福耳

20代前半に国の難病指定である潰瘍性大腸炎を発症する。 その後、ヨガ、瞑想、サーフィンなどのボディワークや農業、食、動物などを通じて人としての生き方を学ぶ。 病気を克服し、健やかで自然と共にあるライフスタイルを体現している。

福耳

20代前半に国の難病指定である潰瘍性大腸炎を発症する。 その後、ヨガ、瞑想、サーフィンなどのボディワークや農業、食、動物などを通じて人としての生き方を学ぶ。 病気を克服し、健やかで自然と共にあるライフスタイルを体現している。

最近の記事

地に足をつけて生きる

ふと、犬と散歩していると、仕事のことがどうでも良いと思える瞬間がある。 自分の仕事がITなんて虚業だからかもしれながが。。 本来、仕事と犬の散歩を比較すること自体がおかしいのだが、そう感じるのである。 犬と散歩していると、不安や心配ごとが霧散する。 太陽の光を浴び、風に吹かれ、鮮やかな四季の移ろいを感じる。 つまり、生きていることを実感できるのである。 そうか、これがまさに 「地に足をつける」 ということかもしれない。 宮崎アニメの中でラピュタが一番好きなのだが、ヒロイ

    • シニアこそAIを使うべき

      先日、とある人材会社が主催するAIセミナーに参加した。 テーマは「システム開発にChatGPTはつかえるか?」だった。 参加してみてびっくりしたのが、スピーカーの方が70代ぐらいの風貌は仙人のようなベテランエンジニアの方だったことだ。 AIとの会話を楽しむうちに、システム開発にAIを取り込むようになり大きな成果を上げることができるようになったとのこと。 そのノウハウの一部を紹介してくれた。 ポイントとしては ・現時点ではAIでは大規模なシステム開発は出来ないが細かい粒度

      • 楽しむのではなくて、面白がる。

        最近、希林さんの言葉が好きである。 確かに、「楽しむ」というのは遊園地に行って楽しむような受け身な感じもする。 「面白がる」には主体的な想像力、ユーモア、遊び心が必要なのである。 そういえば、幕末の志士、高杉晋作も 「面白きこともなき世をおもしろく」 という名言を残している。 楽しむを超えて、面白い日々を生きていこう。

        • インターネットの本質

          ITエンジニアとして、ChatGPTを使い自分なり使ってみてAI時代の到来を予見したり、不安になったりしたのだが、ホリエモンがAI時代に関して語る動画をみてなるほどと思った。 「インターネットと同様に、社会に浸透するにはそれなりに時間がかかる。」 なるほど、テクノロジーがどれだけ早いスピードで進化しようともそれを使う人間は一足飛びには変わらないし、レイトマジョリティとも足並みが揃わないと社会的には変わっていかない。 本質的に人間は、変わりづらいのである。 実際に、私の

          同調圧力と民度

          桜が満開、いつもの公園も多くの人で賑わう。 翌朝、宴の後、ゴミが散乱している。 それでも、ボランティアのおばさん達が朝ゴミ拾いをしてくれているので大体は回収される。 日本の民度の高さは素晴らしいなと思う。 上記tweetを見て、海外ではそうはいかないんだろうなと、改めて日本を誇らしく思った。 一方で、2023年3月現在も続くマスク文化、日本人の行動基準はつねに生活圏内の周りの人の顔色にあるのだなぁと感じる。 なるほど、同調圧力の村社会文化、民度の高さはセットなんだな

          同調圧力と民度

          庭理論

          毎朝、犬の散歩でM君の家の前を通る。 M君は小学校の時の友達の友達で、自分はあまり面識はない。 ただ、お父さんが社長で、お金持ちだという事だけ知っている。 M君の家は洋風で、特別大きいという訳ではない。 小学生当時、社長の家って意外と普通なんだなって思った記憶がある。 20年後、レンガは年期を経て素敵な色味になっている。白い壁はメンテナンスされており適度な白さを保っている。駐車場には2台の外車、コンパクトな庭は管理が行き届いており、素敵な観葉植物が並ぶ。 子供の頃は分から

          庭理論

          便利さの代償

          「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」 アニメ『鬼滅の刃』で、冨岡義勇が鬼になってしまった 妹の命乞いをする炭治郎に向かって一喝する場面の名ゼリフです。 脳は便利、時短、効率的、便利が大好きです。 しかし、その結果失われていく営みにフォーカスを当てようとはしない。 結局、便利さを追求する脳化社会が進んでいくと、人は身体を動かなくなり、ヴァーチャル空間に閉じ込められ、映画マトリクスのような脳に電極を差し込まれて生きたつもりになって植物のように栽培されるディストピアに行き着く

          便利さの代償

          人生は小さいことでできてる

          世の中にはうまい話が溢れている。 「最短でビジネス英語が身に付く」 「3ヶ月で独立起業を目指す」 「2週間で5kgやせる 〇〇式ダイエット」 英会話、ダイエット、プログラミング、起業、独立 大体失敗するので、ニーズが尽きることはない。 売る方も手を変え品を変え新サービスを考える。 例えば、高いお金をかけてプログラミングスクールに入会しても大体失敗する。では「小事を勤める。」を考えてみる。 毎日、1行でも良いのでプログラミングコードを書く事である。 ダイエットだった

