするシンプルなフォーマットは、グラフィックだけで企画をつくるお手本のようだ。コピーは、電通西日本の板東英樹さん。
その旅行、
撮れば記録。
書けば文学。その浮気、
漏らせば文春。
書けば文学。その恋心、
黙せば未練。
書けば文学。とか、誰でもパロディしやすいのは、よい企画である証。
2月20日は「旅券」の日
1978年のこの日、外務省で「旅券」という言葉が初使用されたことから1998年に制定された。
僕は「留年バックパッカー」の旅に出る直前となる2006年にパスポートを取得したので、その有効期限がまもなく切れる。ちょうど10年前の旅だと思うとnoteで書きはじめたのもいいタイミング。使い古したパスポートを開けば、まるで名誉の負傷のように査証(ビザ)が刻まれていて少し誇らしくもある。振り返りながらデザ
2月19日は「あさま山荘事件」の日
1972年のこの日に起きた「あさま山荘事件」。粛清による12名の死者を出した「山岳ベース事件」の残党が逃走の末、辿り着いたのが浅間山荘。人質を取り声明や要求なしで立て篭もり、2月28日の機動隊による突撃で終焉を迎えた。鉄球作戦の失敗や警察指揮官の殉職など、ずさんな点も多く見られた機動隊だが、これら一連の制圧により連合赤軍は急激に衰退した。
事件そのものに興味を持つ以前は、僕にとって「あさま山荘事
2月18日は「冥王星の日」
私の名前は倉地冥。「冥」と書いてメイと読む。私の人生はひとつの宿題で一変した。小学三年生になったばかりの四月のある日。「自分の名前の意味を調べてみよう」と担任の先生が言ったのだ。今でも思う。あの宿題さえなければ、こんな自分になることはなかったと。まだメイでしかなかった私は、そのとき初めて「冥」の意味を知る。国語辞典にはこう書いてあった。「光がない、くらい、くらがり、やみ……」目の前が真っ暗になった
もっとみる2月17日は「天使のささやきの日」
天使のささやきと、悪魔のささやき。
マンガのようなやりとりが頭の中で頻繁するのは僕だけではないだろう。
告白しちゃえ!vs いやまだ早い!完全なる片想いと言える恋は一度しかしたことがない。その女の子と二人きりで会う度に、何度もこのやりとりが繰り広げられた。結果的に、僕は同じ相手に三回告白した。それだけ失敗したという意味では、正解は「いやまだ早い!」だったのかもしれない。それでも僕は「告白しちゃえ
2月16日は「駒野勉の誕生日」
駒野勉って誰?そう思う人にこそ読んでほしい。
何かを始めようとしたとき、必ずぶつかる壁がある。それが先人たちの才能であり、自分なんて彼らに追いつけるわけがないという「あきらめの壁」である。アニメ「ちはやふる」の登場人物である駒野くんは、競技かるたにおいて、その壁に何度もぶち当たるのだが、そのセリフには奮い立たされる。
もともと勉強が得意だった駒野くん。「勉強が得意」と片付けてしまうのはよくない