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地に足をつけて生きる

ふと、犬と散歩していると、仕事のことがどうでも良いと思える瞬間がある。
自分の仕事がITなんて虚業だからかもしれながが。。
本来、仕事と犬の散歩を比較すること自体がおかしいのだが、そう感じるのである。

犬と散歩していると、不安や心配ごとが霧散する。
太陽の光を浴び、風に吹かれ、鮮やかな四季の移ろいを感じる。
つまり、生きていることを実感できるのである。

そうか、これがまさに
「地に足をつける」
ということかもしれない。

宮崎アニメの中でラピュタが一番好きなのだが、ヒロインのシータの言葉にこんな言葉がある。

今は、ラピュタがなぜ滅びたのかあたしよく分かる。ゴンドアの谷の歌にあるもの。”土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう”。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ

天空の城ラピュタ

まさに、これである。

AIが発達し、社会が加速度を上げていくのだが、人間というのは一足飛びという訳にはいかない。

皆、変化に置いてかれまいと振り落とされまいと、必死である。

ただ、ふと我に返り、自然のゆるやかな流れに身をおくと、自分はこっち側の人間なんだと感じることもできる。

人間のバグだらけの脳は、不安や心配を生み、人を駆り立てる。
テクノロジーを否定する訳ではないが、大切なのはバランス感覚である。

「地に足をつける」

この感覚を忘れないようにしたい。





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