          人生は小さいことでできてる

          人生とは航海である

          プロサッカー選手であった中田英寿さんは2006年の引退のメッセージで 「人生とは旅であり、旅とは人生である」 と言うメッセージを残している。 素敵なメッセージだなと当時思った。 私は人並みの人生経験を経て「人生は航海のようなもの」だなと感じている。 波風のない人生は地獄 スーパーマリオメーカーと言うゲームを知っているだろうか? 自分でスーパーマリオのゲームを作れてしまうというゲーム。 私はプレイしたことがないのだが、自分でゲームの世界を作れてしまうと言うのは神様と同じで

          人生とは航海である

          ご機嫌に生きる

          一度きりの人生。 不機嫌に過ごすよりも、ご機嫌に過ごす時間が多い方が幸せに決まっている。 当たり前のことだけど実際には難しいようだ。 毎年、日本では2万人以上の人が自殺し、世界の幸福度ランキングでも低迷している。 私はご機嫌な人といえば、 所ジョージさん、木梨憲武さんを思い浮かべる。 好奇心旺盛で、多趣味、人生を楽しんでいるように見える。 所ジョージさんは毎年、理想の上司ランキングの常連さんである。 確かに、所ジョージさんが上司だったら毎日会社に行くのが憂鬱で

          ご機嫌に生きる

          「余裕設計」を大切に

          パフォーマンスを出すには常々、余裕が必要だと感じている。 一方、「締切効果」なんて言葉もあるのだが、 一つだけ確実なのは「焦り」は破滅を導くし、 勝負の世界であれば「焦り」で冷静さを欠けば負ける。 焦って良い事は何もない。 最近、仕事でとても厳しく部下を締め付けている人がいたのだが、 結局、部下は萎縮しミスを連発、自信をなくして転職まで追い込まれてしまった。会社としても、人手不足の中、若手人材を失うことは痛手である。 2000年、シドニーオリンピック、女子マラソン

          「余裕設計」を大切に

          犬が教えてくれたこと4

          おさんぽは尊い おさんぽをしていると、 人間社会でのいざこざ、波風たった心をリセットしてくれる。 一旦、人間社会を離れ、おさんぽモード、おさんぽ空間に入ると、 心に引っかかっていたことがトリビア(瑣末、くだらないこと)だなと思える。 他人の期待に応えようとして、心をすり減らしている自分 お金に腐心している自分 複雑な人間関係、、、 こんがらがった心を切り離し、本来の自分に立ち返ることが出来るのである。 本当に大切なことってなんだっけ? おさんぽにはそんな不思議

          犬が教えてくれたこと4

          「頑張る」と「努力する」の違い

          私は「頑張る」「頑張れ」という言葉が嫌いだ。 徹夜して勉強を頑張って、次の日眠くて頭が働かないというような不毛な事が発生するからだ。 しかし、「努力する」のは悪くない。 両方とも体育会系で好まれる言葉だ。 2つの言葉の違いを考えてみると、 「頑張る」は点である。 「努力する」は線である。 前者は短期間、即効性な含みがあるのに対し、 後者はコツコツと長期間積み重ねる意味がある。 自然の摂理になぞらえれば「頑張る」より、「努力する」の方が理にかなっているのである。 「

          「頑張る」と「努力する」の違い

          中道を生きる

          中道という言葉を学んだ。 仏教の言葉で、ものごとを偏見なくありのままに見たり、偏りなくバランスよく物事に取り組む在り方を説いた言葉らしい。 ブッダは弟子でストイックに自分を追い込むものの、悟りのひらけない弟子に対して琴を例にしてアドバイスしたという。 「琴の弦が強く張られているときよい音は出るだろうか?」 「琴の弦が緩く張られているときよい音が出るだろうか?」 強くもなく緩くもなく、ほどよく張られた弦だから良い音が出るのである。 修行も同じで精進を進める事は大切だが、あ

          中道を生きる

          犬が教えてくれたこと①

          四季はグラデーションである 柴犬を飼うと毎日、朝晩の散歩が日課となる。 柴犬は基本的に外でないと用を足さないからだ。 通勤電車に揺られ、空調の効いたコンクリートビルに通う毎日では季節は抽象化され四季となる。 毎日、犬とお散歩しているともっと細かい粒度で季節を鮮明に感じる事ができる。季節は一進一退を繰り返し、緩やかに移りゆく。 この日本にはただ、四季があると知っているだけの人生と 季節の移ろいを感じられる人生。 後者の方に豊かさを感じ、犬に感謝するのである。

          犬が教えてくれたこと①

          冬の朝の早起き

          冬の朝は早起きするのがシンドイ 「あと、10分だけ、、」 気がつけば2度寝して1時間経過してしまっていたりする。 起きるか、起きまいか、思考を巡らせている時点で負けである。 if-thenプランニングという手法がある。 Aが発生したら、Bをする。 というようにあらかじめ行動を規定しておく手法である。 目覚ましが鳴ったら、起き上がりお湯を沸かす。 お湯を沸かしたら、コーヒーを淹れる。 寝る前に決めておく事だ。 早起きの成否は寝る前に決まっているのである。

          冬の朝の早起き