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世界観さまざま。

汎用ファンタジーから近未来風まで。

於兎沢ふうり



まだ壊せないライターズ・ブロック


 どうも、於兎沢ふうりです。

 現在、世界観ばかりが増えて、舞台として絞り込むのがかえって困難なくらいです。
 もちろん作品ごとのストーリーラインやキャラクター設定に合わせるだけなのですが、方向性迷子なのもライターズ・ブロックの一因になってはいまいか、と。

 二兎追うものは一兎も得ず、とはこのことでしょうか。
 しかし、やりたいことを一つひとつ諦めるのも違う気がします。

 実を言えば、それぞれに案は出ているのです。
 それを活かせない心の枷を感じているので、抑圧があると考えるのが自然でしょう。

 草案(ドラフト)まではしっかり作れたものもあります、が。
 やはりこれも書き出そうとして、なにかで抑制を感じて、突っかえます。
 喉もとの魚の小骨もびっくりするくらいには、突っかえます。

 筆を執る、書きはじめる、そして納得できずにrag-bagと名づけた没案フォルダにぶっ込む羽目に陥ります。

 書こうとした草稿に納得が行かない、自身の生命力をそこに感じない、文体が生まれて来ない、などの困りごともあると言えばありますね。
 違和感。
 ただの違和感が、しかし重要なことは間違いないハズで。

(文章を)書くことを最も苦手とする人こそが、物書きである」とはトーマス・マンの至言でしょう。
 あの大作家も難しさを常々感じていたろうか、と感慨もありつつ。

 あるいは、シャルル・ボードレールも中年に差し掛かっても憂愁を抱えたままであったというし、藤村島崎春樹も、随分書き馴染んで来たころにさえ、そのボードレールと似た心境だと印象記に物していました。

 ずっと以前、恥ずかしながら「清新な文体がつくりたい」などと豪語した覚えがあります。
 温故知新、決して新鮮な口語を用いるとかそういった意味合いではありません。
 むしろ古き良き活字文化を継承しつつ、現代に流用できる技術は流用し、しかしそれが風通しのよさを持った書き口にならば――などと、空想だけはしております。

 余談が過ぎましたかね、世界観についても触れて行きたいと思います。

ファンタジー、近代風、現代もの、近未来風、etc.


 以前の私のこだわり具合を知っている方は、また人工言語でも拵(こさ)えているのではないか、と訝るかもわかりません。
 ナルビヤ語、と聞いて覚えのある方がいらっしゃったら、15年はお待たせしているのではないかと……ベルメレクという名のファンタジー世界の設定は、しかし現在凍結中となっております◜. ̫.◝

(ちなみに、あの頃ほどには落描きも描けなくなってしまいました……)


 さてあれ。
 現在、ファンタジー用にアルトワという世界が一つ。

 近代風のものとしては、ウェルティアという世界があり、これがヘッダーで使われているアクチュアルに寄せてつくられた地図の大元です。
 ヘッダー画像用に歪めてあるため、レンズ越しにみたらこんなだ、と思っていただけたら。

 近未来風のものとしては(正式な世界名はありませんが)実験都市エオンというのも存在しております。
 エオンでは、人体に埋め込まれたナノマシンによってAR=拡張現実がより身近なものとされる世界となっております。まだ実験段階として都市全体を閉鎖してあります。細かいことは割愛いたしますが、これも結構つくってありました。今見直したら。

 ほか現代ものでは(ポストにおいては馴染みのある方もあるかと思われますが)、「久礼築(くれつき)」、「斉宮(いつき)」、「茨乃井(しのい)」、などなど架空の都市や地域が設定されていたりします。

 また、「フレーデガーデン」という一連の異界もの設定もこっそり作ってあったりします。これは現代ファンタジーといった立ち位置で、バトル要素が濃くなりそうなので、まだ敬遠している――というか、ただのパクりになりかねないと自粛もしているところ。

 ともあれ。
 さらにいくつか試験的に設定だけ手を着けたものも御座いますけれど、ちゃんと作品が生まれそうなのがこの辺でしょうか。

 さらっと流してお名前のみご紹介する感じになりましたが、まぁ、あーだこーだと世界に沿ったストーリーラインを作れたらと順序を逆にして失敗したのも思い出となりました。
作品のコンセプト、ストーリーライン、キャラクターといった要素が舞台をより深く設定させるのではないか、というのが最近の捉え方です。)

でってぃう。


 これは単純に興味があるよ、という話に帰結します。
 書き手さんたちのオリジナル一次創作の世界観、一人がどれだけ作っていたり、どれだけ掘り下げていたり、あるいはどんな独創性を持つのか、などなど。気になります。

また、取っ掛かりというか、思いつくきっかけとなったものがなんであったか、どんな世界なのか、あるいはどんな世界観が好物なのか、好きだけど自分では描けないよーという世界があるのか、とほかの書き手さん方の諸事情が気になるわけで。

 作品から生まれた世界にどんな素敵なものを詰め込んだのか、興味津々です。
 あるいは、私が「逆かも?」とさっき言ってしまった順序で上手く作品づくりにつながったケースもあるのでしょうか?
 私自身は世界観が縛りをキツくしてしまう現象で尚さら書けないという面もあるため、そこら辺上手くやれた例があるなら、聞いてみたいです。
 

跋。


 そんなこんなで、別に宣伝でもなんでもなく、単に私があちこち覗いてみたいなーというだけのお話です。
 言うて、最近抑うつの酷さなども手伝ってインプットは耳頼り(朗読を聴くなど)となっております。
 残念ながら、Audibleなんておしゃれなものは使えておりません。

※転生ものはもう食傷気味なので、ぶっちゃけ避けたいです。
 そこのところはすみません、ほとんどは趣味に合いません←
(例えば“エブリスタ”内では相変わらず「異世界転生」強いようですが、走りとも言える“なろう”では逆にだいぶ減った様子が伺われました。今さら感。。。)

 語弊があるかもなので言うておくと、“エブリスタ”編集さんたちの「monokaki」という創作関連のnoteはオススメ以外の何者でもありません
 まだ全部は目を通せておりませんし、参考にし切れてないのですが。

 長々と書いてしまいましたが、やはりなにかしら文章に触れつづけて、それでも脱け出せずに居る次第であります。
 打破したい、この現状。

 ……実は生活環境等、悩みごとさまざまありまして、なかなか作業に取りかかれない状況もあったり、なんだり。

 生きづらい世の中に、なにかのきっかけまでに作品を置けたらなぁ、とは今でも願っております。

 書き手の表現は書き手の表現。
 読み手の表現は読み手の表現。
 さらにコラボやらなんやらで、第三・第四といった表現が派生しても素敵ですね。

 創作は人間が人間であるかぎり、無くならないものと思っていたいです。
 なにより自分が完全に枯渇することは無い、と信じたい……←
 まぁ、追い込むためでもあるのでしょうかね。

 焦燥感は敵とは言いますが、はてさて。
 かえってヒントを得ることになるかなぁ、と期待もありますね。

 “犬のための”ようにだらーっとした文章を、ここまで読んでくださった方々。大きにありがとう御座いまする。

 みなさま良き一日をお過ごしくださればと存じます🍀 ́-‬


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