2月27日は「絆」の日

僕にとって絆とは、「会わなくても関係性としての距離が遠くならない人たち」との間にあるもの、である。

幼い頃から転校を繰り返して来た僕は、絆が切れる瞬間を人より多く見てきたように思う。たとえば、文通。転校してしばらくは、手紙のやりとりが続く。しかし、長くて一年というところだ。だんだんと手紙の返信が遅くなり、最後には来なくなる。そのとき、絆が切れちゃったなぁ、と感じるのであった。何回転校してもその結末は同じだった。

これらは自分たちの年齢が幼かったこと、メールなどの手段がなかったことも大きいだろう。進学を機に実家から離れたころから、切れない絆を感じることが増えていった。

①高校バスケ部のB軍メンバー
②大学バスケサークルの同期

過ごした時間が長い。それは絆が生まれる条件だと思う。ただ、その密度が濃くなることで、過ごした時間が短くても絆が生まれるようになってきた。①〜⑤は時系列順だが、時間から密度へ推移しているように感じている。

③留年シェアハウスのメンバー
④AdBandのフォトグラファーとデザイナー
⑤オガシェアラのメンバー

③〜⑤はシェアハウスに住んでいたからこそ生まれた絆。僕は住まいを転々と移動しているので、そのタイミングで属していたコミュニティから離れることが多い。すると、連絡する頻度や会う頻度は時間が経つほど少なくなっていく。それでも、何も変わらない。久しぶりに会っても、今でも一緒に住み続けているような感覚で話ができたときに「絆」を感じる。距離は離れても、心の距離は離れていないのだ。

Facebookで繋がっただけの「友だち」というのも、僕にとってすごく大切な存在で、隙あらば会いに行くし、絆を築いていきたい人たちばかり。でも、数年ぶりに会うとどうしても、数年ぶん、距離が遠のいてしまった感覚になってしまう。

①〜⑤でもうひとつ共通しているのは、「一緒に何かを作っている」ことだ。それはバスケだったり、広告だったり、色々だけど、Facebookをキッカケに一緒に何かを作れる関係になれたら、もっとたくさんの絆が生まれるなぁ、しかもそれって仕事を一緒にすればいいってことだよなぁ、とそう思ったりしながらこれからの人生にワクワクしています。

ちなみに、2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーの間に「恋人同士の絆を深める日」を設けようと制定した日だという。きずな→づな→ツー・ナナ→27の語呂あわせ。

2月27日は「絆」の日

離れていても、繋がっていられる。

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