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慢性炎症を排除せよ

今回は、鈴木祐氏の著書「最高の体調」と、
マーク・ハイマン氏の著書「内臓脂肪が落ちる究極の食事」
内容を参考文献として、科学的根拠に基づいて、
慢性炎症を放っておくことの悪影響と、
慢性炎症を消していくための方法について紹介します。

慢性炎症についてのブログは前回も書きましたが、非常に興味深い
内容だったので、さらに調べてみました。
前回は、炎症が起こる原因と、炎症を取り除くのに効果的な食べ物に
ついての内容だったので、今回は別の角度に注目しています。

体内の炎症を取り除くことは健康維持のために重要なことなので、
「何となく体調が良くないな~」と感じている方に、
特にお届けしたい内容です。
炎症は、あらゆる病気の火種となってしまいますので、知らなければ
一生損をすると言っても過言ではないほど、現代人にとっては
極めて重要なテーマです。





私たちに健康被害を与える炎症

健康になりたいとか、いつまでも若々しくありたいと
思うのならば、体内で起こっている「炎症」
無視する訳にはいきません。

怪我をした部分が赤く腫れるといった一時的な炎症なら大丈夫ですが、
問題視されているのは慢性的な炎症です。
本来は一時的で収まるはずの炎症が、ダラダラと体内でくすぶり続けて
慢性化してしまった炎症が非常に恐ろしいのです。

慢性的な炎症が起こっている人は、体の中でずっと火事が起こり続けて
いるようなものですから、こんな状態で健康になれる訳がありません。
慢性炎症が良くないということを既に知っている人もいると思いますが、
具体的に何がいけないのかと聞かれると、答えられる人は
少ないかもしれません。

ですからここで、慢性炎症の危険性について確認しておきましょう。





炎症を放っておくとどうなる!?

・老化スピードが加速する

いつまでも若々しくありたいと思うのであれば、
炎症を抑えることが絶対に必要です。
最近では、慢性炎症が老化スピードを加速させていることが
広く認識されるようになってきましたので、老化の背後には
慢性炎症が潜んでいたということです。

例えば、最も分かりやすいのが血管の老化でしょう。
健康で若くいるためには、体全体に張り巡らされている血管を
柔らかく保つことが絶対に必要です。
しかし、年を取るにつれて私たちの血管は、弾力を失って厚くなったり、
硬くなったりして徐々に老化していきます。

老化した血管はカチコチに硬くなってしまい、動脈硬化が起こります。
動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞など、生死に関わる病気を引き起こして
しまうため、最も注意しなければならないものですが、
実はこの動脈硬化は慢性炎症が原因で起こると考えられています。


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