風鳶堂(Fūen-Dō)

詩歌・散文の風鳶堂(ふうえんどう)です。 (雅号≒お店の名前みたいなもの。) 筆名は於…

風鳶堂(Fūen-Dō)

詩歌・散文の風鳶堂(ふうえんどう)です。 (雅号≒お店の名前みたいなもの。) 筆名は於兎沢(おとさわ)ふうり(仮)。 アイコン: ぐらきち(graco.) さま ヘッダー: ちぃちゃん さま https://lit.link/fuendo

マガジン

  • 「ライターズ・ブロックと共に住まう」

    不定期連載「ライターズ・ブロックと共に住まう」 スランプのなかでも書けそうな、“書けない”ということ。 内省して分析したりも。 同じような状況の方や、すでに乗り越えた方々に届けばと思います。

最近の記事

プロンプト例まとめと比較。

最近の基礎練と過去作。 ひとまずプロンプト10例まとめてみた。  どうも、於兎沢です。  今回は告知どおり、プロンプト・ライティングでできた(拙い)文章を10例分まとめてみた次第です。  同時に、過去作の文章も掲載して比較すると……というのもやってみたかったので、今の文章に不足がちなもの、逆に以前より良い部分等、もしお声掛けくださる方々あればとも思い、公開してみたいと思います。 さっそく10例お蔵出し。 (30-Jun-2024, Su.) 【プロンプト例】 「1

    • プロンプト10例やっと。

      プロンプト・ライティング進みました。 まずは10例……の告知。  どうも、於兎沢です。  プロンプト・ライティング、ちょびちょび進めていたのが10例超えました。  現在、12例分ありますが、今度10例分をまとめてみたいと思っております。  それぞれに、“元の例文+書いてみた文章”、というのを公開してみたい……のですが、PCにデータ残したままなのに先ほど気づきました(;'ω'∩)  スマホに写すの忘れておりまして。  とりあえず、今度公開しますよーというだけの告知になりま

      • 過去の文章、今の文章。

        目は肥え、筆は衰え。 |ᐕ) ⁾⁾💦 御無沙汰です。  どうも、御無沙汰しております。  於兎沢です。今回は徒然と書いてまいります。  ここでの構成力は皆無と思っていただければ。  先日、pixiv交流企画の初参加作品、「山鳥高校」(鳥校)の過去データを発見し、読み返しておりました。  また、凍結した過去作の文章についても見直して、良いところ、今ならこう書き換える――というところを再確認しており候由。 (ちなみに、周りの参加者の方々のお力もあり、久々に物語で泣きました。

        • 文章練習のプラン、その後。

          ChatGPT3.5turboによる基礎練プランから ひとまずトライしてみた。  御無沙汰しております(*ᵕ ᵕ)"  於兎沢です。  先日、ChatGPT旧版にて作成した文章の基礎練プラン、取り組んでみております。  と言っても、半分達成(フリー・ライティングと読書のみ、詳細は前回の記事にあります)までで終わることも多く。  読書が意外と難関となりました。  抑うつがあるため、10分の読書でも集中し切れないことがあったり、“良質な読書”と言われて読む本をどうするか悩

        プロンプト例まとめと比較。

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        • 「ライターズ・ブロックと共に住まう」
          10本

        記事

          【メモリ学習後】ChatGPT3.5turboによる、文章練習のプラン作成

          旧版ChatGPTでも使えた。 ライターズ・ブロック&体調不良でもこなせる、コンパクトな文章練習プラン:  どうも、御無沙汰しておりますᐠ( ᑒ )ᐟ  於兎沢です。  今回OpenAI公式のChatGPTアプリにメモリによる学習機能が搭載されたので、さっそく相談しつつ、詳細についても教えてもらいつつ⸺  ライターズ・ブロックでも、体調不良が長引いていてもこなせるような、コンパクトな(文章の)基礎力向上プランを作成してもらいました。  さっそくですが、完成したプラン

          【メモリ学習後】ChatGPT3.5turboによる、文章練習のプラン作成

          世界観さまざま。

          汎用ファンタジーから近未来風まで。於兎沢ふうり まだ壊せないライターズ・ブロック  どうも、於兎沢ふうりです。  現在、世界観ばかりが増えて、舞台として絞り込むのがかえって困難なくらいです。  もちろん作品ごとのストーリーラインやキャラクター設定に合わせるだけなのですが、方向性迷子なのもライターズ・ブロックの一因になってはいまいか、と。  二兎追うものは一兎も得ず、とはこのことでしょうか。  しかし、やりたいことを一つひとつ諦めるのも違う気がします。  実を言えば、

          世界観さまざま。

          【散文詩】彼は、これを禊(みそぎ)だと思った。

          彼は、これを禊だと思った。 於兎沢ふうり  迷い込んだ道のさきは、どんどんと林道(りんどう)へと入って行った。  遠く近くに鳥の声。春の日射し。木々のつくる木蔭(こかげ)。  彼がみた夢は、そんなものでできていた。  そのまま歩きつづけて、やがてせせらぎへと辿り着く。  流れは静かだった。  水面(すいめん)には光の照り返しと陰翳(かげり)とがあって、岩陰(いわかげ)には魚影(ぎょえい)も泳いでみえる。  彼はなんとなしに疲れを感じて、光のよく当たる、すこし開けた場所

