2月17日は「天使のささやきの日」

天使のささやきと、悪魔のささやき。
マンガのようなやりとりが頭の中で頻繁するのは僕だけではないだろう。

告白しちゃえ!vs いやまだ早い!

完全なる片想いと言える恋は一度しかしたことがない。その女の子と二人きりで会う度に、何度もこのやりとりが繰り広げられた。結果的に、僕は同じ相手に三回告白した。それだけ失敗したという意味では、正解は「いやまだ早い!」だったのかもしれない。それでも僕は「告白しちゃえ!」を選択し続けた。すると、三回目で付き合うことができた。数学的パラドックスのようではあるが、結果的に成功したという意味では、正解は「告白しちゃえ!」の一択だったとも言える。

行くか屈斜路湖 vs 留まるか摩周湖

北海道を旅していた僕は雲海が見たかった。「摩周湖なら見れるかも」と聞いて、早起きしてバイクを走らせた。しかし、その日は晴れていた。ハズレか、と思ったが「霧の摩周湖」にしては珍しい天晴れ。それはそれで美しいと眺めていると、遠く30km離れた屈斜路湖に雲海がなだれ込んでいるのが見えるではないか!……今から飛ばしても40分はかかる。その間に雲海は流れ去るかもしれない。それでも行くか、行かないか。僕は摩周湖の朝日に背を向けてバイクにまたがった。結果、飛びきりの雲海を見ることができた。

やるか vs やらないか

人生は選択の連続。されど、すべてはこの二択。トークイベントで質問タイムになったときにも思う。僕が思いつく質問のすべては「やるか、やらないか」でしかないと。質問される側になったときも同じ。「どうしたらコピーが書けるようになりますか」と聞かれても、答えはひとつ。「100本書くか、書けないか」それでしかない。

正解は、やる。今すぐ、やる。それしかない。やらない後悔より、やって後悔したほうがいい。現状に甘んじようとする悪魔のささやきより、未来を変えようと行動する「天使のささやき」に従った方がいいと僕は信じている。

ちなみに、2月17日の「天使のささやき」とは、空気中の水蒸気が凍る「ダイヤモンドダスト」のこと。雪よりもキメ細かく、晴れた日に大気がキラキラ輝いて見えるという。1978年のこの日に北海道の幌加内町で最低気温-41.2℃を記録したことに由来しているが、最低気温の日本記録は隣町である美深町の-41.5℃。日本一寒い場所は、稚内でも網走でも知床でもなく、旭川より少し北に位置するこの地域なのだ。その影響か、幌加内は北海道で最も人口の少ない町であり、人口密度が日本一低い町でもあるという。

2月17日は「天使のささやきの日」

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