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何度も読み返したい素敵な文章の数々vol.10

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2017年7月の記事一覧

値段があるから人は買いたくなること

※2年前に書いた記事の再掲です。

アップル・ミュージックやライン・ミュージックが始まってすごく話題になってますよね。

妻がさっそくアップル・ミュージックを試していたのを横からチェックしていました。

アップル・ミュージックって、その人の音楽の好みをどんどん学んでいくらしくて、「じゃあこの曲好きでしょ」って感じで今まで知らなかった音楽をたくさん勧めてくれるみたいなんです。

で、僕も横で聞いてた

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若手向けに話してと呼ばれた合説に、若手の求職者は1人もいなかった

若手向けに話してと呼ばれた合説に、若手の求職者は1人もいなかった



先日、都内で開催された介護の就職イベントでゲストとしてお話させていただく機会を頂いた。志を同じくする仲間であり、友人でもあるモデルで介護福祉士の上条百里奈ちゃんと初めて2人でのトークセッション。

出番の1時間半前に会って、それぞれが事前に考えてきたことを共有しながら求職者に何を伝えたいのかを整理し、開始30分前に会場に入った。

関係者やお世話になっている出展事業者にご挨拶させていただき、開

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301が2週間の夏休みをとる本当の理由

301が2週間の夏休みをとる本当の理由

2週間の夏休みに入る前に、やり残している大きな課題と向き合うことにした。その答えは最後に明らかにするとして、そもそも301がなぜ2週間の夏休みをとっているのかという話をしたいと思う。

今年の9月で創業3年を迎える301は今、予算数万円の案件から数千万円の案件まで、まだ誰も知らないベンチャー企業の案件から誰もが知っている有名ブランドの案件まで、そして誰にも頼まれていないのにやっている案件まで、常に

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似たカバーの本が多くなる2つの理由

似たカバーの本が多くなる2つの理由

ちきりんさんの、本のデザインに関するエントリを読んだ。

本の表紙デザインの微妙な変化http://d.hatena.ne.jp/Chikirin+personal/20170722?platform=hootsuite

似たデザインの本が増える理由は自分も考えたことがあるので、ここでまとめてみる。

1つ目の理由はいたってシンプルで、編集者が「売れた本の真似」をするからだ。

同じ編集者と

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手帖から消えたページ #1

手帖から消えたページ #1

朝、目覚めると、手帖から数十ページが無くなっていた。県庁通りの雑貨屋で買った、手触りのよい紙を束ねたお気に入りの手帖だった。部屋中をくまなく調べたところ、その痕跡から、夜の間に誰かが持ち去っていったのだろうと考えるに至った。
乱暴な手の持ち主によって、手帖は見るも無残に引き裂かれていた。いったい誰が、なぜこのようなことをしたのだろう。しがない一般市民の(それも私なんかの!)日記に、貴重な情報などあ

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満腹になる日なんて来ない

満腹になる日なんて来ない

ここ2年ほど、「ああ疲れたなあ」とぼんやりと思うことが増えた。
体がどこかしんどいとかじゃなくても、自然とため息がこぼれる。

ゴールのない迷路を彷徨っているイメージ。
答えは自分の中に全部あるのはわかっているのに、その答えがどうやっても出てこない、ような。

やりたいこと、なりたい自分はたくさんある。
でもなかなか言葉にすることができない。

お前みたいなのが何言ってんの、そんなのできるはず

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会社はこれからもっと 「事務所的」になっていく

会社はこれからもっと 「事務所的」になっていく

フリーランスになって早1ヶ月、いろんなお仕事のお話をいただいてパラレルに活動してみて思うのは、今後はもはや「フリーランス」という言葉自体がなくなってしまうのではないか、ということです。

私自身フリーランスではあるものの、DRTのコミュニティマネージャーというメインの仕事があった上で個人の仕事も受けており、ある意味パラレルキャリアに近い働き方をしています。

今はまだパラレルキャリアや複業というも

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可愛くいることの責任。

可愛くいることの責任。

販売員がおしゃれじゃない2ヶ月ほど前からSC店舗に異動になったのですが、そこですごく感じていること。

アパレル販売員がダサイ。

いや、ダサくはないのかな。

ZARAやH&M、UNIQLOやGUなどのファストファッションがトレンドになったり、インターネットでいくらでも情報が手に入るようになって販売員以外の全員もレベルがあがって、それがあたりまえになって。

だから、どこを見てもあまりダサイ人は

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雑誌がお洒落になる日

先日ある方がこういうツイートをしてまして「個人的な感想ですが、電車の中でスマートフォンをいじっているのが、カッコ悪く見えるようになった。昔は、カッコ良く見えたのにね。なので、やめる。」、そうなんだなあ、そういう時代になったんだなあと思いました(電車でスマホで読んでる方が多いんですよね。すいません…)。

で、思い出すのが僕がバーテンダー修行をしていた1996年くらいの頃、「携帯電話で話しながら歩く

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介護の仕事がしたいのに、親に理解してもらえない高校生へ

介護の仕事がしたいのに、親に理解してもらえない高校生へ

先日私の講演をきいてくれた高校生から、Twitterで相談の連絡がきた。

私は高校を卒業してからすぐ仕事に就きたくて、介護の道を考えています。けれど親から介護とかは最悪の手段にしてほしいと言われ、どう説得しようかとても迷ってます(T_T)わたしはおばあちゃんたちが大好きなので本気で考えているのですが、、、泣

講演中の質疑応答の時間には、手をあげられなかったけど聞きたいことがあるんですと、勇気を

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私たちは、もっと「生き方」を選ぶことができる。

私たちは、もっと「生き方」を選ぶことができる。

先日話題になったSK-Ⅱの「#changedestiny」という動画。

このシリーズはどれも希望に満ち溢れていて、でてくる女性たちがとてもかっこよくて大好きなのですが、今回の動画は成功者ではなくアジア全体の「私たち」にフォーカスしたことで、より大きな共感を呼んだように思います。

女性、特に26〜32歳のアラサー世代の女性は、常に自分の選択に迷いながら生きています。

どんなに楽しい仕事をしてい

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「書き癖」は、そのままで。

「書き癖」は、そのままで。

ほぼ毎日記事を書いていると、「口癖」ならぬ「書き癖」に気づくようになります。

例えば私の場合だと「そもそも」「なのかもしれません」「とはいえ」あたりの単語は、ほぼすべての記事に入っているような気がします。

こうしたわかりやすい単語だけでなく、構文にも癖があります。

同じく私の例で言えば、まず「先日こういうことがありました」→「それって抽象化するとこういうことですよね」→「ってことはこの分野だ

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早起きは難しくない

早起きは難しくない

早起きは難しくない。早く寝ることが難しいのだ。

寝不足で早起きしたって辛いだけです。生活時間帯をずらすだけです。早く寝て早く起きる。

早起き番長の村上春樹さんも 早く寝てるから夜のコンサートが眠いなんてことも書かれてましたしね。

カフェインについては、コーヒーを結構何時でも飲んでいたのですが「もしや!?」と思って、昼食後は飲まないというのに変えました。今では付き合いで昼過ぎに飲むと、てきめん

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運のいい人

松下幸之助が「あなたは運がいい人ですか」と聞いて、ノーと答えた人をことごとく面接で落としたのは有名な話だ。他にも「運がいい人といれば運がよくなる」みたいな話を真面目に話す人は多い。

この「運のいい人理論」はオカルトかなにかと思っていたんだけど、先日ようやく自分なりに合点がいくようになった。

それは、運がいい人というのは、実は一般的な意味で運がいい(たとえば、宝くじで有意に平均より高確率で当たり

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