          【散文詩】彼は、これを禊(みそぎ)だと思った。

          筆名のこと。

          改名について お名前かぶり。  どうも、於兎沢ふうりです。  筆名を諸事情で変更することとなりそうなので、そのご報告までに。  まだ仮決定であることはご承知おきいただければ、と(;'ω'∩)  親しい関係になった方とお名前被ってしまい、変えないとなんだか不思議なことになってしまう事態となりまして。  こういう御縁もあるものだなぁ、となりつつ。  今回はそれだけのお話でした。  確定ではありませんが、ひとまず。  みなさまに良き一日がありますように𓂃 𓈒𓏸🍀 ́-‬

          【習作】彼は言葉に随(したが)った。

          彼は言葉に随った。於兎沢ちさと    ◇ ◇ ◇  その古い手紙からは、雨(あめ)の香(か)がした。  孤独な旅人がひそやかに籠(こ)めた切ない想いのように、ほのかな温(ぬく)もりと、儚(はかな)い幸せと、別離(べつり)の痛みと、しかし迷える心――そんな事ごとが脳内を去来(きょらい)し、忘れられた約束を思い出させた。  それを見つけたのは、中古で売られていた読みかけの本からで。  窓辺の椅子に座りながら、彼は読み進めた。  そこにあるのは、街角の詩人の朗々(ろうろう)

          【習作】彼は言葉に随(したが)った。

          ちょびちょび進めるTRPGのこと。

          遊びとクリエイティブを兼ねたもの。 TRPGとはなんぞや?  どうも、御無沙汰しております( ..)"  於兎沢です。  健康のことなどさまざまありまして、だいぶ間が空きました。  ライターズ・ブロックと言いつつ、ちょこちょこと詩作などしておりました。  朗読していただく機会もあったりして、うれしいかぎりです◝( ॑꒳ ॑ )◜  さて、今回はTRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)というものについて触れます。  言ってしまえば、“すごろく”にストーリ

          ちょびちょび進めるTRPGのこと。

          近況と、取り組み中のこと。

          近況など。 まだまだ続くライターズ・ブロック。  明けましておめでとう御座います( ..)"  御無沙汰しております、於兎沢です。  成果はまだ出せてないのですが、近況など書き留めておきたく。  読みたかった小説記事は流れ去ること久しく( ´•ᴗ•ก )💦  読めば面白いのはわかっているのですけれど(作者への信頼MAX)。  病状の関係もあり、インプットが遅々としておりまして。  申し訳ないながら、その辺焦っても焦った分だけブレーキが掛かるので、ペース調整しつつ行こ

          近況と、取り組み中のこと。

          AIによるストーリーラインの骨子

          ChatGPTに聞いてみた。 プロップの要諦、ハリウッド脚本術からストーリーの基礎を抽出。  毎度ご無沙汰しております( ..)"  今回は、ChatGPTから引き出した“ストーリーラインの骨子”が、他の方々にも役立ちそうなので共有しておこうと思った次第です。  もちろん、肉付けには別な作業が必要になりますけども、とりあえず流れだけでもイメージできるかと。 で、こんな感じに: 【ストーリーラインの基礎】 (ここから引用)  以下は、短編小説のストーリーラインを構成

          AIによるストーリーラインの骨子

          散文としての配置見直し

          散文への移行のために。 散文の建築的性格  御無沙汰しております( ..)"  最近は、ChatGPT3.5turboにて調べ物をしたり、文例を出してもらって推敲したり、StableDiffusionXLにて雰囲気だけでも具体化しようと自動生成イラストを描いてもらったり、と自分なりに作品に落とし込もうと四苦八苦しております。 (カバーイラストも自動生成によるAIイラストです。ご注意ください。)  正直、ChatGPT3.5turboでは良い文例は出て来ません。  定型

          散文としての配置見直し

          久々に詠む。

          詩歌二編と、それから。 一、 仲秋の名月見送り早や寒き 日ごと追われる 追われるばかりの。 師走までにはまだ疾きにや なんぞ駆け足。 問われるぞかし。 二、 問いかけの 意味のありなん、この世のなかに 時勢もあらば、個のさまざまに 気の狂うほどが当たり前。 仕事としての人間なのか、 ギフトとしての賜物なのか、 組み合いてなおなお、 毒ぞ そこここ。 それから、  どうも、於兎沢です( ..)"  久々に、簡単なものながら詩歌を詠ませていただきました。  なに

          書けないときに書けた人 ― 牧野信一(二)

          書けてはいたけど、 結論:「自虐と自己否定、アグレッシブな人たちへの迎合」  どうもです( ..)"  牧野信一の技法について云々する予定でしたが、おそらく技法とかでなしに、「自虐と自己否定、アグレッシブな人たちへの迎合」だったのではないか、となりました。  書けてはいたけれど、これでは作品としてはユーモアでなく、風刺でもなく、ただ“叫び”のままです。  ほかの方法を模索せざるを得ない……🤔 (ただし、自死2年前に物された「るい」は別。  むしろ苦境にありつつも芯

          書けないときに書けた人 ― 牧野信一(二)

          書けないときに書けた人 ― 牧野信一(一)

          書けないときに書けた人  ― 牧野信一 書けないときこそ?  御無沙汰しております( ..)"  ライターズ・ブロックは相変わらずですが、なんやかやと動き回っております。  さて、夏目漱石「満韓ところどころ」のように、激しい胃痛を我慢したまま、レトリック頼りで書き連ねた作品もあったりしますが…… (某『漱石に学べ!』という文章読本にも書いてありましたね。)  逆境のなかで一番粘ったのは、牧野信一ではなかろうかな、と私などは勝手に思っております。 (もちろん、環境に殺さ

          書けないときに書けた人 ― 牧野信一(一)