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庭理論

毎朝、犬の散歩でM君の家の前を通る。
M君は小学校の時の友達の友達で、自分はあまり面識はない。
ただ、お父さんが社長で、お金持ちだという事だけ知っている。

M君の家は洋風で、特別大きいという訳ではない。
小学生当時、社長の家って意外と普通なんだなって思った記憶がある。

20年後、レンガは年期を経て素敵な色味になっている。白い壁はメンテナンスされており適度な白さを保っている。駐車場には2台の外車、コンパクトな庭は管理が行き届いており、素敵な観葉植物が並ぶ。
子供の頃は分からなかったが煙突がついている。室内に薪ストーブがあるのかもしれない。

新築の家はどれも綺麗で素敵だ。
それは当たり前のこと。
でも、ずっと美しさを保っていくには適切にメンテナンス、手入れしていかなくてはならないのだ。

M君の家は20年以上美しさを保っている。
その素敵な家の前を通るたびに思うのだが、

お金持ちだから、庭が素敵なのか。
庭が素敵だから、お金持ちなのか。

多くの人は、前者と思ってただ通り過ぎるかもしれないが、
私は後者だと思うのである。

庭のお手入れというのは、他人に干渉される事もないので、自分で完結する簡単な事だ。つまりは小さなこと。

パソコンのデスクトップにおいても同じことが言えるかもしれない、自分が今まで出会った仕事で成果を出している人というのは、整理整頓が行き届いていた。

もし今あなたが
自分が欲しいと蝶を捕まえようと思っても
蝶は逃げてしまう
でも
自分が美しい庭を持っていたら
蝶は自然と寄ってくる

ある方から教えてもらった言葉


自分の庭は今、どういう状態だろうか。

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