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情報はたくさん出した人のところに集まる


2023年11月18日(土)朝の6:00になりました。

よい書き手は、同時によい読み手である。

どうも、高倉大希です。




なにを考えているのかが、わからない。

むかしから、こう言われることがよくありました。


そりゃあ、わかるわけがないでしょう。

むかしから、こう思っていました。


ところが最近になって、気がついたことがあります。

それは、見えないというだけで不安を生むということです。


知的生産性というのは「思考の技術」そのものよりも、「情報をどう集めるか」とか「集めた情報をどう処理するか」といった「行動の技術」、いわゆる「心得」によってこそ大きく左右されます。

山口周(2015)「外資系コンサルの知的生産術」光文社


実際にどのようなことを考えているのかは、まったく関係ありません。

ただ見えていないというだけで、相手は不安を抱くのです。


ビジネスの世界には「あれの進捗ってどうなっている?」と聞かれ時点でアウトという考え方があります。

これも「なにを考えているのかがわからない」から、生まれる不安とおなじです。


どれだけ順調に進んでいたとしても、見えなければ不安を生みます。

一方、どれだけ順調でなかったとしとも、見えてさえいれば案外どうにかなるものです。


実は、情報はたくさん出した人のところにドッと集まってくるんだ、という法則があるのです。もらってばかりいる人は、いつまでたっても「少しもらう」ことを続けることになります。おすそわけをたくさんしている人や企業には、「これも、あなたが配ってください」とい新しい情報が集まる交差点のようになっていきます。

糸井重里(2014)「インターネット的」PHP研究所


情報を出しつづけるということは、相手が聞く手間を省くということです。

聞かれる前から出しているので、見ればすべてがわかります。


なにを考えていて、いまどこにいるのか。

これさえわかれば、サポートもしやすいわけです。


結局のところ、情報はたくさん出した人のところに集まります。

見えないものには、怖くて近づけないのです。


私たちの身の回りにあるさまざまな影響力の武器のなかでも最も協力な武器ー返報生のルールです。これは「他人がこちらに何らかの恩恵を施したら、自分は似たような形でそのお返しをしなくてはならない」というルールです。

ロバート・B・チャルディーニ(2021)「影響力の武器」誠信書房


こうして毎朝書いているだけでも、信頼を得られます。

なぜなら、なにを考えているのかがつねに見えているからです。


きっとこの note を毎日読んでくださっている方は、よくわかってくれています。

よくもわるくも、書けば書くほど露呈します。


恥ずかしいことも多々ありますが、よいこともたくさんあります。

くり返しになりますが、情報はたくさん出した人のところに集まるのです。






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高倉大希
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