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肥満と病気の明確な関連性

今回は、山本メディカルセンター理事長で医学博士でもある
齋藤真理子先生の著書「『内臓脂肪がなかなか減らない!』という人でも
勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術」
という本の内容を紹介します。

皆さんのお腹は、ポッコリ出ていないでしょうか?
私たちは、年を取ると自然に太りやすくなるので、年を取るにつれて
「何だか太ってきたなぁ」と思う人が多いと思います。
なかには、「年を取れば太りやすくなるのは当たり前だ」と思っているかも
しれませんが、肥満と病気の間には明確な関連性があるようです。

痩せたいけれど、食事の時間が不規則だったり、運動する暇がないと
言い訳ばかりしている人はどんどん太っていると思いますが、
病気に苦しめられることになり、いずれ必ず後悔することになるでしょう。
肥満や内臓脂肪を放置していると老化が進み、あらゆる病気のリスクが
上がり、皆さんの想像を超えた恐ろしい事態が起こります。

今回の内容を通して、肥満は苦しみの入り口であるということと、
内臓脂肪はただ付いているだけではないということを学んでいきましょう。





体中の炎症が健康を阻害している

自分のお腹を見てみてください、ポッコリ出ていないでしょうか。
ポッコリお腹が出ているという人は、すでに内臓脂肪がたっぷりと
蓄積している状態です。
内臓脂肪が多くなると、脂肪を蓄える機能を持っている脂肪細胞が
パンパンに膨れてしまいます。

この異常に膨れた脂肪細胞から炎症物質が放出されてしまうため、
体中に炎症か起こってしまうのです。
さらに、肝臓が常に炎症を起こした脂肪肝になってしまうと、私たちの
健康を保つための、以下の機能が十分に果たせなくなってしまいます。

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